医療機器サイバーセキュリティ実践ロードマップ―規制要求の理解からPSIRT・脅威モデリング・市販後対応まで―
●個人ワークを通じて、自社製品に即した脅威分析の実践力を養うことを目指します。
●事前・事後テストにより理解度を可視化し、規制対応と実装を結び付けた「使えるサイバーセキュリティ対応」を身に着けることができます。
セミナー趣旨
本講座では、日本の医療機器サイバーセキュリティ規制要件(基本要件基準第12条第3項)を起点に、PSIRT体制構築、脅威モデリング、SBOM作成と構成管理、CVSSによる脆弱性評価、IEC 81001-5-1の実務的活用までを体系的に解説します。
理論解説に加え、システム構成図・信頼境界を描く個人ワークを通じて、自社製品に即した脅威分析の実践力を養成。事前・事後テストにより理解度を可視化し、規制対応と実装を結び付けた「使えるサイバーセキュリティ対応」を身につけます。
必要な予備知識
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
医療機器基本要件基準 第12条第3項
JIS T 81001-5-1:2023(IEC 81001-5-1)
ISO 14971:2019
FDA 医療機器サイバーセキュリティガイダンス
習得できる知識
・ 日本の医療機器サイバーセキュリティ規制要件を正しく理解し、自社対応に落とし込む判断力
・ PSIRT体制の最小構成と、段階的な成熟化ロードマップの描き方
・ システム構成図・信頼境界を用いた脅威モデリングの実践スキル
・ SBOM、構成管理、CVSS評価を連携させた市販後セキュリティ対応力
・ IEC 81001-5-1 を既存開発・QMSプロセスへ統合する実務視点
セミナープログラム
●規制背景と医療機器サイバーセキュリティの位置づけ
1) 日本の規制要件と国際動向
2) 基本要件基準第12条第3項の実務的解釈
●製造販売業者に求められるサイバーセキュリティ体制
1) PSIRT と CSIRT の違い
2) 市販後安全管理との関係
●PSIRT 体制構築の実践ポイント
1) 最小構成で始める PSIRT
2) 90日アクションプランと成熟度モデル
●脅威モデリングの考え方
1) 脅威モデリングの目的と全体像
2) 信頼境界の重要性
●【個人ワーク】システム構成図・信頼境界の作成
1) 自社(想定)製品の構成図作成
2) 想定脅威の洗い出し
●SBOM と構成管理・変更管理
1) SBOM が規制要求となった背景
2) 構成管理・市販後対応との連携
●CVSS による脆弱性評価の実務
1) CVSS の考え方と医療機器への適用
2) リスク優先度付けと対応判断
●IEC 81001-5-1 の実務的読み解き
1) 規格全体構造と IEC 62304 との関係
2) 開発・市販後プロセスへの統合ポイント
●理解度テスト&結果フィードバック
1) 事前・事後テスト比較
2) 質疑・個別課題整理
●まとめと次の一歩
1) 自社で着手すべき優先事項
2) 参考資料・追加学習リソース紹介
■講演中のキーワード
“PSIRT(Product Security Incident Response Team)”、“脅威モデリング”
“システム構成図・信頼境界”、“SBOM(Software Bill of Materials)”
“CVSS 脆弱性評価”、“市販後サイバーセキュリティ対応”
セミナー講師
Medical Software Consulting 代表コンサルタント 酒井 由夫 氏
■ご経歴
• 1986–2006 医療機器メーカーにて除細動器・生体情報モニタ等の組込みソフトウェア開発を担当。
FDA Warning Letter 対応を契機に国際規制・ガイダンスを実務に落とし込む体制を構築。
• 2006–2020 同社 技術支援部門でソフトウェア品質・サイバーセキュリティ・IEC 62304 社内標準策定と教育を主導。
国内外規制(日本/米国/EU/中国)適合支援を行う。
• 2020-2024 医療機器保守 DX プラットフォーム開発をプロジェクトマネジメント。
• 2025年6月独立し Medical Software Consulting を設立。
医療機器ソフトウェア規制対応コンサルティング、社内標準構築支援、教育サービスを提供。
■ご専門および得意な分野・ご研究
• IEC 62304 に準拠したソフトウェアライフサイクルプロセス設計・運用
• 医療機器ソフトウェアのリスクマネジメント(ISO 14971 連携)と サイバーセキュリティ対策
• FDA・MDR を含む国際規制適合および Warning Letter/査察対応
• ソフトウェア品質保証、トレーサビリティマトリクス、変更管理(PCCP)
• 組込みソフトウェアアーキテクチャ設計と再利用手法、技術者教育
■本テーマ関連学協会でのご活動
• JIETA 医療用ソフトウェア専門委員会 幹事(2013–2024):国際規格検討・セミナー講師を担当。
• GHS ヘルスソフトウェア推進協議会 技術教育委員長(2014–2024):リスクマネジメントセミナーを年間開催(通算9年)。
• 医機連 QMS エキスパートセミナー「ソフトウェアのリスクマネジメント」講師(2014)。
• CEATEC 2015「各国ヘルスソフトウェア規制状況と日本の対応」講演。
• 「IEC 62304 実践ガイドブック」(じほう、2016)開発ワーキンググループをリードし出版。
セミナー受講料
1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
主催者
開催場所
東京都
受講について
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)