
レドックスフロー電池の基礎と開発動向および定置型蓄電池応用実証の取り組み
再生可能エネルギーの導入時の電力系統安定化に資する電力貯蔵用蓄電池として期待されるレドックスフロー電池。
本セミナーでは以下の内容を中心に解説いたします。
受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ
〇日本のGXに関わる動き、社会情勢
〇電力貯蔵技術の必要性と定置型蓄電池の種類・特徴
〇レドックスフロー電池の原理と応用、他の定置型蓄電池との比較
〇バナジウム系レドックスフロー電池(VRFB)の部材構成、開発要素
〇定置型蓄電池としてのレドックスフロー電池の活用方法と実証例
日時
【Live配信受講】 2025年7月29日(火) 13:00~16:30
【アーカイブ受講】 セミナー終了の翌営業日から7日間[7/30~8/4]を予定しています。
(※アーカイブは原則として編集は行いません。)
セミナー趣旨
本講演では、定置型蓄電池の中でも高い安全性や長寿命という特質を持つレドックスフロー電池について、その基礎や開発要素および本学での応用実証や自治体での事例を含めて解説する。
受講対象・レベル
・定置型蓄電池の役割や将来についての知識を得たい方
・レドックスフロー電池の基礎や運用面の知識を得たい方
・レドックスフロー電池の部材ごとの開発要素に関する知識を得たい方
・レドックスフロー電池の活用方法についての知識を得たい方
・レドックスフロー電池がどのようなものなのかを見てみたい方
・本学がコンセプトを掲げて、自治体が導入した地域レジリエンス対応の自立分散型電力需給システムについてご興味がある方
セミナープログラム
2.蓄電池などのクリーンエネルギー関連技術と社会情勢について
・脱炭素社会の実現に向けた様々な取組み
・グリーントランスフォーメーション(GX)関連の動き(国や自治体)
・日本政府のGX実行会議、GX2040ビジョン
3.電力貯蔵用定置型蓄電池の位置づけ
・電力貯蔵技術の必要性
・再生可能エネルギーとそれを活用したエネルギーシステムとの相性
・定置型蓄電池の種類と特徴
4.レドックスフロー電池とは?~原理と応用~
・化学電池の基本的な考え方(酸化還元反応について)
・他の定置型蓄電池とレドックスフロー電池との比較
・レドックスフロー電池の原理
・バナジウム系レドックスフロー電池(VRFB)の原理と運用面での特徴
・「電解槽型と呼ばれる」レドックスフロー電池と燃料電池、化学センサ
・「レドックスフロー」+「電池」という名称は分かりにくい?
・バナジウム系レドックスフロー電池(VRFB)の応用利用
5.バナジウム系レドックスフロー電池(VRFB)の部材構成、開発要素
・電解液
・セルスタック
・電極
・双極板
・隔膜と電解液のクロスオーバー現象
・フレーム
・送液ポンプ
・配管
・モニタリングセル(充電深度管理用)
6.定置型蓄電池としてのレドックスフロー電池の活用方法(研究事例)
・MPPT(Maximum Power Point Tracking)機構を取り入れた活用方法
・複数の入出力に対応した活用方法
・太陽光や風力発電の入力特性
7.本学ならびに自治体におけるレドックスフロー電池の応用実証の実例
・非常災害時を想定した応用実証の事例の紹介
8.まとめと今後の展望
□ 質疑応答 □
セミナー講師
工学部長 松浦 宏昭 先生
◆ご略歴:
2005年3月に、筑波大学大学院一貫制博士課程 数理物質科学研究科化学専攻 修了、博士(理学)取得。
その後、民間企業の技術開発本部にて電気化学ガスセンサの研究開発に従事。
2011年10月に、埼玉工業大学工学部の専任講師として着任。その後准教授(大学院工学研究科准教授を兼務)を経て、2022年4月より埼玉工業大学工学部教授(大学院工学研究科教授を兼務)。
2024年4月から、学長補佐(アドミッションオフィサー)。2025年4月から、工学部長。
2015年から、レドックスフロー電池の研究を本格的に開始。以後、社会実装を視野に入れた実証実験を、埼玉工業大学ものづくり研究棟を拠点に実施。専門は、表面電気化学・分析化学・材料化学。
◆現在の研究内容:
・バナジウム系レドックスフロー電池に関する研究
・電量分析に基づく無機物質の絶対定量法に関する研究
【研究室HP】https://matsuura-labo.sit.ac.jp/
セミナー受講料
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受講料
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