~再生可能エネルギー電源の主力化 リチウムイオン電池の課題、安全性等~
開催日時 2025年05月12日(月) 09:30 - 11:30
セミナー趣旨
第7次エネルギー基本計画が示され、2040~2050年に向けた方針が提示された。2030年のCO2排出削減目標46%に加え、2040年には73%削減の目標も併せて出されている。
これを実現するためには、ゼロエミッション電源である再生可能エネルギーと原子力の積極的な導入が不可欠である。太陽光発電や風力発電は、天候に左右されるため不安定な電源である、一方で、原子力は、現状の技術では定格運転しかできない。電力供給では、需要と供給の一致、すなわちバランスが求められる。その調整力として、電力貯蔵技術が重要な役割を果たす。
本講演では、これらの技術的・制度的な課題と今後の展望について考察する。また、現在注目されている携帯機器に使用されるリチウムイオン電池の火災事故についても、市民の理解を得るために重要な課題である。リチウムイオン電池の安全性とその課題についても述べる。
セミナープログラム
1. カーボンニュートラル社会実現に向けて
2. 電力供給での蓄電システムの役割
3. 蓄電システムの期待と課題
4. リチウムイオン電池の期待と課題
セミナー講師
一般財団法人電力中央研究所
企画グループ
特任役員 工学博士
池谷 知彦 氏
1989年 慶應義塾大学大学院博士課程 終了 工学博士
同年 電力中央研究所 ニッケル水素電池・リチウム電池技術開発、電力貯蔵技術に従事
2002年7月 新エネルギー総合技術開発機構(NEDO)出向
プロクラムマネージャー 水素・燃料電池・二次電池の研究開発を担当
2006年7月 出向解除
電力中央研究所 材料科学研究所 先進機能材料リーダーなどに従事
2020年6月 企画グループ 特任役員
現在に至る
セミナー受講料
1名:37,620円(税込) 2名以降:32,620円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。
受講料
37,620円(税込)/人
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