AIが可視化する経営層と知財部門のための知財戦略~事業構造の「守りどころ」と「攻めどころ」~

AIを用いて自社と競合のビジネスモデル全体を分析し、本当に守るべき「構造上の弱点(守りどころ)」と、攻めるべき「事業機会(攻めどころ)」をデータに基づき可視化する最新手法を伝授します。

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

      「多くの特許を保有しても、なぜ事業の優位に繋がらないのか?」「知財部門はなぜ経営から『コストセンター』と見なされがちなのか?」こうした課題の根源には、知財が個々の「技術」や「デザイン」に限定され、経営の根幹である「事業構造」と分断されている点にあります。本講座では、AIを用いて自社と競合のビジネスモデル全体を分析し、本当に守るべき「構造上の弱点(守りどころ)」と、攻めるべき「事業機会(攻めどころ)」をデータに基づき可視化する最新手法を伝授します。感覚的な議論を排し、知財戦略を経営戦略に完全に統合させ、持続的な競争優位性を築くための実践的な視点を提供します。

    受講対象・レベル

      本講座をお勧めしたいのは、経営層やそれに近い経営戦略・事業戦略担当者です。特に、知財や無形資産が経営戦略上重要だと言われているのに対して、自社の知財活動に不満や不足を感じており、なんとかしたいと思っていらっしゃる方々です。また、知財部門の方々(中堅~管理職)です。特に、三位一体の知財経営とか、オープン&クローズとか、IPLとか、手を替え品を替え様々な提案を受けてきたが、経営層に響く知財活動と経営への提言がなかなかできずに困っている方々です。今の技術経営や知財を何とかしたい、と思っていらっしゃる方々に、必ずや助けになるセミナーです。
    ・企業の知財マネージャー、知財教育担当者
    ・技術マネジメントや技術戦略のご担当者
    ・クライアント企業の知財活動を支援している弁護士、弁理士の方
    ・知財戦略について学びたい方、知財による事業貢献について知りたい方
    ・事業運営における知財活動のあるべき姿を知りたい方

    必要な予備知識

    【知財関係】
    ・特許法の基礎的な知識
    ・出願・権利化業務の実務経験や知財係争経験があればなお良い
    【事業関係】
    ・事業戦略策定プロセスについての基本的な知識

    習得できる知識

    1. AIによる企業分析と知財戦略立案の背景にある基本的考え方を学びます
    2. 事業戦略における知財の位置づけや役割を学びます
    3. 知財活動における組織運営上の課題と解決方法について学びます
    4. 特許戦略の基本的考え方を知ることができます 

    セミナープログラム

    1.AIが描く事業戦略と知財戦略
      最初にAIに描かせた事例を紹介する
    2.事業のための知財?
      事業のための知財とは何だろうか? 何がどうなれば「事業のための知財」と言えるのか?
     (1) そもそも特許は何を守っている?
     (2) そもそも「事業」「事業戦略」とは?
     (3) 事業戦略担当から見た「今の知財の正直な姿」
    3.事業戦略策定プロセス
      正しく教えられている?2つの重要な原理
     (1) 「事業戦略策定プロセス」について
     (2) マーケティング≠事業戦略
     (3) IPLは環境分析(「知財戦略」ではない)
     (4) SWOT分析から戦略を語れる?(「強み×機会」は戦略ではない)
     (5) 戦略に必要な2つの重要な原理
    4.構造戦略論(SST)
      「2つの重要な原理」に基づいて経営戦略上の知財の役割を知る
     (1) 「模倣」が起きるしくみと知財の役割
     (2) 法律で規制する意味
     (3) 事業の構造と活動システム
     (4) 事業活動を規格化して俯瞰する(BSMCとBSAF)
     (5) 模倣困難ハブと競争優位クラスター
     (6) 活動システム構造から見た知財戦略
     (7) AIが分析しAIが指摘する
     (8) AIの特性と活かし方(ChatGPTかGeminiかClaudeか/Deep Research)
    5.特許ポートフォリオ理論(PPT)
      特許権の持つ限界と限界を克服する原理を知る
     (1) 特許で競争優位は築けない?
     (2) ポートフォリオ戦略の基本的考え方
     (3) 特許ステータスマップとクラスター分布設計
     (4) プロダクトライフサイクルとポートフォリオ形成プロセス
     (5) 知財戦略ランドスケープ(IPSL)
     (6) 事業戦略におけるSSTとPPTの活かし方
     (7) 事例研究(先発企業の強みの中に弱点を見つける)
    6.活動の質を高める
      プロアクティブな知財活動の必要性について
     (1) 「出願先行・活用戦略後付け」の問題
     (2) プロアクティブであるとはどういうことか?
     (3) 三位一体の知財活動のホントウのあり方
    7.まとめ


    *途中、小休憩を挟みます。

    セミナー講師

     知財戦略ラボラトリー 代表  小嶋 輝人 氏

    ■ご略歴
    湯浅電池(株)(現GSユアサ)にて六ヶ所村核燃料再処理工場のプラント設計に従事。
    クリエートメディック(株)にてアンギオおよびCAG関係の医療機器商品開発に従事。
    セイコーエプソン(株)の知的財産本部でおよそ22年間、同社の出願・権利化・ライセンス活動と、組織運営・改革に従事。
    特許技術部の部長として、知財戦略活動を統括した。その後、事業部に移籍してプロジェクター事業の事業戦略推進業務に従事。
    2023年11月にセイコーエプソンを定年退職後も同社事業戦略推進のため残留(現職)。
    その傍ら、知財戦略ラボラトリーを起ち上げ、フリーランスとしても活動中。
    ■ご専門
    知的財産戦略、事業戦略、特許ポートフォリオ設計、発明創出の支援、交渉戦略、契約書の戦略的活用
    ■本テーマ関連学協会でのご活動
    日本ライセンス協会に「プロアクティブな知財活動の勧め ~セイコーエプソンの場合~」を寄稿
    日本自動車部品工業会にて「知財ポートフォリオマネジメント CASEの時代に向けて」を講演
    日本弁理士会の研修会講師として「日本の特許出願は少なすぎる! 企業の技術力を支える知財ポートフォリオ戦略」
    「経営と知財をつなげる−企業に応じた戦略の論点−」を講演
    静岡県発明協会の研修会講師として「中小企業でもできる知財戦略検討と策定の新しい方法」を講演
    知財実務オンライン 第163回「特許で競争優位は築けない? 企業の技術力を支える知財ポートフォリオ戦略」に出演
    その他講演等多数

    セミナー受講料

    【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円

    【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

    *学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
      →環境の確認についてこちらからご確認ください
    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

     

    受講料

    45,100円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    45,100円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    知的財産マネジメント一般   AI(人工知能)

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    45,100円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    知的財産マネジメント一般   AI(人工知能)

    関連記事

    もっと見る