
セミナー趣旨
近年、ChatGPTをはじめとする生成AIは、文章作成・プログラミング支援・データ分析など、企業活動のあらゆる領域で活用が進んでいます。一方で、社内導入にあたっては「情報漏えいのリスク」「著作権・倫理問題」「利用ルールの未整備」「社員教育不足」など、多くの課題が浮き彫りになっています。
本セミナーでは、生成AIを安全かつ効果的に社内で活用するための導入プロセスと環境整備のポイントを体系的に解説します。具体的には、①導入前に検討すべきリスク評価、②データガバナンス・情報管理の仕組み、③社内ルール・利用ポリシーの策定手順、④社員への教育と運用体制の確立などを、実例とともに分かりやすく紹介します。
受講対象・レベル
情報システム部門、IT部門の担当者の方、社内規定・利用ルールの整備を担当している人事・総務部門の方など
セミナープログラム
1.生成AIの現状と企業活用の動向
① 生成AI技術の基礎と最近の発展
② 企業における導入事例と活用効果
③ 導入によるリスクと課題の整理
2.導入前に検討すべきリスクと法的留意点
① 機密情報・個人情報の取扱いリスク
② 著作権・商用利用・倫理面での注意事項
③ 外部サービス利用時の契約・利用規約の確認ポイント
3.社内環境整備の進め方
① 社内データの整備とアクセス権管理
② AI利用ポリシー・ガイドラインの策定方法
③ 利用ログ管理・問い合わせ対応などの運用体制構築
4.人材育成と社内文化の醸成
① 生成AIリテラシー教育の進め方
② 部署ごとの導入支援と利用促進の仕組み
③ 現場と経営層の連携による持続的運用
5.導入プロジェクトの実践と成功事例
① PoC(概念実証)から全社展開までのステップ
② トライアル運用での課題と改善策
③ 成功企業に共通する導入・定着のポイント
6.まとめ・質疑応答
―生成AIを「個人利用」から「組織的価値創出」へ―
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
中部大学 教授
山下隆義 氏
2002年 奈良先端科学技術大学院大学博士前期課程修了,2002年 オムロン株式会社入社,2011年 中部大学大学院博士後期課程修了(社会人ドクター),2014年 中部大学講師,2017年 同大学准教授, 2021年同大学教授. 人の理解に向けた動画像処理,パターン認識・機械学習の研究に従事。
画像センシングシンポジウム高木賞(2009年),電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ論文賞(2013年),電子情報通信学会PRMU研究会研究奨励賞(2013年),画像の認識・理解シンポジウム(MIRU) 長尾賞(2019年, 2020年),画像の認識・理解シンポジウム(MIRU) フロンティア賞(2019年) 電子情報通信学会論文賞(2020年)受賞.日本ディープラーニング協会理事。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
受講料
41,800円(税込)/人
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