
セミナー趣旨
日本は遠浅の海域が限られているため、洋上風力発電の導入拡大には、水深の深い海域でも設置可能な浮体式洋上風力発電の技術開発や量産化が重要と考えられている。しかしながら、中長期的な普及に向けては、コストや技術、制度面など、さまざまな課題が存在しているのが現状である。
本セミナーでは、現在進行中の「秋田県南部沖浮体式洋上風力実証事業」を例に、商用化を見据えた際に期待されるポイントや、事業者の立場から感じている課題、今後求められる改善点について、港湾区域での洋上風力発電事業の取り組み事例も交えつつ詳説する。
セミナープログラム
1. 丸紅洋上風力開発(株)の概要と丸紅グループの取り組み実績
(1) 海外における洋上風力発電事業の取り組み(着床・浮体)
(2) 国内における洋上風力発電事業の取り組み(着床・浮体)
2. 秋田港・能代港洋上風力発電事業から見る解決すべき課題
(1) 国内における洋上風力取り組み実績(着床) ー秋田港・能代港洋上風力ー
(2) 港湾区域における洋上風力発電事業から求められる改善点
3. 期待される浮体式洋上風力発電産業
(1) 技術的・商務的課題と産業構造
(2) 浮体式マーケットの機会創出
4. 秋田県南部沖における浮体式洋上風力実証事業について
(1) 秋田県南部沖浮体式洋上風力実証事業の概要
(2) 商用化に向けたポイントと目指す社会実装
5. 関連質疑応答
6. 名刺交換・交流会
セミナー講師
丸紅洋上風力開発株式会社
国内事業第一部長
大佐 嘉彦 氏
設計コンサルタント会社勤務を経て、2005年より一貫して風力発電事業会社にて従事。日本国内における事業開発、設計・施工管理、品質管理、風況解析をはじめ、韓国、豪州、中東、欧州など海外プロジェクトも多数担当。2017年から2021年には欧州を拠点とし、中東および欧州地域の事業開発・建設・操業案件のエンジニアリング機能を担う。現在は、グリーンイノベーション基金事業の一環である「秋田県南部沖浮体式洋上風力実証事業」において、幹事会社の研究開発責任者を務めている。
セミナー受講料
1名:37,720円(税込) 2名以降:32,720円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
※地方公共団体ご所属の方は、2名まで11,000円(税込)
但し、会場受講またはライブ配信受講限定。2名様の受講形態は同一でお願いいたします。
※システムの仕様上、お申込み画面では通常料金が表示されます。割引適用後の受講料は、ご請求書にてご確認ください。
受講について
会場またはライブ配信受講
ライブ配信受講の方は、お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへ、Zoomでの視聴用URLとID・パスワードを開催前日までにお送りいたします。
アーカイブ配信受講
<1>セミナー終了3営業日後から2週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
<2>収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
<3>質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎを
させていただきます。
受講料
37,720円(税込)/人
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