クリーン化着眼点、死角も良く見よう

 
  
クリーンルーム
 
 クリーンルームの中では、様々な発塵がありますが、あまり意識していない、或いは気が付かないものの中に『顕微鏡からの発塵』があります。今回は、クリーン化着眼点の中でも、死角になりやすい『顕微鏡からの発塵』について、解説します。
 
  
クリーンルーム
 
 写真のように顕微鏡には載物台があり、その上に製品や部品などを載せて観察します。その載物台はステージ下についているレバーで操作します。熟練者はこのレバーを素早く操作、観察します。
 
 このレバーに繋がったベルトがステージの裏にあります。素早く動かすのですが、その繰り返しは激しいのでベルトも劣化してきます。
 
 ただし、ステージの背面、つまり死角ですから普段気が付かないのです。劣化が進行しているものは、ベルトが削れ、周囲に付着したり、落下しているものもあります。懐中電灯で容易に観察できます。ベルトは黒やオレンジ色のものが多く、それらの削れた粉が落下します。
 
 顕微鏡のステージの下は、作業台との隙間が大きいので、そこに製品や部品を置くと、削れた粉が付着、或いは混入することになります。
 
 外観検査をしながら、品質を低下させているのかも知れません。このような死角はいろいろあると思いますので、意識して良く観察しましょう。
 
 ある会社では、「今日は死角を綺麗にしよう」などとテーマを決めて、意識して清掃に入るところもあります。死角であっても、工夫次第で不具合の顕在化が出来るのです。
 

この記事の著者

清水 英範

ゴミによる品質問題への対応(クリーン化活動)を中心に、安全、人財育成等も含め多面的、総合的なアドバイス。クリーンルームの有無に限らず現場中心に体質改善、強化のお手伝いをいたします。

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