
ゴム・プラスチック材料は何故、破損・破壊へと至るのか?
破面観察より得られる情報から破損・破壊へと至った原因を特定し対策するために
受講可能な形式:【会場受講】のみ
日時
2025年10月27日(月) 10:30~16:30
セミナー趣旨
受講対象・レベル
≪ご注意≫
講師所属団体と競合団体に所属している方のご参加はお断りさせて頂く場合がございます。予めご了承ください。
習得できる知識
・ゴム・プラスチック材料の破壊現象の基礎
・ゴム・プラスチック材料破壊の正確な解析法
・各種ポリマーの特長と欠点
セミナープログラム
1.1 強度に係わる因子:劣化、形状、材料、異物、ボイド
1.2 破壊力学における応力集中
1.3 各種破壊現象概論
1.3.1 脆性破壊とその特徴
1.3.2 延性破壊とその特徴
1.3.3 クリープ破壊とその特徴
1.3.4 疲労破壊とその特徴
1.3.5 環境応力亀裂、溶剤亀裂とその特徴
1.3.6 オゾンクラックとその特徴
1.3.7 接着の破壊
2.破壊・破損の解析法
2.1 解析アプローチ
2.2 外観観察 形状、ウェルドラインなど
2.3 破面解析法と得られる情報
2.4 化学分析における前処理法
2.5 劣化分析法:FT-IR、DSCによる酸化開始温度、GPC、TG、ESR、NMR、XPS、EPMA
2.6 材料分析法:元素分析、分離分析、化学構造解析、形態観察、組成分析(熱分析)
2.7 不均一性の分析
2.7.1 残留ひずみ
2.7.2 分散
3.各種ポリマーの弱点
4.破壊・破損解析及び対策事例
4.1 加硫ゴムの破壊・破損
4.1.1 加硫ゴムのオゾン劣化
4.1.2 NBRの加硫不足による裂け
4.1.3 加硫ゴムのボイドによる破壊
4.2 プラスチックの破壊・破損
4.2.1 ポリ塩化ビニルの疲労劣化
4.2.2 ポリカーボネートの溶剤亀裂
4.2.3 パーティングライン部の形状不良による破壊
4.2.4 分散状態に起因した破壊
4.2.5 ポリアセタールギアのオーバーヒーティングによる劣化破損 など
4.3 接着剤の剥離原因解析例
4.3.1 ウレタン系接着剤の可塑剤変更による剥離(粘性違いの接着剤の剥離)
□ 質疑応答 □
セミナー講師
H9.3 国立有明工業高等専門学校 工業化学科 卒業
H11.3 九州大学工学部応用物質化学科 卒業
H11.4 (財)化学品検査協会(現(一財)化学物質評価研究機構) 入会
H21.3 長崎大学大学院生産科学研究科博士後期課程 修了
H27.4 東京事業所 高分子技術部 技術第三課 課長
セミナー受講料
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
◆S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について◆
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の27,500円)
〈1名分無料適用条件〉
※2名様ともE-Mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(クレジットカード決済の場合は領収書)は、代表者にS&T会員マイページにて発行いたします(PDF)。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
受講について
受講方法・接続確認はこちら(申込み前に必ずご確認ください)
<配布資料>
製本テキスト(会場にて直接お渡しします)
※昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中の会場でのパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
受講料
55,000円(税込)/人
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
静電粉体塗装とは?常識を覆す塗装技術!静電粉体塗装の可能性
【目次】 今日の製造業において、製品の表面処理は品質と機能性を左右する重要な工程です。その中でも、環境負荷の低減と高性能化を両立する... -
DEHPとは?危険性や健康への影響、身近な製品例と安全な代替品まで解説
【目次】 DEHP(フタル酸ジエチルヘキシル)、この耳慣れない化学物質が、私たちの日常生活に深く根ざしていることをご... -
RO膜(逆浸透膜)とは?RO膜による水処理の仕組み、メリット・デメリットをわかりやすく解説
【目次】 水は私たちの生活に欠かせない資源であり、その水質は健康や環境に大きな影響を与えます。近年、世界中で水資源の不足... -