
・他の次世代電池に較べてどのような特徴があるのか?
・正極、負極、固体電解質の合成方法は?
・電位窓、イオン伝導率の測定方法は?
セミナー趣旨
本セミナーでは、カーボンゼロ社会実現に向けた取り組みとして注目されている、新エネルギーの一つとしての蓄電技術として、電池開発についての内容を解説します。現在普及している二次電池であるリチウムイオン電池に加えて、これからの電池として注目されている全固体電池に関する内容を中心に解説をします。特に、電池材料の開発に焦点を当て、評価技術についても解説をします。
習得できる知識
・広く二次電池に関する基礎知識
・次世代の二次電池としての全固体電池の原理・優位性
・電池材料開発の方法や方針
・電池材料の評価技術について
・次世代電池の社会実装に対する期待と課題
セミナープログラム
1.二次電池のコンセプト
1.1 過去の二次電池の開発経緯
1.2 なぜ二次電池の必要性があるのか
1.3 二次電池のメリット・デメリット・課題について
1.4 二次電池技術における今後
2.全固体フッ化物電池のコンセプト
2.1 なぜこのような次世代電池が案出されたのか
2.2 どのようなメリットがあるのか、デメリットはあるのか
2.3 他の次世代電池に較べてどのような特徴があるのか
3.全固体フッ化物電池の基本動作原理
4.全固体フッ化物電池の各構成材料、その合成方法
4.1 正極の合成方法
4.2 負極の合成方法
4.3 固体電解質の合成方法
5.全固体フッ化物電池の測定・評価方法
5.1 電位窓の測定
5.2 イオン伝導率の測定
6.全固体フッ化物電池の現状の課題と今後の可能性
6.1 動作温度
6.2 社会インフラ
6.3 今後の展望
<質疑応答>
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
名古屋大学 未来社会創造機構 マテリアルイノベーション研究所 企画戦略室 室長(兼バイオマテリアル部門) 准教授 博士(医学)
澤田 康之 氏
■ご略歴
2010年4月 - 2013年3月 名古屋大学 医学系研究科 研究員
2013年4月 - 2017年3月 名古屋大学 医学系研究科 特任助教
2017年4月 - 2020年9月 名古屋経済大学 人間生活科学部管理栄養学科 准教授
2020年10月 - 2022年3月 名古屋大学 未来社会創造機構社会イノベーションデザイン学センター 特任准教授
2022年4月 - 現在に至る
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
36,300円(税込)/人
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