
利益を生み出すランチェスター戦略の基礎と応用【オンライン/会場】
~歴史と統計が証明してきた「外れのない」競争戦略論と戦術で、着実に成功を積み重ねる~
セミナー趣旨
「これを知っていれば、もっと早く成功できた」
「知らなかったときは、これと真逆の判断を繰り返して無駄足、失敗ばかりだった」
業界問わず、ランチェスター戦略を活用した経営者、起業家が口にする言葉です。
弱者であっても強者が支配する市場で独自の地位を築けたのも、後発参入でも逆転できたのも、ランチェスター戦略が教える要諦を踏み外さなかったからです。
「利益率が上昇し、次の事業へ早く投資できるようになった」
これもよく耳にします。
市場を様々な視点で眺め直し、その中で自社を弱者、強者いずれなのかを見極めること、これが第一歩です。
やがて、商品仕様、商品構成、顧客層、立地、販売チャネル、プロモーション、営業拠点・・・戦略から細かい戦術に至るまで、何をすべきで、何をすべきではないのか、選択がかわってきます。
ランチェスター戦略とは?
★マーケット・リサーチの専門家、田岡信夫氏が、自らが観察した事例を元に、市場競争での勝者/敗者の分かれ目の特徴を発見。軍事法則の「ランチェスター法則」になぞらえ当てはめることで、その原理を紐解き「ランチェスター戦略」として発表。1970年以降、ブリヂストン、ソニー、キヤノン販売、トヨタを筆頭に大手企業が採用。1980年代以降はHIS,KDDI,ドトールコーヒー、GMO、サーモス等の拡大成長戦略に寄与。
★市場のシェアを判断基準とし、競合局面ごとに「弱者」「強者」のポジションに合った戦略を選ぶ。「弱者」が這い上がるための「差別化」「一点集中」などの大原則は、多くの中小零細企業にも浸透、共感と支持を得る。企業規模、業種を問わない、普遍的なマーケティング&競争戦略理論として現在も語り継がれている。
つまり、戦争、ビジネス問わず、業種、事業規模問わず、膨大なデータ結果から逆算し導かれた、当たり外れのパターンを体系化したものです。事業拠点をどこにおくか、A、Bどちらの商品に注力すべきか、どの顧客を優先すべきか、この市場に参入すべきか・・・これらの大事な意思決定の場面でランチェスター戦略を知っている人とそうでない人の差は、やがて大きな結果となってかえってくるはずです。
受講対象・レベル
・事業ポートフォリオを眺め直し、成長戦略を描きたい。成熟期市場で生き延びながら、新たな成長市場へ円滑にシフトしていきたいと考えている方
・高利益率体質への転換を目指したい、そのために製造から販売に至るまで、何をすべきか課題を洗い出したい方
・ナンバーワン、オンリーワン商品・事業を増やし、競争力高い堅牢な企業体質にしたい方
・弱者の立場としての差別化戦略を深く理解し、その意識改革を浸透させたい方
・本テーマにご関心のある方
セミナープログラム
第1部 基本編
1.ランチェスター戦略の由来
①軍事法則としてのランチェスター法則
②経営マーケティングのためのランチェスター戦略
2.弱者の戦略、強者の戦略~局面と立場で使い分ける戦略資源配分と細かい戦術
①弱者・強者の定義~局面で入れ替わる立場の把握
②弱者の差別化戦略、強者のミート戦略
③弱者・強者で異なる5大戦法の資源配分
3.市場シェアに基づく意思決定
①なぜ7割なのか?市場シェアのシンボル目標値
②射程距離理論、足下の敵攻撃の原則
4.拡大成長のための大原則
①ナンバーワン主義~小さくても1位の意味と意義「2位ではだめなんですか?」
②一点集中で積み上げるステップアップ戦略
5.事例解説~ランチェスター戦略による転換がもたらした成長
第2部 応用編
1.市場時期で異なる戦略
①イノベーター理論と「グー・パー・チョキ」の戦略
②成長期と成熟期の戦略投資の違い(市場時期によってシフトする力関係)
2.事業ポートフォリオのつくりかた
①利益が継続的に生まれる事業構造をどうデザインするか
②M&Aの成功の分かれ目:ランチェスター戦略による事業選択
③ランチェスター戦略の視点に基づく事業評価とKPI
④ランチェスター戦略で考える新事業・技術ロードマップの方針
3.市場をみる目を見極める
①市場とはなにか?ランチェスター戦略視点でセグメンテーション、ターゲティングを捉え直す
②シェアアップ作戦~拠点と顧客層を選び直す
4.差別化戦略の発想と構築法
①人がやらないことをやる意義~ユニークブレインラボRの思考
②製品仕様からプロモーションまで、「違い」を生み出すプロセスとマネジメント
③改めて考える、理念、思想、顧客、社会・・誰のため何のための事業か?
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。
セミナー講師
株式会社経営技法 代表取締役
鈴木俊介 氏
1969年生、慶應義塾大学卒(1992年)、Case Western Reserve大学院卒(2002年)出光興産、KPMGビジネスアシュアランス、Kepner Tregoe 日本支社を経て、2009年(株)経営技法設立。思考技術のコンサルタントとして、ものの観方、考え方、考える手順を基軸においたソリューション、ノウハウを設計開発。知識を実務に活かす「センス」を鍛えることで、成果創出につなげる。2011年創造力強化のための思考トレーニング・エクササイズ体系「ユニークブレインラボ」を開発、上市。7000人が受講。個人の創造性強化を起点に、生産技術革新から新製品、新事業発案、BtoBマーケティング、事業戦略、社内意思決定プロセス改善まで、「新しいなにが生まれt不思議はない態勢」づくりにむけた一連の支援を、国内大手製造業を中心に展開。NPO法人ランチェスター学会理事、ユニークブレインラボ®開発者。
セミナー受講料
1名につき
会員 44,000円(本体 40,000円) 一般 48,400円(本体 44,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
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受講について
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受講料
48,400円(税込)/人