
粉体ハンドリング 入門
~ 付着・凝集・流動現象の理解と粉体操作の要点 ~
受講可能な形式:【Live配信】のみ
「粒子の付着力と付着性、付着性の評価、付着が関与する粉体操作を理解する」
本セミナーでは、まず「付着性」と「付着力」の関係を整理した上で、
「付着」や「凝集」「流動」について、現象の実際と実操作での例を交えて解説する。
理解の一助となるように、乾燥状態の粉体を取り扱う上(=乾式粉体操作)での
基本的な注意事項と粉体操作、粉体特性の基本的な考え方についても説明する。
日時
【Live配信受講】 2025年9月26日(金) 10:30~16:30
セミナー趣旨
粉体ハンドリングの考え方を理解していただくのが本講座の趣旨ですが、理解の一助となるよう導入として、乾燥状態の粉体を取り扱う上(=乾式粉体操作)での基本的な注意事項と、粉体操作、粉体特性の基本的な考え方も説明します。
受講対象・レベル
・粉(こな)や固体粒子を扱っているが「粉体(ふんたい)」の講義などを聴いたことがない方
・「付着」で困っている技術者
習得できる知識
・粉体の取り扱いのポイント
・粉体工学の基礎知識
・粉体挙動の考え方と実験結果の整理のポイント
・粉体・粒子の付着にかかわるトラブル対処の考え方
・粉体特性評価の考え方
セミナープログラム
0.1 粉の特徴とプロセス中での挙動
0.2 粒子の大きさについて考える
0.3 粒子径とその分布の表し方-粉体を扱う上での基本的考え方
0.4 粉体特性の考え方
1.はじめに-プロセス中での粉体粒子挙動の概要とその基本的考え方
1.1 付着の実際
1.2 付着と凝集、沈着と再飛散
1.3 粒子挙動に着目したハンドリング技術の分類
2.粒子の付着力と付着性
2.1 付着力
2.1.1 種々の付着力
2.1.2 付着力の比較
2.1.3 付着力の測定法
2.2 付着力と付着性の違い
・「粒子が小さいと付着性は高い」は正しいか?「粒子が小さいと付着力は強い」は正しいか?
3.付着性の評価
3.1 付着力の測定法
3.2 付着特性の評価法と評価実例
3.3 付着性と流動性
4.付着が関与する粉体操作
4.1 流体中での粒子同士の付着と、その分離操作(=凝集粒子の分散)
4.1.1 分散操作の考え方
・凝集体の分離操作と凝集現象
・分散と分散安定化
4.1.2 種々の分散機
・気中分散機と液中分散機の違い
4.1.3 粒子分散の実際
・分散モデルの分散結果への適用事例
・乾燥ナノ粒子の液中分散法の検討事例
4.2 配管・装置など固体壁への粒子付着とその分離(=粒子除去操作、乾式表面洗浄操作)
・流体から粒子に作用する分離力を決める装置操作条件は何か
4.2.1 飛散現象とそのモデル化
4.2.2 付着微粒子の除去操作
4.2.3 壁面に付着した粒子に流体から作用する分離力の支配因子
4.3 粉体層の圧縮成形操作
・付着・凝集状態に着目した一軸圧縮成形の検討事例
4.3.1 圧縮成形体の充填率におよぼす粒子径の影響
4.3.2 顆粒成形法でのバインダー混合状態が成形体強度におよぼす影響
5.まとめ
5.1 粉体の特性について考える
5.2 粉体ハンドリング技術の考え方
5.3 おわりに
□ 質疑応答 □
セミナー講師
<主なご経歴>
平成元年 広島大学 大学院工学研究 移動現象工学専攻 博士後期課程 中途退学
平成元年 京都大学 工学部・助手
平成8年 日本学術振興会「海外の中核的研究拠点への派遣研究者」としてFraunhofer Institute of Toxicology and Aerosol Reseachに滞在
平成9年 山口大学 工学部・助教授
平成15年 岡山大学 工学部・教授
平成17年 岡山大学 大学院自然科学研究科・教授(改組による)
現在に至る
<主な研究対象>
乾式粉体単位操作:圧縮成形、粒子除去、乾式分散、乾式分級
粉体の付着特性、流動性、充填特性評価
<その他 役職など>
化学工学会:岡山地区懇話会 常任幹事
粉体工学会:参事
日本粉体工業技術協会:常務理事
産学技術交流推進部門 マネジャー
計装測定分科会 コーディネータ
標準粉体委員会委員長
大阪粉体工業展委員会 アドバイザー
【Webページ】岡山大学 粒子・流体プロセス工学研究室(後藤研究室)
セミナー受講料
※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。
【S&T(サイエンス&テクノロジー)会員登録とE-Mail案内(メルマガ)登録特典について】
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の27,500円)
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
定価:本体40,000円+税4,000円
E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
<1名分無料適用条件>
※2名様ともE-Mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(クレジットカード決済の場合は領収書)は、代表者にS&T会員マイページにて発行いたします(PDF)。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
受講について
ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
セミナー視聴はマイページから
お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
≪配布資料≫
PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
(備考)※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
受講料
55,000円(税込)/人