
溶媒に不溶なウレタン材料を分析するには?
セミナー趣旨
ウレタン材料は自動車・電子材料・塗料・接着剤など多方面に使用されており、ウレタン材料を使いこなすためには、その化学構造を知ることが重要である。化学構造を分析するための基本となる構成成分(イソシアネート・ポリオール・副資材)の概要、ならびにそれぞれの詳細な分析方法を紹介する。
フォームのような架橋構造を有するウレタン材料は直接分析することが難しいため、化学分解を中心とした前処理技術が重要であり、長年の経験を交えて、適切な分析方法を選択できるように解説する。
ウレタン材料の分析に携わる方に必須の内容である。「ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術」(2020年10月末刊)に執筆した内容を中心に詳しく解説する。
受講対象・レベル
初級から中級者向け。これからウレタン材料を分析しようとされる方、これまでに分析したが上手くいかなかった経験をお持ちの方、これからウレタン材料を使用する方、およびウレタン材料に関わる多方面の方々を対象とします。
習得できる知識
・ウレタンの材料全般に関する基礎知識
・ウレタン材料の原材料の分析法とその化学構造
・難溶解性の架橋ウレタンの分析法
・ウレタン材料のキャラクタリゼーション方法 など
セミナープログラム
1.ウレタン材料の概要と用途
2.ウレタン材料の原料
2-1 イソシアネート
2-2 ポリオール
2-3 副資材
3.ウレタン製品の概要
3-1 フォーム(軟質、硬質)
3-2 エラストマー、その他(塗料、接着剤、シーラントなど)
4.ウレタン材料の構造分析
4-1 分析手法
4-2 原料の構造解析
・ポリオール(エーテル系、エステル系)
・イソシアネート(芳香族系、脂肪族系)
・副資材(触媒、発泡剤、鎖延長剤、整泡剤など)
4-3 製品(硬化物)の構造解析
・フォーム・エラストマーの組成解析
・溶解・膨潤状態での解析
・化学分解法
・熱分解法
・その他
・キャラクタリゼーション
・フォームの解析
・熱的挙動の解析
・相分離(ハード/ソフトセグメント)の解析
・その他
5.まとめと質疑
キーワード:
化学分解,ウレタン,ポリウレタン,樹脂,セミナー
セミナー講師
合同会社米森技術士事務所 代表社員 米森 重明 氏
技術士(化学部門) 工学博士 環境計量士
元旭硝子(AGC)
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
★1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
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受講料
49,500円(税込)/人
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