車載カメラ、ディスプレイの技術・市場動向

ADAS機能を実現するカメラとは?
AMOLED/P-OLED車載ディスプレイ、
IoT本格化に向けた業界動向・適正解像度までを解説


【講師】


中條 博則 氏 共創企画 代表


受講料


お1人様受講の場合 41,000円[税別] / 1名
1口でお申込の場合 57,000円[税別] / 1口(3名まで受講可能)
受講申込ページで2~3名を同時に申し込んだ場合、自動的に1口申し込みと致します。


概要


講義項目


 ADASの普及率が高まり、自動運転車の市場投入が始まる中、それら機能を実現する上で
欠かせないのがカメラである。従来車載カメラは、その市場独自の進化をとげてきたが、
市場急拡大にともない、既存巨大市場スマホ用カメラ技術の転用が活性化している。
ここで、携帯電話からスマホ用に至る搭載カメラの経緯を見ると、それは5つの世代に分類できる。
この中、3番目の世代が他の製品に与えた影響が甚大である。
 スマホがCompact DSCに対し破壊的な影響を与えたことは衆目の一致するところであるが、
そのきっかけとなったのがこの世代の登場である。さらにこの世代で開発された
Image Sensorの高感度技術「BSI」は、車載用にも適した技術であったため早々に転用された。
 続く第4世代では、Computational photography技術による高画質・高機能の実現り、
一眼レフの存亡にも多大な影響を与え始めるとともに、Image Sensorの高感度技術である
「Binning」がわずか2年後に車載用に転用された。さらに、ディスプレイでも
スマホ用の変化が今後の車載用に与える影響は大きい。スマホの薄型化、省電力化、
視認性向上を求めAMOLEDの採用が第3世代カメラの後期に始まり、第4世代カメラの時期に
本格化した。
 そして、スマホでの大量実績により信頼性を高めた結果、高速表示速度、高視認性、
高コントラストなどのメリットから、車載用でもAMOLED採用が検討され始めている。
 そして第5世代カメラでは、Triple Camera、AI機能搭載で一眼レフを凌駕する
高画質、高性能を実現しその市場への影響力を高めると共に、UXを高めるP-OLEDの採用が始まり、
折り畳み式、曲面ディスプレイが新たなトレンドになりつつある。
 P-OLEDによる自由曲面へのディスプレイ配置はADASや自動運転での視認性向上、
安全性確保・精度向上で大きなメリットがあり、今後車載用でも採用が拡大すると見込まれる。
このように、車載用カメラ、ディスプレイに対するスマホ用の影響力は日に日に増している。
 本講演では、スマホ用カメラの5つの世代とは何か、そこで開発されたカメラ、
ディスプレイ技術などが車載用にどのように転用されているのか、
そしてその流れが今後IoT社会にどのように波及していくのかを解説する。


【プログラム】


1.カメラ機能が搭載される製品の市場動向
 1-1 カメラ機能が搭載される代表的製品と市場動向
 1-2 携帯電話~スマホ、搭載カメラの市場動向

2.携帯電話~スマホ、搭載カメラの5つの世代と他の製品への影響
 2-1. IoTにも生かせるスマホ成功の3つのKey Word
 2-2. Compact DSC破滅への序曲「第3世代カメラ」、BSIによる高感度で車載カメラにも恩恵
  2-2-1. 同時期、「スマホの薄型化」に最適なAMOLEDの採用静かに始まる、日・台メーカー見落とす
 2-3.Computing Photography技術採用Dual Camera、一眼レフ画質を目指す「第4世代カメラ」
  2-3-1. 車載にも転用、Image Sensor高感度技術「Binning」
  2-3-2.各社Flagship ModelにAMOLEDの本格採用始まる、日・台メーカー看過する
 2-4. Multi Camera/ AI機能/ Interaction Design、
    一眼レフを凌駕「第5世代カメラ」,車載用に最適RYBセンサ
  2-4-1. スマホカメラの画素数推移とImage Sensor Cell Sizeの動向
  2-4-2. ADAS,自動運転にも最適、Flexible Displayが実現可能なP-OLEDの採用始まるる

3.自動運転を加速する自動車、搭載カメラの技術・市場動向
 3-1. ADAS, Telematicsの動向、各種車載センサの動向
 3-2. 自動運転の分類、市場動向、中国の躍進
 3-3. 「限界費用ZERO」に向かう自然エネルギーの有効活用、新高速充電規格対応EV登場間近
 3-4. ADAS、自動運転用カメラと搭載箇所、市場動向
 3-5. WLO採用による車載カメラの小型化技術4. 車載カメラに要求される課題を
          解決するイメージセンサの様々な機能  4-1. Driver Monitorには必須 Global Shutter機能
 4-2. 車載用では必須機能、Real Time HDR、HDR機能との併用LEDフリッカ―抑制機能
 4-3. 車載用でDe facto化に向け邁進、0.005lx超高感度イメージセンサ
 4-4. SoCの能力向上に伴い高解像度を求め多画素化・Cell Size縮小始まる
 4-5. FIRカメラを本格化させる素材・製法・仕様の低価格化技術
 4-6. ADAS,自動運転の精度向上への貢献が期待される様々なNIR技術

5. Displayの動向、視聴距離はDisplay Sizeに依存、車載Displayは例外
 5-1. Displayの適正解像度は「視力」で決まる、ヒトは「FSI」イカは「BSI」
 5-2. 視聴距離による適正解像度、 Viewingカメラ画素数に影響する車載Displayの適正解像度とは
 5-3. Post AMOLEDとPost CMOS Image Sensorは類似技術

6. IoT本格化に向けた業界動向
 6-1. IoT実現のためのKey、Communication, Logistics, Energy 3つのInternet
 6-2. IoTの最有力UXに躍り出た「AI音声認識技術」、AIソフト面、ハード面での強化を図る世界の動き
 6-3. IoT本格化を実現する「Trillion Sensor」、WLOカメラが最適おわりに
         ~IoTとはカメラの普遍化が人工知能の進化を促し
         展開・拡大する現在版『Cambrian explosion』である        


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45,100円(税込)/人

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開催場所

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主催者

キーワード

光学技術   電気、電子製品   自動車技術

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