
低分子・高分子の高活性物質を扱う共用設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点
ワーストケースアプローチの根拠
サンプリングポイントの選定根拠
サンプリング時の回収率設定
CHT ~バイオバーデン限度値の設定
受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】
日時
【Live配信受講】 2025年8月25日(月) 13:00~16:30
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セミナー趣旨
- 最新の高分子医薬品の曝露限界値と目視検出限界を巡る話題についても解説
- 低分子・高分子の洗浄で用いる曝露限界値の設定や曝露限界値に基づく洗浄管理基準の設定の考え方とは?
本セミナーでは、最新の高分子医薬品の曝露限界値と目視検出限界を巡る話題についても触れている。
習得できる知識
・低分子・高分子の洗浄で用いる曝露限界値の設定
・曝露限界値に基づく洗浄管理基準の設定
・数値シミュレーション事例
・目視検査
・今後の洗浄実務の流れと管理
・洗浄目標の設定
・ワーストケースアプローチ
・サンプリング時の回収率
・CHT
セミナープログラム
1.1 ライフサイクルアプローチに基づく洗浄バリデーション
1.2 洗浄工程でのリスク評価とQRM
1.3 科学的なツールとしての曝露限界値の利用
1.4 専用化要件の検討
1.5 規制要件としての2つの指標の設定
1.6 ハザードレベルの違いによる洗浄管理
2.健康ベース曝露限界値(HBEL)
2.1 概要
2.2 HBELの定義・位置付け・用語
2.3 HBELの計算式
2.4 毒性データが限定されている場合の対処
2.4.1 TTCの概念による方法
2.4.2 Control Bandingの下限値から求める方法
2.4.3 デフォルトを利用する方法
2.5 洗浄閾値が小さくなる場合の方策~プロダクト特定ADEの考え
2.6 HBELを巡る課題
3.HBELに基づく洗浄管理基準
3.1 製品接触部における洗浄管理基準
3.1.1 洗浄閾値の計算式と用語
3.1.2 洗浄閾値の意味合い
3.1.3 routine cleaning limit
3.1.3 安全マージン
3.2 製品非接触部における洗浄管理基準
3.3 封じ込め機器内の間接製品接触面における洗浄管理基準
3.4 間接製品接触面の考えによる洗浄バリデーション軽減策
3.5 伝統的な洗浄管理基準の取り扱い
4.目視検査
4.1 目視検査の位置付け
4.2 目視で検出できるレベル
4.3 目視検出限界の設定方法論
4.4 目視検出限界をめぐる課題
4.5 目視検出限界を唯一の基準とする議論
4.6 目視検出限界に関する指摘事例についてのワークショップ
5.洗浄評価シミュレーション
5.1 シミュレーションの前提条件と計算結果
5.2 ハザードレベルと洗浄閾値の数値
5.3 洗浄閾値と目視検出限界の関係
5.4 シミュレーションからの知見
6.ハザードレベルに応じた洗浄目標の設定
6.1 安全マージンを考慮した洗浄目標設定
6.2 洗浄閾値が比較的に高い場合への対応
6.3 洗浄閾値が極端に低い場合への対応
6.4 ケーススタディその1
6.5 ケーススタディその2
6.6 ケーススタディその3
6.7 次製品の使われ方による洗浄閾値の調整
7.今後の洗浄バリデーションの流れ
8.高分子医薬品の洗浄評価における技術進捗の現在地
8.1 中分子・高分子医薬品のPDE設定
8.2 洗浄工程の特徴
8.3 規制からの期待
8.4 高分子医薬品の洗浄評価~ BioPhorum Groupからの提案
8.5 BioPhorum Groupからの提案における問題点
8.6 免疫原生に基づく限度値設定の提案
8.7 免疫原生に基づく限度値を用いる持ち越し計算と計算例
8.8 免疫原生に基づく限度値の最近提案事例
8.9 不活化断片化したタンパク質の目視検出限界の設定
8.10 洗浄閾値と目視検出限界の位置関係
8.11 不活化断片化検証の高度化
8.12 高分子医薬品の洗浄評価の流れ
8.13 高分子医薬品における洗浄評価のまとめ
9.洗浄評価管理で話題となる項目
9.1 ワーストケースアプローチの根拠
9.2 サンプリングポイントの選定根拠
9.3 サンプリング時の回収率設定
9.4 CHT ~バイオバーデン限度値の設定
□質疑応答□
セミナー講師
ファルマハイジーンサポート 島 一己 氏
[略歴]
1975年 東北大学大学院工学研究科機械工学修士課程修了
1975年 東洋エンジニアリング(株)に入社
2014年 東洋エンジニアリング(株)を退社
2014年5月 ファルマハイジーンサポートを設立。
東洋エンジニアリング(株)に在職中は、長年にわたり、バッチプラントに関係した案件のコンセプトメイキング、研究開発、商品化、洗浄実験、営業支援、実案件での設計、運転などに携わる。特に、マルチパーパスプラント、タンク移動方式、配管切り替え装置XYルータ、洗浄、封じ込めなどの分野に従事。
XYルータでは、化学工学会技術賞を受賞(1988年)。
在職中の特許出願 約120件。
封じ込め関連の技術報文 多数
著書 封じ込め技術のすべてがわかる本(絶版)
封じ込め技術(森北出版)
[主な研究・業務]
封じ込め設備に関するコンサルティング
セミナー受講料
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 )
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
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