
電池分野での交流インピーダンス測定法 -初級編-【東京開催】
~最高1MHzまでの周波数帯域を正確に測定しよう!~
☆正確な測定できていますか?
実機を使った操作体験付きで、正確な測定方法を基礎から解説します。測定精度を高めたい方に最適な講座です。
セミナー趣旨
電池分野においてその評価法の一つとして一般的に実施されている交流インピーダンス測定法ですが、最高1MHzの測定さえ正確に行われていない例が多々あります。その中には、本来、上級者が実施すべき電池の交流インピーダンス測定をいきなり実施するという極端な例も見受けられます。
本講演では、一つの区切りである “最高1MHzまでの周波数帯域での交流インピーダンス測定” を正確に実施するための測定システム構築・測定条件などに関する説明を行います。少しでも多くの方に正確な交流インピーダンス測定を実施していただけることを目的に、対面形式かつ測定器(Solartron製1260A、エヌエフ回路設計ブロック製ZM2376を予定)も実際に操作していただき、初心者にも容易にご理解いただけるよう説明いたします。尚、当日は酸化物系固体電解質などの交流インピーダンス測定実演およびご自身による測定を体験いただきます。
受講対象・レベル
・交流インピーダンス測定をこれから始める方、あるいは始めて間もない方。
・交流インピーダンス測定経験者だが、行き詰まっている方。
必要な予備知識
高校の物理、複素数
習得できる知識
・交流インピーダンス法の基礎
・交流インピーダンス測定システムの概要
・交流インピーダンス測定器
セミナープログラム
1.交流インピーダンス測定に必要な予備知識
1-1 なぜ交流?
1-2 交流インピーダンス
1-3 Nyquist線図、Bode線図
2.交流インピーダンス測定システムの概要
2-1 測定システムの構成
(1)測定器(インピーダンスアナライザ)
(2)同軸ケーブルアセンブリ
(3)測定治具
(4)その他
2-2 測定器(専用機、併用型、一体型の違い)
2-3 同軸ケーブルアセンブリ、帰還電流経路
2-4 測定治具
2-5 標準試料および確度マップ
3.被測定物(固体電解質試料の場合)
3-1 試料サイズ
3-2 電極サイズおよびその形成方法
4.測定条件(測定毎に決める)
4-1 測定周波数帯域および掃引方向
4-2 印加電圧
4-3 平均化
4-4 補正
4-5 ちょっとしたテクニックなど
5.交流インピーダンス測定の実演・体験
5-1 標準試料(標準RC回路、標準抵抗器)
5-2 酸化物系固体電解質
【質疑応答】
講義終了後も、1時間程(16:30まで)、個別質問や測定体験を受け付けます!
キーワード:
インピーダンス測定、電池、固体電解質、セミナー
セミナー講師
(株)クオルテック 研究開発部 滋賀研究チーム 中島 稔 氏
【ご専門】金属材料、セラミックス材料
【ご経歴・ご活躍】
1987年 大阪大学大学院工学研究科金属材料工学専攻博士課程前期修了
1987年 古河電気工業株式会社(透過電子顕微鏡、酸化物超伝導体研究開発、リチウムイオン二次電池研究開発、光ファイバ製造など)
2005年 HOYA株式会社(光学レンズ製造)
2009年 株式会社クオルテック(交流インピーダンス測定システム開発など)
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ 会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名49,500円(税込)から
・1名46,200円(税込)に割引になります。
・2名申込の場合は計49,500円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。
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ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
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受講料
49,500円(税込)/人