モビリティの進化に向けた車載機器の動向と実装・パッケージ構造

○CASEやSDVなどの動きとそれに伴う車載機器と実装構造の変化から、通信、センシング、電源、PCU、インバータやコンバータや半導体など各カテゴリー技術の最新動向と現状課題まで。
○車載機器の実装技術の最新動向を俯瞰的に解説します!

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    セミナー趣旨

      自動車業界では、製造販売中心のビジネスからサービスとしてのモビリティ(MaaS: Mobility as a Service)へとビジネスが広がっている。その背景の中で、モビリティの進化を支える技術革新として、CASE(Connected, Autonomous, Shared & Service, Electric)に向けた技術開発が進み、モビリティは、顧客提供価値を実現するSDV(Software Defined Vehicle)へと進化している。本講座では、モビリティの進化に向けた自動車、カーエレクトロニクスの動向について述べるとともに、車載機器の形態の変化に着目し、今後実現するべき車載機器の実装構造を捉え、構造を成立させる実装技術の課題について解説する。

    受講対象・レベル

    ・車載機器向けの実装部品、材料、加工関連商品のマーケティング、企画、開発、製造、拡販にかかわっておられる方
    ・新たに車載機器関連事業への参入を検討される方
    ・その他、車載機器の動向を実装構造レベルで把握したい方

    必要な予備知識

    特に必要ありません。

    習得できる知識

    ・モビリティの進化に向けた車載機器の動向と実装・パッケージ構造に関する知識
    ・モビリティの進化に向けた車載機器の動向の中で、機器の実装構造がどのように変化していくのか、その全体像を把握できる
    ・実装構造の変化に対する課題(部品、材料、加工)についても全体を把握できる
    など

    セミナープログラム

    1.モビリティの進化に向けた自動車の機能と車載機器
     1.1 CASE革命:ビジネスの変化と自動車技術の方向性
     1.2 C:Connected コネクテッド
     1.3 A:Autonomous 自動運転
     1.4 S:Shared & Service シェアード&サービス
     1.5 E:Electric 電動化
     1.6 SDV(Software Defined Vehicle)とE/E(Electric/Electronic)アーキテクチャー・ネットワーク
    2.モビリティの進化に向けた車載機器構造の変化
     2.1 E/E(Electric/Electronic)アーキテクチャと車載機器の進化
     2.2 主な車載機器と実装構造(まとめ)
     2.3 車載機器構造の変化:C、A、S(通信)
      2.3.1 MaaS(Mobility As A Service)システムのハードウェア構成
      2.3.2 車載通信機の動向
     2.4 車載機器構造の変化:C、A、S(AD・ADAS)
      2.4.1 自動運転(AD)・運転支援システム(ADAS)のハードウェア構成
      2.4.2 AD・ADASシステムセンシング機器
      2.4.3 ミリ波レーダの実装構造
      2.4.4 LiDARの実装構造
      2.4.5 自動運転(AD)ECUの実装構造
      2.4.6 自動運転(AD)ECUの半導体パッケージ構造
     2.5 車載機器構造の変化:C,A,S(車両運動制御機器)
      2.5.1 車両運動制御システムと主な車載機器
      2.5.2 車両運動制御機器の事例EPS
     2.6 車載機器構造の変化:E 電動化
      2.6.1 電動パワートレイン車載機器の構成
      2.6.2 電源機器・電池パックの構成
      2.6.3 電池パック実装構造の例
      2.6.4 パワーコントロールユニット(PCU)の内部構成
      2.6.5 第2世代プリウスのPCU分解調査結果
      2.6.6 最近のe-Axle(PCU含む)(Audi Q4 E-tron)の内部構造
      2.6.7 CASEに向けた車載機器実装構造の変化まとめ
     2.7 車載機器構造の変化:SDV
      2.7.1 SDVにおけるE/E(Electric/Electronic)アーキテクチャ
      2.7.2 ゾーンアーキテクチャとハードウェア構成
      2.7.3 SDVにおける車載ネットワーク構成とハードウェア
    3.モビリティの進化に向けた実装構造の詳細と課題
     3.1 C、A、S(通信)
      3.1.1 通信機器:構造の動向と実装課題
     3.2 C、A、S(AD・ADAS)
      3.2.1 車外センシング:構造の動向と実装課題
      3.2.2 車両運動制御:構造の動向と実装課題
     3.3 E 電動化
      3.3.1 電源(車載充電器)
       ・車載充電器(プリウス PHV)の実装構造
       ・最近の車載充電器(Audi Q4 E-tron)の実装構造
       ・充電器、電源回路:構造の動向と実装課題
      3.3.2 電力変換(インバータ、PCU)
       ・PCUの小型・高出力密度化の動向
       ・SiC採用によるPCUの小型化
       ・インバータ、PCU:構造の動向と実装課題
      3.3.3 電力変換(DC-DCコンバータ)
       ・DC-DCコンバータの動向・実装構造(プリウス、ヤリス)
       ・最近のDC-DCコンバータ(Audi Q4 E-tron)の実装構造
       ・DC-DCコンバータ:構造の動向と実装課題
     3.4 SDVにおけるネットワーク・実装構造と課題
      3.4.1 ハイパフォーマンスコンピュータにおけるSoC実装構造
      3.4.2 SoC半導体パッケージ実装構造と課題・今後の動向
      3.4.3 ネットワーク・実装構造の動向
      3.4.4 高速光ハーネス化の動向
    <質疑応答>


    *途中、小休憩を挟みます。

    セミナー講師

     車載エレクトロニクス実装研究所 代表  三宅 敏広 氏

    ■ご略歴
    1985年岐阜大学大学院工学研究科修士課程修了、
    1991年株式会社デンソー入社、生産技術開発部にてプリント配線板および接続技術開発に従事、
    2009年岐阜大学大学院工学研究科博士後期課程物質工学専攻修了、博士(工学)。
    2012年電子系基盤技術開発部署に異動し、車載実装技術戦略企画および開発に従事。
    2019年デンソー勤務と兼業で、車載機器関連商品専門のコンサルティング個人事業「車載エレクトロニクス実装研究所」を開始し、
    車載機器の実装・組付向け部品・材料・加工関連商品の、競合に勝つ開発戦略構築と開発推進、講演、執筆に従事。
    2025年3月デンソーを退職、個人事業「車載エレクトロニクス実装研究所」を継続。
    ■ご専門および得意な分野・ご研究
    物質工学、プリント配線板・接合を中心とする実装技術、車載機器実装開発戦略立案
    ■本テーマ関連学協会でのご活動
    ・エレクトロニクス実装学会常任理事歴任
    ・エレクトロニクス実装学会カーエレクトロニクス研究会主査歴任。

    セミナー受講料

    【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円

    【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円

    *学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
      →環境の確認についてこちらからご確認ください
    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

     

    受講料

    46,200円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    46,200円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    事業戦略   自動車技術

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