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廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向
全国49,5002024-05-20 -
マイクロプラスチックによる海洋汚染、EUのプラスチック戦略、
中国のプラスチックごみ輸入禁止…
プラスチックの規制強化が進む今、国内外の動向をわかりやすく解説し、
プラスチックの代替素材も紹介します。
講師
【第一部】 佐藤泉法律事務所 佐藤 泉 氏
<専門> 環境関連法
<その他所属>
経済産業省産業構造審議会臨時委員、東京都廃棄物部会委員、東京都公害審査会委員、
慶応義塾大学法科大学院講師、日本CSR普及協会 理事
【第二部】 Bioworks(株) 代表取締役 今井 行弘 氏
【第三部】 (株)環境経営総合研究所 代表取締役 松下 敬通 氏
<専門> 環境リサイクル論
受講料
■ R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
受講対象・レベル
・プラスチックに関する環境問題に興味がある方
・プラスチックの製品及び廃棄物の削減、リサイクル、リユースに関心のある方。
・海外の環境規制動向及び日本の環境政策の動向及び
これがビジネスに与える将来的影響に関心のある方。
・プラスチック・樹脂製品の製造・販売に関わる企業の経営者及び幹部社員、
プラスチック代替技術の開発者、環境の技術に従事する方
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
【第一部】
・環境政策の潮流及び今後の予測について理解できる。
・環境法とビジネスの関係について理解できる。
・ESG投資(年金基金等の機関投資家が環境・社会・ガバナンスを評価し、
これに基づき投資先を選定する)、
SDGs(国連が持続可能な社会を実現するために示している長期的目標)
について理解できる。
【第二部】
・プラスチックに関連する環境問題
・バイオプラスチック・ポリ乳酸について
・Plax(改質ポリ乳酸コンパウンド)について
・LIMEXについて
【第三部】
・現在使用中の使い捨てプラスチック製品原料を50%以上削減可能な成形原料の知見
・使い捨てプラスチック製品を巡る世界の動き、法制上の規制、
具体的な情報と対応策を入手できる
プログラム
第一部 プラスチック廃棄物の国内外の規制動向
欧州委員会は2018年5月28日、プラスチック廃棄物による海洋汚染対策として、プラス チック戦略を公表し、使い捨てプラスチック及び漁具に対する規制案を公表した。これを機に、世界中でプラスチック製造、使用、廃棄に関する規制強化の動きが加速している。プラスチックは軽くて成形しやすい特性を有し、容器包装だけではなく多種多様な製品に使用されている。しかし、そのリサイクル率は低く、焼却・埋立・不法投棄・海洋流出が問題となっている。特に、海洋における生態系影響は深刻であるとされている。環境省は、プラスチック資源循環戦略を策定中であり、地球規模の資源・っ廃棄物製薬と海洋プラスチック問題に貢献するとともに、経済成長・雇用創出などの成長戦略に結び付けることを提案している。このように、プラスチック資源循環戦略は、環境対策に留まらず、新しい技術とビジネスモデルの源泉となる。グローバル企業は、環境問題に対する先進的取り組みを行うことは、非財務情報として重要であることを強く認識している。これはESG投資及び倫理的消費の動きが加速していることと大きな関連性がある。
本講演においては、世界の潮流及び及び国内外の規制動向を解説するとともに、複数の企業がすでに表明している目標や具体的取り組みを紹介し、ビジネスとの関連性を示す。
1.EUの廃棄物関係指令の全体像と廃プラスチックとの関わり
1-1 EUはなぜ環境規制先進国なのか
1-2 EU指令の概要
1-3 EU国内法及び各国の廃棄物政策及び処理
2.日本の廃棄物・リサイクル法令と廃プラスチックとの関わり
2-1 日本の廃棄物処理法体系及び基本構造
2-2 廃棄物処理法における廃プラスチックの位置づけ
2-3 日本の廃棄物処理法違反事例・判例動向
2-4 容器包装リサイクル法の現状
2-5 ペットボトルのリサイクル
3.中国への輸出、処理の実態と生活由来プラスチック輸入制限
3-1 廃プラスチックの輸出状況
3-2 中国の廃棄物処理実態
3-3 輸入規制の状況
4.プラスチック規制の動き
4-1 EUプラスチック戦略
4-2 EUプラスチック製品新指令案
4-3 世界の動き
4-4 日本の動き
5.個別企業の対応
6.リサイクル施設・技術の現状及び今後の動向
6-1 環境省の動向
6-2 東京都の動向
6-3 今後の規制絵協
【質疑応答・名刺交換】
第二部 植物由来100%のプラスチックPlaxと石灰石からつくるLIMEX
近年、環境配慮への高まりにより、植物などの再生可能な資源から製造された バイオプラスチックへの関心が高まっています。海外では使い捨てのプラスチック製レジ袋・発泡スチロール容器・洗顔料などに含まれるマイクロビーズの使用は次々と禁止されており、使い捨てのプラスチック製カップやストローも今後規制していく方針を示している。 「ポリ乳酸」は環境に優しい樹脂として約20年前に世界中から注目を集めました。 しかし、成型性が悪く、耐熱性もなく、硬くて脆い実用性のなく日本ではほぼすべての企業がポリ乳酸事業から撤退しました。
Bioworks株式会社ではポリ乳酸をペースにその持つポテンシャルを最大に引き出す100%天然素材のPlax(改質ポリ乳酸コンパウンド)を開発。フィルム・シート・繊維・不織布・樹脂でも高機能化を実現、生活のあらゆるシーンで使われる製品の提供を可能にしました。石油資源を減らさない。カーボンニュートラルでCO2を増やさない。ゴミを出さない(微生物による生分解・土に還るリサイクル)未来の地球・子孫たちのために選ばれる商品をPlaxで可能にします。
1.バイオワークス株式会社
1-1 コンセプト
1-2 沿革
1-3 会社概要
2.Plax(プラックス)
2-1 Plaxとは
2-2 Plaxが世界から必要とされる理由
2-3 従来のバイオプラスチックとの違い
2-4 Plaxが日本で必要とされる理由
2-5 Plaxが貢献する環境問題
2-6 バイオワークスの技術 ①
2-7 バイオワークスの技術 ②
2-8 Plax製品について ①
2-9 Plax製品について ②
2-10 Plaxの製品優位性
3.LIMEX(ライメックス)
3-1 LIMEXについて
3-2 プラ代替LIMEXについて
3-3 生分解性LIMEXについて
【質疑応答・名刺交換】
第三部 使い捨てプラスチック原料を確実に半減できる
紙パウダー51%入りの新時代の成形材料MAPKA
もはや世界的な潮流となった「使い捨てプラスチック削減問題」は、実現が遅れている我が国でも避けて通れない問題になっています。欧米では生分解プラスチック等が具体策として伸びる中、プラスチックごみは焼却処理がベースの我が国では、コスト問題も含め生分解プラスチックに代替という方法論がマッチしません。第一歩としては使い捨てプラスチック原料の使用量削減が現状にふさわしい対策であり、MAPKAはそれに確実に対応できる製品です。
1.使い捨てプラスチックへの国際動向(欧・米・中)
1-1 国際動向を踏まえた我が国の監督官庁の動向
(1)環境省
(2)経産省
(3)農水省
1-2 ESG投資の動きとそれに先行した企業事例
1-3 ゴーイングコンサーンとして生き残るための企業経営戦略
(1)プライスリーダーシップ
(2)サプライチェーンの見直し
(3)社員教育
2.紙パウダー51%入り成形材料MAPKAについて
2-1 MAPKA開発の歴史
(1)紙パウダー連続生産技術
(2)合成樹脂との混錬技術
(3)上記(1)及び(2)により得られた製品
2-2 MAPKAの使用実例と顧客からの反応
(1)アメリカマーケット
(2)中国マーケット
(3)日本マーケット
3.使い捨てプラスチックマーケットの今後
(1)大きく変わるマーケットシェア
(2)国際的評価
(3)この展開を乗り越えるための製品戦略
【質疑応答・名刺交換】
【スケジュール】
10:30~12:00 第一部(講義+Q&A)
12:00~12:45 昼食
12:45~14:15 第二部(講義+Q&A)
14:30~16:00 第三部(講義+Q&A)
キーワード
マイクロプラスチック,EU,中国,規制,バイオプラスチック,生分解性プラスチック,使い捨て
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