
メタマテリアル・メタサーフェス(光と音を自在に操る新技術)の原理とレンズ・遮音への応用展開【LIVE配信・WEBセミナー】
■本講座の注目ポイント
メタマテリアル・メタサーフェスの原理から活用・今後の研究動向など、全容を学べる講座です。
①メタマテリアルの屈折、近接場光、メタ原子について基礎から解説します。
②通信向けメタサーフェス反射板や、レンズの小型化について解説します。
③音響メタマテリアルへの応用なども紹介します
セミナー趣旨
~なぜいま注目されるのか? メタマテリアル・メタサーフェス の原理から応用まで、やさしく本質からつかむ~
メタマテリアル・メタサーフェスは、透明マントや極薄レンズ、極薄方向性アンテナなど、従来の材料・構造では不可能と考えられていたデバイス・部材を人工的微細構造によって実現する技術であり、情報・通信や環境対応などの産業分野での応用が強く期待されています。一方で、より広く普及するためには、設計、基板材料、微細加工技術などに関する課題の解決が必要です。
本講演では、メタマテリアル・メタサーフェスの産業的な可能性とともに、それらの課題について明らかにします。そして、今後のメタマテリアル・メタサーフェスの研究開発に必要な技術、研究体制や研究開発推進の戦略(他分野との協業、アウトソーシングなど)について議論します。
【講演のポイント】
メタマテリアル・メタサーフェスの展開には、物理的な設計、微細構造作製とともに、低誘電率材料などの素材が重要であることを示します。また、電磁波シミュレーションや特性評価などをアウトソーシングしながら研究開発を効率的に進める戦略について述べます。
【習得できる知識】
①メタマテリアル・メタサーフェスの原理
②メタマテリアル・メタサーフェスの可能性と限界、そして課題
③メタマテリアル・メタサーフェスの応用領域 –通信、光情報処理、環境などのビジネス–
④メタマテリアル・メタサーフェスデバイスの実例 –通信用アンテナ、フラットレンズ、音響メタマテリアルなど–
⑤メタマテリアル・メタサーフェスの設計と作製
⑥メタマテリアル・メタサーフェスの研究戦略 –体制、設備、アウトソーシングなどの戦略–
セミナープログラム
《第1章:メタマテリアル・メタサーフェスとは》
1. メタマテリアル、メタサーフェスの定義
2. メタマテリアル・メタサーフェスの原理
2.1 光の散乱と反射
2.2 屈折の原理
2.3 近接場光
2.4 メタマテリアルを形成するメタ原子
2.5 誘電体メタサーフェス
3. メタマテリアル・メタサーフェスの可能性
3.1 透明マント
3.2 メタレンズ
3.3 通信向けメタサーフェス反射板(5G/6G)
《第2章:メタマテリアル・メタサーフェスの実例》
1. ランダム分散メタサーフェスによる可視〜赤外光制御
1.1 熱線反射フィルムへの応用(窓用遮熱材料)
1.2 開発/設計のプロセス
1.3 近赤外で共鳴する微粒子形状
1.4 LCR回路に基づいた特性
1.5 プラズモン共鳴の差異についての考察
2. メタレンズ – スマホカメラの出っ張りを無くする–
2.1 レンズの小型化へのニーズ
2.2 フラットレンズの代表的研究
2.3 フラットレンズの課題
3. 音響メタマテリアル – 雑音を遮断し、風を通す–
3.1 音響メタマテリアルの意義
3.2 音響遮蔽性能
《第3章:メタマテリアル・メタサーフェスの研究開発戦略》
1. メタマテリアル・メタサーフェス実現のための課題
2. 研究開発に必要な技術・設備・体制など
3. 協業・アウトソーシングによる効率的な研究開発戦略
【質疑応答】
セミナー講師
納谷ラボ 代表/慶應義塾大学 特任研究員/(元)富士フイルム 納谷 昌之 氏
セミナー受講料
●1名様 :38,500円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
受講料
38,500円(税込)/人