「事業で活かす知財戦略〜知財戦略を強化する組織づくり〜」

企業における知財戦略の重要性を学ぶ!
事業における知的財産活用で活躍する人材育成!

セミナー講師

株式会社ダイセル 知的財産センター センター長補佐 (元センター長) 百瀬 隆 先生

ご略歴
1979年 東京工業大学理工学研究科化学工学専攻修士修了
1979年 クロリンエンジニアズ(株) (三井物産の技術系子会社) 入社
1985年 イリノイ州立大学大学院ピアタビジネスプログラム
(non-degree one-year MBA course)修了
1989年 工学博士授与(論文博士、東京工業大学)
1991年 株式会社ダイセル入社
1993年 米国(ワシントン)特許法律事務所に派遣(3年間)
1995年 米国弁理士試験合格 米国派遣終了
2009年 10月1日、知的財産センター長
2015年 10月1日、知的財産センター長補佐 現在に至る

ご専門および得意な分野・研究
(1) 知財マネジメント
  三位一体の知財活動、知財関連契約、訴訟・係争関係、産学連携関係、知財人材育成
(2) エンジニアのためのキャリア・デザイン

本テーマ関連学協会でのご活動
大学関係
大阪大学基礎工学部(技術経営学) 2013年〜現在 非常勤講師
大阪府立大学工学部(エンジニアのキャリア・デザイン)  2014年〜現在 非常勤講師
金沢工業大学K.I.T.虎ノ門大学院(知的財産戦略実務特論) 2015年〜2017年 客員教授
宮城大学事業構想学部(知的財産権) 2013年〜2016年 非常勤講師

協会活動
日本知的財産協会 2003年業種担当理事、2004年〜2006年研修企画委員長
2007年〜2009年常務理事、2008年〜2009年人材育成プロジェクトリーダー、
2010年監事、2009年〜2011年 総合企画委員

セミナー受講料

1名38,000円 + 税、(資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき28,000円 + 税
 ※消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

セミナー趣旨

 グローバル化の進展や第4次産業革命の進展に伴い、知財部門の役割は従来の情報処理型では対応が困難となり、事業部門や研究開発部門に知的財産の活用に係る情報発信を積極的に行う知識創造型部門に変革する必要が求められている。そして、企業において知的財産の活用を図る上で、事業部門・研究開発部門・知財部門の三位一体の活動体制を整えることが必須となっている。
 本講演においては、三位一体の知財活動を妨げるボトルネックを明らかにするとともに、知財活動チームを母体とする三位一体の知財活動の事例を紹介する。
 今後、オープン・イノベーションが進展する中、知財部門としてどのような役割を果たしていく必要があるかについて説明すると共に、演者の幅広い経験に基づいた知財人材の育成方法についても述べる。

受講対象・レベル

・企業(規模を問わず)で知的財産マネジメントに係る知財担当者
   (特に三位一体の知財活動の実現で悩んでおられる方)
・事業部門での事業企画担当者(知的財産を事業に活かす方法について模索されている方)
・研究開発部門での研究企画担当者(研究成果を事業に活かす方法について模索されている方)
・新規事業開発部門での企画担当者(新規事業を立ち上げる上で、
   知的財産をどのように蓄積するのかその方法を模索されている方)
・産学官の連携に携わる知財担当者(産学官連携において、
   技術成果である知的財産をどのように蓄積するのかその方法を模索されている方)

必要な予備知識

以下の文献を事前に読まれることにより、講演内容の理解が深まる。
1. 百瀬隆「経営に資する知財活動とそれを支える知財人材」
  知財管理, Vol.60, No.3, pp.483〜493 (2010)
2. 百瀬隆「知財活動チームを母体とした新たな三位一体の知財活動の提唱について」,
    知財管理, Vol.65, No.12, pp.1660〜1670 (2015)
3. 百瀬隆「三位一体の知財活動チームによる知識創造について」,
    知財管理, Vol.68, No.7, pp.870〜880 (2018)
4. 百瀬隆「ダイセルにおける三位一体の知財活動」,
    研究開発リーダー, Vol.15, No.1, pp.32〜36 (2018)

習得できる知識

1. 知的財産を事業で活かすための知財戦略の基本的な考え方が理解できる。
2. 三位一体の知財活動の重要性とその実現を阻害するボトルネックについて理解できる。
3. 知財活動チームによる三位一体の知財活動のコンセプト及び実際の
    活動について知ることができる(参加者が所属する企業において三位一体の知財活動を
    実現するためのヒントが得られる)。
4. オープン&クローズ戦略、オープン・イノベーションと知財マネジメントの関係が
    理解できる(特に部品メーカーの立場から)。
5. 事業において知的財産が活用されている状態を築き上げるために活躍する
    知財人材の育成方法について学ぶことができる(参加者自身の成長に結びつくヒントが得られる)。

セミナープログラム

  1. はじめに
    1. 知的財産を取巻く状況第4次産業革命に伴う知財マネジメントの必要性
    2. 弊社の紹介(講義をより理解する為に)
  2. 知財マネジメントの全体像
    1. 知財マネジメントの基本知的財産の「創出」「保護」「活用」「尊重」がポイント
    2. 知財マネジメントにおいて求められる新たな役割
  3. 事業で活かせる知財戦略の考え方
    1. 経営戦略と知財戦略の係り経営戦略、事業戦略、研究開発戦略、
             および知財戦略の関係について
    2. 知財戦略を考える上でのポイント
            ・事業戦略とタイアップした知財戦略
            ・事業領域が広い場合の注意点
            ・新事業創出時の注意点
  4. 三位一体の知財活動の現状と課題
    1. 三位一体の知財活動の必要性「研究開発部門」「知財部門」「事業部門」の
             連携の重要性
    2. 三位一体の知財活動の現状
    3. 三位一体の知財活動を推進する上での課題
  5. 三位一体の知財活動の実例(弊社の実例)
    1. 知財活動チームを母体とした三位一体の知財活動知財活動の基本コンセプト
    2. PDCAサイクルによる知財チームの知識創造とチームとしての学習
    3. 知財活動の実例化学系企業における実例として、
             特許出願/ノウハウ秘匿の選択と知財チームの関与
    4. 知財部門の各種人材育成手法
  6. 知財マネジメントについての今後の課題
    1. オープン&クローズ戦略の適用の可能性オープン&クローズ戦略を
             考える上での部品または製品のアーキテクチャのタイプ戦略立案を
         考慮すべきポイントの際アーキテクチャのポジショニング
    2. オープン・イノベーションへの対応力強化
            ・産業連携等のインバウンド型の場合
            ・自社の技術を外部で活用するアウトバウンド型の場合
    3. オープン・イノベーションを推進する人材の育成ノウハウ