
事故や失敗事例から学ぶHAZOP実践講座
化学プラントに潜在する危険源を見つけ出すには?
~Hazard and Operability Studiesの盲点となるような事故など、事例を使って解説!~
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
セミナー趣旨
HAZOPは「ずれ」を使って危険なことを見つけ出す安全性評価手法です。HAZOPは万能ではありません。HAZOPを使いこなしていくためには、HAZOPと関係する失敗事例やHAZOPではカバーできにくいことは何かと言うことも知っておく必要があります。HAZOPはある程度知ってはいるが、基本的事項を復習したい。化学プラントなどに潜在している「危険源」を効果的に見つけ出す為の実践的な知識をもっと身につけたいという方に最適な講座です。
今回の講座では、HAZOPを実施する上で是非知っておいて欲しい事故事例やHAZOPで「危険源」を見落としやすい事故事例を数多く取り込んでいるのが特徴です。化学プラントに潜在する危険源を、実際に起こった事故事例をイラストなどでわかり易く説明します。
受講対象・レベル
危険物、毒性物質、毒性物質などを取り扱う化学工場、石油化学、石油精製企業
(1)運転部門の管理職または運転支援スタッフ、
中核運転員(作業責任者、班長、中堅運転員)
(2)安全を担当している安全管理者または安全スタッフ
(3)プロセスの設計・中試験などの技術開発、
設備設計、保全部門の管理職または中核人材
(4)HAZOPとは何かを体系的に学びたい人又は
HAZOPは何度かやったことがあるが知識を整理したい人
(5)HAZOPはやっているが、HAZOPで失敗した事故事例を具体的に学びたい人
習得できる知識
(1)HAZOPで知っておくべき、化学工場などに存在する「危険源」を体系的に知る
(2)工場で発生する「ズレ」とは何かを、実際の事故事例を使い実践的に知る
(3)HAZOPで見落としやすい事故事例を知る
1)「プロセスパラメーター」と言われる、温度や圧力等のずれで起った事故事例
2) 反応器、熱交換器など「装置」の切り口で事故事例
(4)HAZOPの切り口で事故の「教訓」を知る
セミナープログラム
1.なぜ化学プラントで事故が起こるのか
-物質危険性、人、設備、外乱で事故は起こる
-事故が起こる主原因を12のキーワードで紹介します
2.HAZOPの基礎知識
2‐1 HAZOPの歴史
2‐2 HAZOPの目的
2‐3 HAZOP基本的考え方
2‐4 HAZOP基本手順
3.HAZOPの実践知識
3‐1 HAZOPの実施体制と事前準備
3‐2 HAZOPのメンバーとリーダーの役割
3‐3 HAZOPの留意点
4.HAZOPで知っておいて欲しい事故や失敗事例-その1
4‐1 事故の現状
4‐2 重大事故とHAZOP
4‐3 「プロセスパラメーター」の切り口で事故を学んでおく
流量、圧力、液面、温度、組成、その他
5.HAZOPで知っておいて欲しい事故や失敗事例-その2
「装置の種類」という切り口で事故を学んでおく
5‐1 反応器
5‐2 塔槽類
5‐3 ポンプ、圧縮機
5‐4 熱交換器
5‐5 その他HAZOPでのキーワード
スケジュール
10:30~11:20 なぜ事故が起こるのか
11:30~12:30 HAZOPの基礎知識
12:30~13:30 (昼食 1時間)
13:30~14:20 HAZOPの実践知識
14:30~15:20 HAZOPの失敗事例-1
15:30~16:20 HAZOPの失敗事例-2
16:20~16:30 質疑応答
キーワード
化学,プラント,安全,入門,セミナー,Web,ネット,研修,講習
セミナー講師
半田 安 氏 (元三井化学(株)技術研修センター長)
【ご専門】
化学プラントの事故防止、技術伝承、人材育成
【ご経歴】
1974年~ 三井石油化学工業(株)入社、化学プラントの設計、保全、プラント建設に従事
2000年~ 三井化学(株) 下関工場 エンジニアリング部長
2005年~ 三井化学エンジニアリング(株) 本社 安全品証部長
2006年10月~ 初代技術研修センター長として人材育成に従事
化学工場運転員を対象とする人材育成組織「技術研修センター」を 立ち上げ
2012年4月~ 生産技術本部 海外技術部
< 海外関係会社の運転員・エンジニアーの人材育成業務>
2015年1月 三井化学を退職
現在
★安全工学会等学会などの安全セミナーでの講演活動
★企業、行政、業界等の要望に応じ化学プラントの事故や災害に関する
安全講演や労働安全・保安防災、HAZOPをテーマに講座 講演を企画開催
★人材育成や教育組織、講演会社等で
労働災害・保安防災、HAZOPをテーマに講座 講演を企画開催
人材育成・技術伝承をテーマに講座 講演を企画開催
★日本化学工業協会 レシポンシブル・ケア検証センター 検証員
詳細はホームページ参照 半田化学プラント安全研究所 https://handa.jpn.org/1/
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
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受講料
55,000円(税込)/人