商品企画七つ道具とは

 今回は、商品企画七つ道具の解説です。商品企画七つ道具はマーケティングツールではありません。
 
 マーケティング = 文系 = 一貫性がない
 
 ヒット商品企画となるとカリスマ企画者や企画書を思い浮かべます。成功事例や適合事例、適応業種などが問われます。年末なのでヒット商品ランキングが巷を圧巻してますが、このランキングに載るのは至難の業です。
 
 ランキングを観ると商品ではなく、サービスや社会現象が入っています。ものづくり企業の担当者からすると、営業職の行うことと思うかも知れません。マーケティング視点では高いハードルになりますが、企画の課題としては、ヒット商品にすることが問題になっていないことにも気がつきます。
 
 最大目標としてはヒット商品かも知れませんが、まずは目標達成するために売れること、買ってもらうことです。
 
 売れること = 顧客が欲しいもの、とすれば
 
 顧客満足の向上対策が現実的です。顧客の問題解決と課題達成となると、品質管理の標準化、プロセス思考の方がものづくりに関わる技術系の方はピンと来るはずです。商品企画七つ道具は、品質、特にQの創造に焦点を当てた思考法なので顧客価値創造企画対策の手法群が並びます。
 
1.仮説発掘法
2.アイデア発想法
3.インタビュー調査
4.アンケート調査
5.ポジショニング分析
6.コンジョイント分析
7.品質表
 
 手法群がマーケティングツールのため、マーケティング手法と誤解されることが多いのですが、それぞれの手法は、顧客対策に主眼を置いた対策手法を実践します。品質管理の問題解決はPDCA手法が活用され、売れるための施策というよりは顧客価値を創造して、企画をうまく進めることに主眼を置いています。
 
 
 
 品質管理の手法なので、PDCAに基づいた時間と人手が必要になります。そのため...
、即効性はありません。しかし、適切な改善、改良から価値創造につながるので顧客の問題解決、満足向上になるので効果はあります。
 
 難しい知識や生み出すための苦労はありますが。それもTQMの一つです。まずは、実践することが一番です。
  

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