泡の発生メカニズムとその予防および消泡・脱泡技術【WEB受講(Zoomセミナー)】ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

表面エネルギー・ラプラス圧といった気泡発生の熱力学から、起泡メカニズム・浮上・排水・浸透圧などの泡沫の基礎的性質を深く理解できます。さらに、最新の評価方法や、消泡材を使わない新しい脱泡促進方法まで網羅します。数式を最小限に抑え、本質的な部分を丁寧に解説する特別セミナー!!

 

【WEB受講(Zoomセミナー)】ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可) 

 

 
 

 

 

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    セミナー趣旨

    •  泡には、一つの気泡を意味する場合と液体中に気体がぎゅうぎゅうに詰まっている状態である泡沫を意味する場合があります。気泡の場合は、高粘性液体に入ることで取り除くのが難しい問題が多くあり、泡沫は表面に溜まってしまった状態から壊れずに困ることが起きます。どちらも工業的に起こりやすい問題であり、また、化学薬品の吹きこぼれ、噴火といった災害に関わることもあり、その問題を解決することは効率化や高品質を保つためには重要です。気泡や泡沫には界面活性剤や添加物の種類、粘性、気泡の大きさ、液体量など様々な因子が関わっているため、本来持つ基礎的な性質を深く理解する必要があります。

     今回、気泡の熱力学的安定性や動力学から紹介し、次に、泡沫の性質について説明していきます。起泡について説明し、起泡された泡沫の最新の評価方法、その後、消泡材を使わない最新の消泡方法について紹介します。


    受講者の声

    • 非常に勉強になり、今後の研究の参考になりました。日常にある事象を例として説明頂いたり、絵や動画で現象を解説頂いたり、わかりやすかったです。ただ、1度だけでは理解しきることが難しかったので、後日復習しようと思います。
    • 物理に疎い事もあり理解できなかった箇所もあったが概ね理解できた。今後の製品開発等に活かしていきたいと思います。
    • 泡の発生や消滅のメカニズムについて全く知識のない状態でしたが、非常にわかりやすい形でご講演頂くことができ、理解が深まりました。ありがとうございました。
    • 泡の基礎的な性質に関して理解が深まったと思う。釜スケールで消泡するには、物理的アプローチだけでは困難だと感じた。
    • 先生の説明が軽快で分かりやすかったです。聞きたかった内容も網羅されていてよかった。

    受講対象・レベル

    泡沫に興味がある方ならどなたでも受講可能です。
    数式による説明は最小限にとどめ、本質的な部分を丁寧に説明します。

    必要な予備知識

    運動方程式などの高校物理基礎レベルがあると望ましい。

     
     

     

     

    習得できる知識

    1)気泡の運動
    2)泡沫の理解
    3)泡沫の界面活性剤によらない性質
    4)泡沫の評価方法 など

    セミナープログラム

     1.本セミナーの前置き

    ・物理学的性質と化学的性質

    2.表面エネルギー

    ・表面エネルギー,
     表面張力とは?
    ・ラプラス圧
    ・濡れ係数
    ・濡れ角

    3. 気泡

    ・気泡の熱力学
    ・気泡の浮上
    ・壁についた気泡
    ・液体の不安定性
    ・真空脱泡
    ・気泡を減らす方法とは?

    4.泡沫

    ・シャボン玉と泡沫の違い
    ・泡沫の起泡メカニズム
    ・泡沫の弾性
    ・泡沫の浸透圧と排水
    ・泡沫を壁に留まらせる

    5.液体量による泡沫の分類

    ・液体分率
    ・最近の研究による分類
    ・脱泡材を使わない消泡促進方法

    6.レオロジー(時間があれば)

    ・液体の塗り広げ理論
    ・泡沫を塗り広げる

    7.まとめ

    まとめ

    8.質疑・応答

    事前質問の回答Q&A
     
     
     

     

     

    セミナー講師

    東京都立大学 大学院理学研究科 物理学専攻 教授 栗田 玲 先生
     

    博士(工学)

    2007 東京大学大学院工学系研究科物理学専攻 博士後期課程修了
    2007-2009 海外特別研究員(海外学振) エモリー大学
    2009-2013 東京大学生産技術研究所 特任助教
    2013-2020 首都大学東京理工学研究科(現:東京都立大学理学研究科)物理学専攻 准教授
    2020- 東京都立大学・大学院理学研究科物理学専攻 教授

    所属学会

    日本物理学会,日本機械学会
    役職

    日本物理学会 領域12(ソフトマター,化学物理,生物物理) 領域代表 (2024.4~2025.3)
       日本物理学会 領域12(ソフトマター,化学物理,生物物理) 副領域代表 (2023.4~2024.3)

    著書

    CMC出版「食品分散系の制御技術と応用」第5章担当

    メディア等での解説も多数行っている。
    日テレ「ニノさん」(2025年8月22日,10月24日,11月7日)
    日本テレビ「ヒルナンデス!」(2023年10月27日)
    NHK「チコちゃんに叱られる!」(2023年9月15日)
    esse-sense「砂はどのように落下しているのか?を解明!〜粉体の流体近似とその応用に期待〜」(2022年9月5日)
    MBS系列「ワクワク自由研究 ラボ活!」(2022年8月11日)
    MBS「明日ワクワク未来予報」(2022年6月19日)
    朝日新聞「おしゃべりにマスク必要なわけ マイクロ飛沫の生まれ方」(2021年5月5日)

    セミナー受講料

    (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円

    テキスト:PDF資料(受講料に含む)

     


     

    受講料

    49,500円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:00

    受講料

    49,500円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    化学反応・プロセス   応用物理一般   高分子・樹脂加工/成形

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