【中止】脈波、心拍の非侵襲計測技術とノイズ、振動対策

負荷のかからない生体情報計測を実現するには
顔画像、顔映像、圧電センサ、ドップラーセンサによる測定事例

セミナープログラム

<10:00〜11:30>
1.顔映像からの心拍推定とその応用
日本電気(株) 梅松 旭美 氏

日本電気(株) 辻川 剛範 氏
【講演概要】

 顔映像から心拍推定技術について、技術の原理、難しさ、動きに頑健な心拍推定方法、実験とその結果について紹介します。
また、応用例の一つとして顔映像から抽出したPPG信号を用いて睡眠/覚醒を判別する技術について紹介します。 顔映像などを用いた非接触で人を計測する技術は、日々の健康管理などへの応用が期待できる技術です。
 将来は、このような技術を活用し、今まで測定が難しかった日常生活中の人の状態推定から、自身の健康や感情、行動をより良い方向へ導くきっかけを与えるシステムの開発を目指しています。

【プログラム】
1.顔映像からの心拍推定
 1.1 顔映像を用いた心拍推定の活用場面
 1.2 顔映像を用いた心拍推定の原理
 1.3 非接触での心拍推定の難しさ
 1.4 動きに頑健な顔映像を用いた心拍推定法
 1.5 顔映像を用いた心拍推定の実験
 1.6 まとめ

2.顔映像から抽出したPPG信号を用いた睡眠/覚醒判別
 2.1 覚醒度低下の定量化
 2.2 顔映像からの睡眠/覚醒判別における課題
 2.3 動的フィルタによるノイズ除去
 2.4 睡眠/覚醒判別の実験
 2.5 まとめ

【質疑応答・名刺交換】

 

<12:10〜13:40>
2.超高感度スマート圧電振動センサAYA-Pとその医療応用
(株)アドテックス 石黒 隆 氏
 
【講演概要】
 AYA-Pとは、センサ用に設計開発された圧電素子をキーに回路技術とソフトウエア技術を駆使して開発された高性能かつ超低消費電力な速度検出型の小型圧電振動センサであり、 生体が発生する0.01-100Hzの低周波極超微小振動を高感度・高精度に検出することができます。
 こちらを用いたシステムで弛緩モニタリング、脈波伝播速度、心拍出量変化、血管内皮機能評価、無呼吸症候群検査、心弾図モニタリングなど、
幅広い医療及びヘルスケアの分野への応用検討がスタートしております。
 本講演では、技術面だけではなく、臨床医や李承検査技師・臨床工学士等の医療現場の先生方との共同研究・開発の状況についてお話します。
AYA-Pを使った血管年齢測定等のデモもお見せする予定です。
 医学系の学会での医者を連名にした発表も数件行っており、医工連携の進め方についても参考にしていただけるのではないかと思います。

【プログラム】
1.AYA-Pの振動検出メカニズムと性能

2.AYA-Pシステムの構成と特長

3.医療応用(さまざまな大学病院等との共同研究進捗)

【質疑応答・名刺交換】


<13:50〜15:20>
3.カメラからの脈波情報抽出、血圧推定と計測時の雑音低減
シャープ(株) 足立 佳久 氏
【講演概要】

 カメラから取得される動画像を用いて、非接触で脈波情報を抽出する技術、抽出された脈波から血圧を推定する技術について紹介する。
計測時に雑音となる周囲環境光への対応、被験者の体動による計測結果への影響の評価結果について説明する。
【プログラム】
1.脈波抽出技術
 1.1光電容積脈波とは
 1.2 カメラによる脈波抽出

2.顔の脈波による血圧推定技術
 2.1 顔の検出、追従技術  
 2.2 脈波から血圧を推定する技術
 2.3 体動の影響の評価 

3.まとめ  

【質疑応答・名刺交換】


<15:30〜17:00>
4.マイクロ波ドップラーセンサによる生体信号モニタリング技術
神戸大学 和泉 慎太郎 氏
【講座概要】

 高齢化の進行により、今後心血管疾患の増加が予想されています。生体信号の計測によって心血管疾患を早期に発見することができれば、
事故の防止や健康寿命の延伸につなげていくことができます。従来の計測技術では人体表面にセンサを直接接触させる必要がありましたが、
 本講演ではマイクロ波ドップラーセンサに着目し、実際の計測例を交えて非接触心拍計測技術を解説します。
【プログラム】
1.生体信号計測の基礎
 1.1 さまざまな生体信号とその計測方法
 1.2 生体信号の応用

2.心拍変動とその応用
 2.1 心臓の拍動
 2.2 心拍変動
 2.3 心拍変動の応用

3.心拍の計測技術
 3.1 従来の計測技術(心電図、光電容積脈波)
 3.2 圧力・加速度センサを用いた脈波の計測
 3.3 容量結合型心電計による心電図の非接触計測
 3.4 動画像を用いた心拍の非接触計測
 3.5 マイクロ波ドップラーセンサを用いた心拍の非接触計測

4.ノイズ対策技術
 4.1 信号対雑音比の低い生体信号からの心拍抽出
 4.2 サンプリング誤差の補正
 4.3 時間周波数解析

5.まとめと将来展望 
【質疑応答・名刺交換】

セミナー講師

1.日本電気(株) バイオメトリクス研究所 主任 梅松 旭美 氏
      日本電気(株) バイオメトリクス研究所 主任研究員 辻川 剛範 氏
2.(株)アドテックス 技術部 ME設計Gr. 技士長 工学博士 石黒 隆 氏
3.シャープ(株) 研究開発事業本部 生活環境ソリューション研究所 第二研究室 課長 博士(工学)足立 佳久 氏
4.神戸大学 大学院 システム情報学研究科 准教授 博士(工学) 和泉 慎太郎 氏

セミナー受講料

1名につき60,000円(消費税抜き・昼食・資料付き) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

人体計測・センシング   計測工学   医療機器・医療材料技術

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