
カーボンプライシングの最新政策動向とJ-クレジット制度及び非化石証書市場の方向性
2025年2月のGX推進法の改正案を踏まえた
セミナー趣旨
企業の排出削減を促進する手法の一つであるカーボンプライシングの政策(排出量取引制度、環境税)の最新動向及びJ-クレジット制度の今後の方向性について解説します。
2025年2月に、GX推進法の改正案が閣議決定され、排出量取引制度(GX-ETS)が法定化されました。今年度は、2026年度の排出量取引制度開始に向けて制度の詳細設計が進められます。J-クレジットは、カーボンプライシングの政策に対応するための環境価値商品として期待されています。J-クレジットの申請要件等の制度概要、最近の市場動向(需給、東証市場、政府売払い)等に加え、競合商品の非化石証書の市場動向も取り上げます。カーボン・ニュートラルに向けたステップとして活用が拡大していくJ-クレジットと非化石証書を比較し、これらの市場の方向性を予測するとともに、2026年度開始の排出量取引制度がJ-クレジットに与える影響についても考察します。
セミナープログラム
1. カーボンプライシング政策
(1) カーボンプライシングとは
(2) 我が国のカーボンプライシング政策(GX-ETS、化石燃料賦課金、特定事業者排出枠、GX移行債)
(3) 2025年2月のGX推進法の改正案(GX-ETS)
2. J-クレジット制度の最新動向とJ-クレジットと非化石証書の今後の展望
(1) J-クレジット制度とは
(2) J-クレジットの市場動向(需給、東証市場、政府売払い)
(3) 非化石証書の市場動向
(4) J-クレジット制度の申請要件、方法論
(5) J-クレジットと非化石証書の比較
(6) GX-ETSがJ-クレジットに与える影響
3. 関連質疑応答
4. 名刺交換・交流会
セミナー講師
株式会社FTカーボン
代表取締役
富士 昌孝 氏
株式会社日本総合研究所を経て、2009年、株式会社FTカーボン設立。京都議定書の枠組みの先進国と途上国間の排出権取引制度(CDM)のコンサルティングを経て、2008年創設の国内における大企業と中小企業間の排出権取引制度(国内クレジット制度)の制度設計に関与。2009年、国内クレジット制度の申請支援及びクレジットの卸売・小売をワンストップで行う株式会社FTカーボンを設立。国内クレジット制度及びJ-クレジット制度の申請支援件数は約230件。J-クレジットの一次取得量は約91万t-CO2。市場シェア約7%(国に次ぐ2位(民間企業1位))。
セミナー受講料
1名:37,670円(税込) 2名以降:32,670円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
※地方公共団体ご所属の方は、2名まで11,000円(税込)
但し、会場受講またはライブ配信受講限定。2名様の受講形態は同一でお願いいたします。
※システムの仕様上、お申込み画面では通常料金が表示されます。割引適用後の受講料は、ご請求書にてご確認ください。
受講について
会場またはライブ配信受講
ライブ配信受講の方は、お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへ、Zoomでの視聴用URLとID・パスワードを開催前日までにお送りいたします。
アーカイブ配信受講
<1>セミナー終了3営業日後から2週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
<2>収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
<3>質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎを
させていただきます。
受講料
37,670円(税込)/人