導電性カーボンブラックの特性、選定、分散、配合技術
リチウムイオン電池、樹脂コンパウンド用途の特性向上のために
カーボンブラックの特性、物性評価法 用途例について
代表的な導電性カーボンブラックであるアセチレンブラックを主体に解説
用途特性を向上するために必要な
導電性メカニズムの理解、カーボンブラックの選定、配合・混練・混合プロセス等の分散技術
適切な使用で添加し材料の品質を最大限引き出すために
カーボンブラックの使用・活用テクニック、他微粉炭素の分散の考え方、実践方法
キーワード:カーボンブラック、 カーボンナノチューブ、リチウムイオン電池、樹脂コンパウンド
開催日時
【Live配信受講】2025年12月23日(火) 13:00~16:30
【アーカイブ配信】2026年1月15日(木) まで受付(視聴期間:1/15~1/28)
セミナー趣旨
本講座では代表的な導電性カーボンブラックであるアセチレンブラックの適切な使用で添加された材料の品質を最大限引き出すヒントを見つけられるような講演にしたいと思います。
受講対象・レベル
主に
・製品開発に携わる技術者、研究担当者
・研究所所長、マネジャー
・事業企画部門などに在籍する技術出身担当者
習得できる知識
・アセチレンブラックを始めとするカーボンブラックの特性・特徴
・アセチレンブラックの使用・活用テクニック
・カーボンブラックなどの微粉炭素の分散の考え方、実践方法
・リチウムイオン電池用導電材としての活用法と高性能化
セミナープログラム
・各種導電フィラーの位置づけ、炭素の多様性
2.カーボンブラックの特性と用途
2-1.代表的な導電性カーボンブラック
・アセチレンブラック
・ケッチェンブラック
・ファーネスブラック
2-2.製法と基本性状の関係について
・カーボンブラックの製法
・カーボンブラックの合成プロセス
・3大基本特性(一次粒径、比表面積、OAN、揮発分)
・結晶性、凝集形態、不純物、その他
2-3.基本性状の評価方法
・分析的手法
・物性評価による方法
2-4.導電性カーボンブラックの特性と用途
・CVケーブル、導電性シリコーン、ICトレー・シート、タイヤブラダー
・その他
2-5.電池用途におけるカーボン系導電材の役割及びアセチレンブラックの適用
・リチウムイオン電池、鉛蓄電池、電気二重層キャパシター、燃料電池
・その他
3.カーボンブラックの導電性メカニズム
3-1.導電性メカニズム
3-2.導電性、分散性に影響を及ぼす因子
4.カーボンブラックの最適活用・配合術
4-1.アセチレンブラックの代表的品種、特殊なアセチレンブラック
・粉状品、プレス品、粒状品
・高比表面積品、低比表面積品
・改質品(高結晶化、官能基付与など)
4-2.アセチレンブラックのリチウムイオン電池の導電材の用途別活用例
・リチウムイオン電池の技術トレンド
・正極における導電材としての活用事例
・負極における導電材としての活用事例
5.リチウムイオン電池の電極プロセスを事例にしたアセチレンブラックの分散技術
5-1.用途における分散の定義及び工程分散について
5-2.小粒径アセチレンブラックの活用術
・混練工程における工夫
・分散液化技術、易分散化技術
5-3.分散の新しい評価技術
・電極スラリーにおける電気化学的分散評価の取り組み
6.アセチレンブラックとカーボンナノチューブ(MWCNT)との併用事例
6-1.リチウムイオン電池用途
・カーボンナノチューブ(MWCNT)について
・アセチレンブラックとカーボンナノチューブの併用・複合化事例
6-2.コンパウンド用途における併用事例
7.次世代アセチレンブラックへの課題と対応
7-1.リチウムイオン電池用途の導電材としての課題
・急速充電特性の改善
・厚膜化への適用
7-2.電気化学分野におけるアセチレンブラックの展望
7-3.まとめ
□質疑応答□
セミナー講師
<ご略歴>
2009年 産業技術総合研究所 つくば中央(契約社員)
2012年 デンカ株式会社 デンカイノベーションセンター 新規材料研究部 研究員
2017年 デンカ株式会社 千葉工場 電池・導電材料開発室 研究員
2019年 デンカ株式会社 千葉工場 電池・導電材料開発部 先任研究員
2022年 デンカ株式会社 千葉工場 電池・導電材料開発部 グループリーダ
<ご専門>
電気化学、無機合成化学
<研究内容・キーワード>
電池用導電助剤、電池特性評価、混練・分散技術、無機材料合成
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