
高分子絶縁材料の開発動向と劣化診断技術について詳細に解説して頂くことによって、関連業界の方々の今後の事業に役立てていただくことを目的とします。
セミナープログラム
10:00~12:30
1. 高電圧機器における高分子絶縁材料の劣化診断技術
関東学院大学 岡本 達希 氏
1.高分子の絶縁劣化の考え方と診断手法の基礎
1.1 熱劣化
1.2 機械劣化
1.3 電気劣化
1.4 環境劣化
2.CVケーブルおよびOFケーブルの劣化診断手法
2.1 CVケーブルの劣化診断技術
2.1.1 ケーブルおよび接続部の構造と材料
2.1.2 絶縁劣化要因
2.1.3 絶縁劣化機構
2.1.4 劣化診断手法
2.2 OFケーブルの劣化診断技術
2.2.1 ケーブルおよび接続部の構造と材料に
2.2.2 絶縁劣化要因
2.2.3 絶縁劣化機構
2.2.4 劣化診断手法
3.油入変圧器の劣化診断手法
3.1 従来の絶縁材料と診断技術
3.2 最新の絶縁材料の導入
3.3 最新の絶縁劣化診断技術
4.回転機の劣化診断手法
4.1 回転機構造と絶縁材料
4.2 絶縁劣化要因と絶縁劣化機構
4.3 絶縁劣化診断技術
5.ガス絶縁機器の劣化診断手法
5.1 ガス絶縁機器構造および材料
5.2 ガス絶縁機器劣化機構
5.3 絶縁劣化診断術
6.IoTやAIの劣化診断への活用
6.1 高電圧機器のトラブル事例
6.1.1 ケーブルのラブル事例
6.1.2 変圧器のトラブル事例
6.1.3 回転機のトラブル
6.1.4 GISにトラブル事例
6.2 IoTやAIの活用事例
6.2.1 プラットフォームとセンサデバイス
6.2.2 IoTおよびAIの活用事例
13:30~16:00
2. 高温/高電界環境に対応した高分子絶縁材料の開発動向
東京都市大学 田中 康寛 氏
1.最近の高分子絶縁材料を取り巻く環境
1-1. 直流送電用ケーブルの開発
1-2. パワー半導体封止材料の開発
1-3. 巻線被覆材料の開発
2.直流高温/高電界下の高分子絶縁材料の電気的特性と絶縁性評価法
2-1. 直流高電界下で絶縁材料を流れる電流
2-2. 電流積分電荷(Q(t))法の原理
2-3. Q(t)法の測定
2-4. 空間電荷蓄積現象と電界分布
2-5. パルス静電応力(PEA)法の原理
2-6. PEA法の測定例
3.空間電荷の蓄積特性と問題点
3-1. ケーブル用絶縁材料(ポリエチレン)
3-2. モールド用絶縁材料(エポキシなど)
3-3. 巻線被覆用絶縁材料(ポリイミドなど)
4.コンポジット化による耐高温/高電界化
4-1. ケーブル用絶縁材料(ポリエチレン)
4-2. モールド用絶縁材料(エポキシなど)
4-3. 巻線被覆用絶縁材料(ポリイミドなど)
※各講演時間に質疑応答(5分程度)を設けます。
セミナー講師
関東学院大学 工学総合研究所 研究員 (電力中央研究所 名誉研究アドバイザー)
岡本 達希 氏
東京都市大学 理工学部 機械システム工学科 教授
田中 康寛 氏
セミナー受講料
1名様 54,780円(税込) テキストを含む
受講料
54,780円(税込)/人
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