
セミナー趣旨
近年、ChatGPTやMicrosoft Copilotといった生成AIが、知財実務に本格的に導入され始めています。これらのAIは、単なる業務の効率化にとどまらず、発明創出や明細書作成、中間処理といった業務の質そのものを変えようとしています。
一方で、特許事務所や弁理士の中には、旧来の「翻訳しやすい日本語」や「ルールベース明細書」に固執し、AI活用に乗り遅れているケースも散見されます。企業側もまた、どのようにAIを取り入れ、どのような視点で事務所を選ぶべきかに悩むことが多くなっています。
本セミナーでは、ChatGPTとCopilotの違いや使い分けから始め、発明ブレスト・特許調査・クレーム作成・明細書・中間処理までの知財業務における具体的活用法を紹介します。さらに、生成AI時代における「特許明細書の再設計」と「特許事務所との新しい付き合い方」についても、企業の立場から実務的に提言いたします。生成AIを武器に、企業が知財業務をどうアップデートすべきか、ぜひこの機会にご体験ください。
受講対象・レベル
生成AIを業務に活かしたい知的財産部門の方など
セミナープログラム
1.はじめに
①なぜ生成AIが知財業務に重要なのか
②特許業界の構造的課題と企業の役割
2.ChatGPTとCopilotの違いと選び方
①機能比較と活用領域の違い
②知財部門での活用実態と評価
③情報流出リスクと対策
3.ChatGPT活用で進化する知財業務① ~ブレスト・調査・クレーム~
①発明アイデアのブレインストーミング支援
②分類・キーワードによる特許調査支援
③構造化クレーム作成の実践例
4.ChatGPT活用で進化する知財業務② ~明細書・中間処理~
①明細書構成案の生成と書き方サポート
②中間処理(補正書・意見書)のドラフト支援
③クレームへの反映
④プロンプト設計の注意点と限界
5.生成AI時代の特許事務所との付き合い方
①弁理士に発注する視点の再構築
②翻訳しやすい文章信仰の終焉
③ChatGPT時代の発注チェックリスト
6.生成AI時代に求められる明細書とは
①近未来、AIが審査する時代の到来
②AIが読みやすい構造とは何か
③企業と事務所に求められる“過去の慣習の見直し”
7.まとめ・Q&A
①明日からできるAI活用の一歩
②社内展開と事務所活用のヒント
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
たかやま特許商標事務所所長 弁理士
高山嘉成 氏
山形大学理学部数学科卒。2004年12月 弁理士登録。2005年にたかやま特許商標事務所を開業。中小企業の特許戦略支援を中心に、明細書作成から審判・訴訟対応まで幅広く担当。2021年から白馬村に本店を移し、完全テレワーク体制を構築。生成AIを用いた知財業務改革を実践し、ChatGPTを活用した発明ブレスト、特許調査、クレーム作成、中間処理において先進的なモデルを多数提示。2025年は生成AIを活用した知財DXに関する講演・セミナー登壇が相次ぎ、AI時代の知財実務を提言している。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
受講料
41,800円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
41,800円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
知的財産マネジメント一般 デジタル情報管理 AI(人工知能)前に見たセミナー
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
41,800円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
知的財産マネジメント一般 デジタル情報管理 AI(人工知能)関連セミナー
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