日本製品を世界に展開するときの注意点

 

◆ 日本の技術を世界にどう展開するか

 今回は、日本製品を世界に展開するときの注意点について解説します。世界と日本の顧客要求が同じであれば、全く問題ありませんが、世界に通用する顧客ニーズとなると簡単ではありません。まず、日本と世界での共通項目と非共通項目を整理しましょう。

(1) 日本および世界共通

(2) 非共通

 非共通の部分はローカルである現地スタッフの力が必要です。顧客の中に入り込むには、現地人の力なくして上手くいきません。現地の方が当たり前のようにしている行為に我々は理解できないのです。それは、海外で日本人が一番理解しづらい顧客要求は、宗教です。

 例を示しますと、イスラム教であった顧客要求として、祈りの前に必ず身を清める。祈りの前にシャワーを浴びる、お風呂に入る習慣があります。お祈りが習慣となっていない日本人には、少し戸惑いを感じますが、清めることが毎日あるのです。

 もう一点、風習の例を示しますと、漢民族であった顧客要求として、気が滞るお尻は塞がないようにする。子供向けパンツに穴が開いているのです。こちらも、日本人には理解しがたい要求ですが、病が気からとあります。

 これら2点については、現地の家庭に入って現場を観察したから、わかったこと...

です。

 実際、世界進出する現場に入り込んで価値創造は必要です。宗教に関する顧客要求は価値判断として大きいものです。譲れない要件が含まれるので、高い要求品質を求められます。おそらく、価格以上の要求になります。この点を踏まえた顧客要件追求は海外では避けられないでしょう。

 

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