
製造工場における水リサイクル~排水処理・用水処理の基礎理解と実務ポイント~
◎排水処理・用水処理が求められる背景から、現場のニーズに応じた処理技術、運用上の留意点、さらには計画立案のポイントまで、わかりやすく解説します。
セミナー趣旨
昨今、製造工場では環境負荷低減と持続可能な経営のため、水利用の効率化が急務です。しかし、水リサイクルは専門業者任せでは成功しません。本セミナーでは、自社に最適なシステムを構築・運用するために不可欠な『多角的な視点』と『具体的な検討・判断ポイント』を、事例を交えながら分かりやすく解説します。
習得できる知識
・用水処理、排水処理の基礎知識
・水リサイクルを計画する際に必要な視点
・水リサイクル施設の運用する際の注意点
・水の循環再利用のメリット/デメリット
セミナープログラム
1 なぜ、水のリサイクルが求められるのか?
1.1 世間からも求められているニーズ
1.1.1 SDGs
1.1.2 水リスク
1.1.3 企業価値向上
1.2 水リサイクルのメリット/デメリット
1.2.1 コスト効果
1.2.2 企業ブランディング
1.2.3 リスク回避
2 水処理の基礎知識
2.1 用水処理
2.1.1 ろ過
2.1.2 活性炭
2.1.3 塩素/UV/オゾン
2.2 純水処理
2.2.1 RO
2.2.2 イオン交換樹脂
2.2.3 高度分析技術
2.3 排水処理
2.3.1 生物処理
2.3.2 化学処理
2.3.3 物理処理
2.4 汚泥処理
2.4.1 無機汚泥
2.4.2 有機汚泥
3 水リサイクルの基礎知識
3.1 利用先の違い
3.1.1 カスケード利用
3.1.2 ゼロ・リキッド・ディスチャージ
3.2 要素技術の違い
3.2.1 濃縮
3.2.2 蒸発
3.3 水循環時の注意点
3.3.1 微小物質の濃縮
3.3.2 スケール発生と対策
3.3.3 薬品注入と濃縮
4 水リサイクルの計画時の注意点
4.1 全体水利用計画
4.2 個別水利用計画
4.3 リテンションタイム計画
5 水リサイクルの運用時の注意点
5.1 全体バランスの把握
5.2 定期メンテナンス
5.3 バックアップ方法
5.4 緊急時対応
6 水とエネルギーのバランス
6.1 水利用とエネルギー利用
6.2 コストバランスの把握
6.3 将来を見越した運用計画立案
*途中、小休憩を挟みます。
■講演中のキーワード
・工場排水
・用水処理
・水リサイクル
・SDGs
・循環再利用
・水リスク
セミナー講師
ウォーターデジタル合同会社 代表 原田 篤史 氏
■ご経歴
1996年 帝京大学理工学部バイオサイエンス学科卒業
1996年 カジマアクアテック株式会社(現・鹿島環境エンジニアリング株式会社)入社
2005年 クボタ環境サービス株式会社(現・クボタ環境エンジにリング株式会社)入社
2007年 オルガノ株式会社入社
2013年 Organo Thailand出向
2017年 日本帰国、オルガノ株式会社出向戻り
2024年 ウォーターデジタル合同会社を起業
■ご専門および得意な分野・ご研究
・製造工場における用水/純水/排水/排水リサイクル施設の計画、設計、運用管理
・水処理業界に関するリサーチ、事業戦略立案のサポート
・デジタル活用による施設管理の技術伝承サポート
■本テーマ関連学協会でのご活動
日本技術士会・食品技術士センターでの講演(7月予定)
NewsPcksにて毎週水曜日に「水」に関する記事を公開中
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
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受講料
46,200円(税込)/人