
なぜ、良い技術でも採用されないのか?
〜特許情報×生成AIで実現する用途探索・価値創出のプロセス〜
セミナー趣旨
顧客や社会に“どのような価値をもたらすか”を構想する力は、いまや技術の優位性以上に企業の競争力を左右します。優れた技術を持つだけでなく、それが「誰に、どう役立つか」を再定義し、価値へと変換する力が求められています。
本セミナーでは、技術と価値をつなぐ構造化手法(iMap)を起点に、特許情報を「顧客が直面する課題」を読み解く情報源と捉え、技術を価値につなげる活用法を紹介します。さらに、生成AIを前提や目的を与えることで技術の価値を多面的に展開する“構想支援ツール”として活用する方法について解説します。これらを組み合わせた実践プロセスを通じて、マネジメント層が担う「問いの設計力」と構想力を強化します。
セミナープログラム
1.なぜ今、「技術から価値創出」なのか?
(1)良い技術だけでは選ばれない。問われるのは「誰に、何の価値をもたらすか」
(2)技術が価値にならなかった例から見える“問い”の重要性
(3)R&Dは「戦略の実行者」から「価値の構想者」へ
2.技術を価値に変える思考法:技術の構造化手法iMap
(1)構造化思考とiMap®で技術と価値を双方向につなぐ
(2)価値設計のステップと実践ポイント
3.価値創出のための特許情報活用
(1)特許情報は“社外の問い”が詰まった戦略的情報資源
(2)技術価値・顧客価値・構造化価値の三層で読み解く
(3)特許情報を仮説構築・検証に活用する
4.構想力を支援するAI活用設計
(1)WHY→WHAT→HOWで構築する生成AI活用の上流設計
(2)構造化フレーム(iMap・TOM)へのAI統合活用
5.実践プロセスとマネジメント:価値創出の実装と支援
(1)iMap・特許情報・生成AIによる用途探索と価値創出の実践ステップ
(2)技術テーマを“顧客価値”につなげる問いと判断支援
6.関連質疑応答
■質疑応答終了後に、講師と個別オンライン対話ができる時間を設けております。
セミナー講師
株式会社ケミストリーキューブ
エグゼクティブコンサルタント
葉山 英樹 氏
1981年 名古屋大学大学院工学研究科を修了。
1981年 日東電工株式会社に入社。
水処理膜事業部門にて製品開発に加え、市場開発・企画を担当し、「三新活動(新製品・新用途・新需要)」を実践。
その後、経営企画、新規事業推進、技術企画部門でグローバルニッチトップ戦略の一環として、技術企画の立案、オープンイノベーションの推進、特許情報を活用した技術者・研究者の新規テーマ創出支援に取り組む。
2016年 ワイズ特許サービス株式会社にて、特許情報分析やパテントマップ活用の実務支援に従事。
2020年 株式会社ケミストリーキューブにて、特許情報と生成AIを活用した新商品・新用途創造手法「TOM(Technology Out Marketing)」の実践と展開に取り組むとともに、特許情報調査・分析の実務支援にも注力している。
セミナー受講料
1名:37,310円(税込) 2名以降:32,310円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
※システムの仕様上、お申込み画面では通常料金が表示されます。割引適用後の受講料は、ご請求書にてご確認ください。
受講について
ライブ配信受講
お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへ、Zoomでの視聴IDとパスワードを開催前日までにお送りいたします。
アーカイブ配信受講
<1>セミナー終了3営業日後から2週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
<2>収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
<3>質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎを
させていただきます。
受講料
37,310円(税込)/人
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