遠心分離機(ディスク型/デカンタ型)の特徴、選定方法、プロセス適用事例~持続可能な固液、液液分離技術~

●持続可能な固液、液液分離技術である遠心分離機のうち、ディスク型とデカンタ型の特徴を概説!!
●試験管遠心器によるテーブルテストから実用機にスケールアップする手法についてお話させていただきます。
●医薬、食品業界を中心に、固液、液液分離の適用事例を紹介します。

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

      遠心力という物理力のみを使った、廃棄物を発生させない、持続可能な固液、液液分離技術である遠心分離機のうち、ディスク型とデカンタ型の特徴を概説する。試験管遠心器によるテーブルテストから実用機にスケールアップする手法を説明する。小型パイロット試験機による連続ラボテストの留意点を解説する。テストにより選定された機種をプラントに導入する場合に必要な設計要件を述べる。医薬、食品業界を中心に、固液、液液分離の適用事例を紹介する。

    受講対象・レベル

    ・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
    ・液体分離をしているが、消耗品がたくさん出るので困っている。
    ・遠心分離機を使用しているが、性能が出ず、困っている。

    必要な予備知識

    ・この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ない。
    ・書籍「ユーザーのためのろ過/脱液/遠心分離事例集」(LFPI編)
    https://www.lfpi.org/business/publication/book.html

    セミナープログラム

    1. はじめに
     1-1 工業用遠心分離機の分類
     1-2 ディスク型/デカンタ型遠心分離機の分離範囲
    2. ディスク型遠心分離機の特徴
     2-1 ディスク型遠心分離機の原理
      (1) ストークス則
      (2) 遠心効果
      (3) 遠心沈降面積
      (4) 液液分離
     2-2 ディスク型遠心分離機の構造
      (1) ボウルとフレーム
      (2) 駆動方式
      (3) 固形分排出機構 保持、間欠、連続
      (4) インレット、アウトレット
      (5) 液液分離の二つのタイプ
    3. ディスク型遠心分離機の設計方法
     3-1 試験管遠心器テストによるスケールアップ
      (1) 清澄能力確認のための重力沈降速度測定
      (2) 固形分処理能力確認のための12,000条件
      (3) 安息角測定のためのペントメータテスト
     3-2 小型パイロット試験機による連続ラボテスト
      (1) 遠心沈降面積によるスケールアップと分離効率の算出
      (2) 間欠排出型の固形分圧密の確認
      (3) インレット相違による清澄能力の確認
     3-3 選定機種の設計要件
      (1) 据付
      (2) 製品、ユーティリティのコネクション
      (3) 防爆設置の基本
      (4) 固形分洗浄効率のシミュレーション
      (5) 液液分離における比重板選定
      (6) GMPバリデーション
    4.ディスク型遠心分離機のプロセス適用事例
     4-1 清澄
      (1) 飲料
      (2) 動物細胞
     4-2 固形分濃縮
      (1) パン酵母
      (2) 微細藻類
      (3) 乳酸菌
     4-3 固形分回収
      (1) バイオリアクター用バクテリア
      (2) カツオエキス
     4-4 分級
      (1) でんぷん
      (2) 研磨剤
     4-5 液液分離
      (1) 潤滑油
      (2) 植物油
      (3) 魚油
      (4) 乳脂肪
      (5) 柑橘皮油
    5.デカンタ型遠心分離機の特徴
      (1) 傾斜沈殿槽からデカンタ型遠心分離機の完成
      (2) 主要コンポーネント
      (3) 運転原理・性能最適化
      (4) 分離機構
    6. デカンタ型遠心分離機の設計方法
     6-1 試験管遠心器テストによるスケールアップ 
      (1) 清澄能力確認のための2条件
      (2) 脱水確認条件
      (3) 凝集剤添加サンプルのための脱水セル試験
     6-2 小型パイロット試験機による連続ラボテスト
      (1) 主要パラメータ
      (2) スケールアップの2指標
     6-3 選定機種の設計要件
      (1) 据付
      (2) 電力消費量
      (3) 騒音
    7.デカンタ型遠心分離機のプロセス適用事例
      (1)コーヒー
      (2)トマト
      (3)フルーツ
      (4)魚製品
      (5)畜肉副産物
      (6)大豆たんぱく


    *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。


    ■講演中のキーワード
    固液分離、液液分離、分級、遠心力、遠心沈降面積、スピンテスト、ディスク型、デカンタ型

    セミナー講師

     アルファ・ラバル株式会社 分離技術試験室 室長  青木 裕 氏

    ■ご略歴
    1981年3月 東京都立大学工学部工業化学科卒業、同年4月アルファ・ラバル入社。
    (当時は長瀬アルファ㈱(長瀬産業とアルファ・ラバルの合弁)。
    化学、バイオ向けディスク型遠心分離機の技術営業(15年)、植物油脂用機器の技術営業(7年)、
    分離技術試験室で食品、バイオ、化学向け遠心分離の用途開発(22年)。
    ■ご専門および得意な分野・ご研究
    サンプル試験によるディスク型、デカンタ型遠心分離機の用途開発
    ■本テーマ関連学協会でのご活動
    化学工学会固液分離分科会

    セミナー受講料

    【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

    【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円

    *学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
      →環境の確認についてこちらからご確認ください
    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

     

    受講料

    50,600円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    50,600円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    化学反応・プロセス   機械設計   生産工学

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