
★より早く硬化させるには?
★「影」や「暗部」で硬化させるには?
★「黄変」への対策とは?
★硬化過程や密着性の観測法とは?
★照射設備,人体安全性,自動車などへの用途展開とは?
【Live配信】2025年11月14日(金) 10:30~16:30
【アーカイブ(録画)配信】2025年11月26日まで受付(視聴期間:11月26日~12月6日まで)
セミナー趣旨
本講演では,UV硬化樹脂の基礎とトラブル対策について解説する。ラジカル重合では酸素による硬化阻害が,カチオン重合では水分による硬化阻害が良く知られているが,影響の大きさについて定量的にまとめられた文献は少ない。
そこで,本講演では,これらの影響を数値を用いて影響の大きさを可視化する。また,密着性に関するトラブルでは,代表的なプラスチック基材や,アルミニウムを被着体の例として挙げ,密着性に影響を及ぼす要因を紹介する。また,代表的な硬化物性手法についても解説する。
セミナープログラム
1.イントロダクション
1.1 代表的なモノマー・オリゴマー
1.2 光源と光開始剤
2.硬化物性に対するUV照射条件の影響
2.1 コーティングと接着剤のUV硬化挙動の違い
2.2 硬化条件とコーティング物性
2.3 硬化条件や環境試験と塗膜の耐黄変性の関係
3.硬化不良対策
3.1 表面硬化性に影響する要因と対策
−化学構造と表面硬化性
−UV強度と表面物性
−膜厚と硬化性
3.2 内部硬化性に影響する要因と対策
4.接着・密着について
4.1 収縮と内部応力
4.2 モデル配合系の機材密着性
4.3 密着性改善の一般的な手法
4.4 アルミニウムの表面状態
5.硬化度の評価方法
5.1 代表的な評価手法の例
【質疑応答】
セミナー講師
(株)UACJ R&Dセンター 熱製品開発部 主査 佐内 康之 氏
【略歴】
1995年4月 東亞合成(株)入社 20年以上UV・EB硬化材料の研究等に従事
2025年1月より現職,現在は界面状態と高分子材料の密着性などを研究
【受賞歴】
高分子学会30年会員表彰
セミナー受講料
1名につき55 ,000円(消費税込,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
受講について
セミナーの接続確認・受講手順はこちらをご確認下さい。
受講料
55,000円(税込)/人
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
静電粉体塗装とは?常識を覆す塗装技術!静電粉体塗装の可能性
【目次】 今日の製造業において、製品の表面処理は品質と機能性を左右する重要な工程です。その中でも、環境負荷の低減と高性能化を両立する... -
DEHPとは?危険性や健康への影響、身近な製品例と安全な代替品まで解説
【目次】 DEHP(フタル酸ジエチルヘキシル)、この耳慣れない化学物質が、私たちの日常生活に深く根ざしていることをご... -
RO膜(逆浸透膜)とは?RO膜による水処理の仕組み、メリット・デメリットをわかりやすく解説
【目次】 水は私たちの生活に欠かせない資源であり、その水質は健康や環境に大きな影響を与えます。近年、世界中で水資源の不足... -