
【オンライン/会場】古典の叡智を「鷲掴み」して経営とコンプライアンスに活かす
~古典から受け取れる価値を大まかに「鷲掴み」し、経営とコンプライアンスにどう活かすかにつき熱く論じます!~
セミナー趣旨
昨年から新紙幣の顔となった渋沢栄一は、『論語と算盤』を著して企業経営に道徳的価値を導入しました。
実際、昨今の企業不祥事でも、経営者・担当者が非道徳的な振る舞いをしていれば、いかなるガバナンスもシステム・仕組みも機能しません。コンプライアンスが発達した令和になっても不祥事が後を絶たないのは、道徳・倫理がおろそかになっているからです。
そこで、東西の古典に通暁する講師が、コンプライアンスやインテグリティとの比較を踏まえ、経営とコンプライアンスに活かす古典的価値を大胆に「鷲掴み」し、古典の入門編として熱く論じます。
受講対象・レベル
コンプライアンス部門、法務部門、監査部門、経営管理部門、総務部門など関連部門のご担当者様
セミナープログラム
1 不祥事対策に足りないもの 近年の不祥事を徹底分析すると見えてくるものは?
(1)組織不正はいつも「正しい」? ー 歪んだ正しさと消極的組織風土
(2)「正しさ」は歪み、暴走し、色褪せ ー 具体例、「正」の語源から
(3)正しさのみならず「美しさ」 ー 二層構造・コンプラの限界
(4)道徳と美との関係 ー 西洋・東洋の哲学・倫理学
2 古典から学ぶ価値 難しい古典を「鷲掴み」して、何を受け取るか?
(1)長期的な時間軸 ー 横(ラクとトク)と縦(やせ我慢)
(2)積極的な道徳 ー「行為の美しさ」と「結果の正しさ」
(3)美しさの淵源 ー 美と義と善との共通点は?
(4)渋沢栄一の『論語と算盤』 ー「博施済衆」とは?
3 古典から学ぶ経営 「先義後利」の経営とは?
(1)「義利の辯」 ー「利」の反対が「義」
(2)長期的な経営 ー 迷ったら「辛い」道を行く
(3)社会貢献 ー DEI、SDGs、贈与経済
(4)経営の王道の系譜 ー 渋沢、松下、稲盛の次は?
4 古典から学ぶ倫理・コンプライアンス コンプライアンス・インテグリティと道徳・倫理の関係
(1)誠実さ ー「誠実」とは? 自責5訓、過ち5訓、1%の自責
(2)リーダーシップ ー 君子は危うきに近寄る
(3)勇気 ー 勇気を出す方法、スピークアップチャート
(4)感性の磨き方 ー「非日常」の仕組み化
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。
セミナー講師
中山国際法律事務所 代表弁護士
経営倫理士 論語指導士 インテグリティ・エバンジェリスト 認定コーチ
中山達樹 氏
1998年東京大学法学部卒業。2010年シンガポール国立大学ロースクール修了。2010~2011年シンガポールの法律事務所勤務。2016年不正検査士、2022年経営倫理士、2025年論語指導士。
『インテグリティ コンプライアンスを超える組織論』『インテグリティが浸透するコンプライアンス・カルチャーの創り方』(いずれも中央経済社)、『ワシづかみ論語』(アートヴィレッジ社、近刊)をはじめ、著書論文・講演実績多数
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
【オンライン受講の方】
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
【会場受講の方】
お申込完了後、自動返信メールにて受講票をお送りいたします。
受講料
41,800円(税込)/人