
再生医療分野における周辺ビジネスの実際と参入戦略
☆異業種、異分野からの再生医療分野にかかる事業参入事例をもとに、参入事業計画策定のポイントを解説いたします!
〇再生医療とその周辺産業への応用事例や勘所とは?
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:7/10~7/18(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
本セミナーは再生医療やその周辺分野に参入を計画している(または検討している)異業種、異分野企業の経営企画部門、事業企画・開発部門、研究企画・開発部門、研究開発実務関係者向けの企画である。
本セミナーでは異業種、異分野企業の関係者にもできるだけわかりやすい形で、再生医療周辺事業分野参入に必要な基礎的な技術知見とバリューチェーンに関する技術をできるだけ平易に解説する。
そして、再生医療技術を応用した再生医療事業やその周辺事業分野の現状と課題、今後のトレンドを明らかにする。同時に、事業参入の最大の障壁である再生医療等製品製造に関する法的規制についてもできるだけわかりやすく解説する。
最後に、異業種、異分野からの再生医療分野にかかる事業参入事例をもとに、参入事業計画策定のポイントを解説する。
習得できる知識
〇 再生医療の歴史、再生医療技術の基礎知識やバリューチェーンに関する知識
〇 再生医療に関する法規制
〇 再生医療とその周辺産業への応用事例や勘所
〇 再生医療とその周辺産業への参入事業計画策定のポイント
セミナープログラム
1. 再生医療の歴史と発展
1.1. 再生医療の定義と範囲
1.2. 再生医療の歴史的発展
- 細胞治療の黎明期
- 組織工学の確立
- 幹細胞研究の進展
- iPS細胞の発見とその影響
1.3. 再生医療の現状と将来展望
- 世界市場の動向
- 日本市場の特徴と発展
- 今後の発展予測
2. 再生医療の基礎技術概論
2.1. 細胞源と種類
- 体性幹細胞
- 胚性幹細胞(ES細胞)
- 人工多能性幹細胞(iPS細胞)
- 間葉系幹細胞(MSC)
- その他の細胞源
2.2. 細胞培養・増殖技術
- 二次元培養
- 三次元培養
- バイオリアクター技術
2.3. 組織構築技術
- 足場材料(スキャフォールド)
- バイオプリンティング
- オルガノイド技術
2.4. 細胞加工・修飾技術
- 遺伝子編集技術(CRISPR-Cas9等)
- 細胞分化制御技術
- 細胞シート技術
2.5. 保存・輸送技術
- 低温保存技術
- 細胞・組織の輸送システム
3. 再生医療のバリューチェーン
3.1. 再生医療バリューチェーンの全体像
3.2. 上流工程:原料・原材料
- 細胞バンク・提供
- 培地・試薬
- 基材・足場材料
3.3. 中流工程:細胞加工・製造
- 細胞培養・増殖
- 細胞加工
- 品質管理
3.4. 下流工程:保存・流通・臨床応用
- 細胞・組織の保存
- 物流・輸送
- 医療機関での利用
4. 再生医療技術を基盤とした周辺ビジネス
4.1. 細胞・組織提供関連ビジネス
- 細胞バンク事業
- 細胞分離・精製サービス
4.2. 培養関連資材ビジネス
- 培地・サプリメント開発製造
- 足場材料・基材開発製造
- 試薬・消耗品開発製造
4.3. 細胞加工・製造関連ビジネス
- 細胞加工装置開発製造
- 自動培養装置開発製造
- 細胞加工受託(CDMO)
4.4. 品質評価・検査関連ビジネス
- 品質検査サービス
- 検査装置・試薬開発製造
4.5. 保存・輸送関連ビジネス
- 低温保存装置開発製造
- 細胞・組織輸送サービス
4.6. 創薬支援関連ビジネス
- オルガノイドを用いた薬効・毒性試験システム
- 疾患モデル細胞・組織提供
- 個別化医療支援サービス
4.7. IT・デジタル関連ビジネス
- 細胞製造管理システム
- サプライチェーン管理システム
- AI活用による品質予測・工程最適化
5. 再生医療周辺ビジネスの事業化に向けた課題と対応策
5.1. 技術的課題と対応
- スケールアップ・自動化技術
- 品質の安定化・標準化
- 保存安定性の向上
5.2. 規制対応
- 日本の規制環境(再生医療等安全性確保法、薬機法)
- 海外規制環境(FDA、EMA等)
- 国際調和の動向
5.3. 知的財産戦略
- 特許出願・権利化戦略
- ライセンス戦略
- 知財リスク対応
5.4. ビジネスモデル構築
- コスト構造と収益モデル
- 提携・協業戦略
- 差別化戦略
6. 再生医療周辺ビジネス事業計画立案と立案方法
6.1. 市場分析
- 市場規模・成長予測
- 競合分析
- 顧客分析
6.2. 自社分析
- 技術資産評価
- 組織能力評価
- リソース配分
6.3. 参入戦略立案
- 事業領域選定
- 差別化要因特定
- ビジネスモデル設計
6.4. 実行計画
- 開発ロードマップ
- 投資計画・資金調達
- パートナーシップ戦略
6.5. リスク分析と対応策
- 技術リスク
- 市場リスク
- 規制リスク
7. 国内の主要KOL(キーオピニオンリーダー)
8. 補足情報と今後の展望
8.1. 新興技術動向
- In situ直接リプログラミング
- エクソソーム・細胞外小胞療法
- 合成生物学アプローチ
8.2. 国際連携・産学連携の重要性
8.3. 再生医療とデジタル技術の融合
8.4. ESG・サステナビリティの視点
【質疑応答】
キーワード:
医薬品,再生医療,バイオ,周辺ビジネス,ips,講習会,マーケティング,研修,講習
セミナー講師
笹嶋グローバルコンサルティング 代表 笹嶋 政昭 氏
【専門】
分子生物学、光学分析、機能材料、医療情報管理
【経歴】
チバ・コーニング・ダイアグノスティックス株式会社(現シーメンスヘルスケアダイアグノスティックス)にて化学発光法により全自動検査診断システムの薬事、設計開発、日本メドトロニック株式会社にて植込み型医療機器の臨床開発、三菱化学株式会社にて体外診断薬と検査機器の薬事、新規事業開発並びにライフサイエンス事業の再構築を行った。2007年から2014年まで極東製薬工業株式会社にて取締役研究開発本部長、事業企画部門長を歴任。2014年から現在まで、笹嶋グローバルコンサルティング代表。
2014年度から2015年度にかけて経済産業省所管(現在はAMED所管)医工連携事業化推進事業の技術支援、医療機器開発支援ネットワーク事業の立ち上げ支援に尽力。
現在は、主として大手の異業種参入企業を中心に、医療機器や体外診断用医薬品事業立ち上げ、中期経営計画立案支援、製品開発支援、海外事業展開支援、さらに様々な医療ICTシステム開発支援を行っている。
診断にかかる分析技術、特に、イムノクロマト法、磁性粒子、化学発光免疫測定法、グレーティングカップルドSPRなどは世界で最も早く商業化したメンバーの一員であり、これらの先端技術や関連事業の特性評価と商品化、普及活動に尽力。
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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