生産財の製品企画におけるヒアリング結果の整理方法

 前回は、顧客データ収集方法とヒアリング方法について解説しました。今回はヒアリングからのまとめ方を解説します。

 顧客からのヒアリング結果を整理していきましたが、今回も前回同様に生産財を例にしています。

1. 生産財における顧客要望の特徴

 上記の項目を中心に整理を行います。

(1) 不満、要望が多い項目が優先項目

 顧客のインタビュー内容を困りごとや要望に変えて単語にします。

 例)

(2) 不満、要望項目の言葉から改善対策を整理

 顧客の困りごと、要望から対策、技術対策を挙げていきます。

 
 

(3) 対策案をKJ法で整理します。

 KJ法は文化人類学者の川喜田二郎氏が考案した発想法です。ブレーンストーミングなどで思いついたことやインタビュー調査で得られた発言、キーワードなどをカードに記すことから始...

め、類似のカードについてグループ分けとタイトルづけを行い、グループ間の論理的な関連性を見出し、発想や意見、情報の集約化・統合化を行います。特に前述の①~⑥の内容で仕分けると良いでしょう。

 次回は生産財における顧客要望の検証について解説します。

◆関連解説『事業戦略とは』

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