
・マイクロ流体デバイスで細胞培養をする方法を解説
・動物実験代替としても
セミナー趣旨
本セミナーでは、新しい細胞培養の方法の一つであるマイクロ流体デバイスを用いた細胞培養の方法について、特に血管の細胞を中心として説明します。これまでの培養皿と異なり、マイクロ流体デバイスを用いて培養容器の形状を整えると、力学的刺激を与えるなど細胞の生育環境を模倣した培養が可能になります。近年注目を浴びている生体模倣システムについても解説し、血管アッセイに関する動物を用いない評価法の開発研究についての現状をご紹介します。
習得できる知識
・血管アッセイに関する基礎知識
・マイクロ流体デバイスを用いた細胞培養の方法
セミナープログラム
1. 組織・細胞培養の歴史
1.1 先駆者の業績
2.細胞培養の方法
2.1 細胞培養に必要なもの
2.2 2D細胞培養と3D細胞培養の違い(従来の培養皿を用いた二次元の培養から、生体内の組織の三次元構造に近づけた培養)
3. マイクロ流体デバイスを用いた細胞培養
3.1 マイクロ流体デバイスとはどんなものか。
3.2 マイクロ流体デバイスを用いた細胞培養の基本的知識
3.3 血管における力学的環境を模倣した培養方法の提案
3.3.1 培地の送液培養が可能なシステム
3.3.2 細胞のストレッチ培養が可能なシステム
4. マイクロ流体デバイスを用いた血管アッセイ
4.1 血管新生の評価
4.1.1 in vivoの血管新生評価方法
4.1.2 多孔質膜を用いた方法
4.1.3 スクラッチアッセイ
4.1.4 3D培養を取り入れた方法
4.2 血管透過性の評価
4.2.1 蛍光トレーサーを用いた方法
4.2.2 経上皮電気抵抗(TEER)の測定
4.3 生体模倣システム Microphysiological systems(MPS)
4.3.1 臓器と血管を組み合わせたMPSの紹介
4.3.2 今後に期待されているもの
<質疑応答>
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
日本女子大学 理学部化学生命科学科 教授 博士(農学) 佐藤 香枝 氏
■ご略歴
1993年3月日本女子大学卒業。1999年3月東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。
2004年東京大学大学院工学系研究科助手、2006年より専任講師。2009年4月日本女子大学准教授。
2018年同大学教授。専門は生物分析化学、マイクロタス。
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
45,100円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
45,100円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
開催場所
全国
主催者
キーワード
生物・細胞技術 ナノマイクロシステム
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10:30 ~ 16:00経皮吸収(城西大学研究室・実験室見学付き)○透過性や浸透性を高める手法とそのメカニズム○皮膚透過および皮膚中濃度の試験方法と透過促進法<会場開催セミナー>
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