
開催日時 2024年06月11日(火) 13:30 - 15:30
セミナー趣旨
廃プラの油化ケミカルリサイクルは、化石原料からの原料転換手法として現実的な技術であり、欧州・北米を中心に多数のプロジェクトが進行しているが、わが国でもいよいよ大型実証プロジェクトが順次スタートアップを迎える段階にある。本講演では、油化ケミカルリサイクルの更なる拡大普及に向けて、塩化ビニル等を含む難リサイクル性混合廃プラの取り扱いなどの技術的課題や事業を進める上での考慮すべき点について整理するとともに、国内における油化ケミカルリサイクル事業の将来像について考察する。
セミナープログラム
1. マテリアルリサイクルとケミカルリサイクル
2. ケミカルリサイクルを取り巻く環境
(1) 国内の廃プラスチックリサイクル最新動向
(2) 化学産業のカーボンニュートラル戦略
3. 廃プラ油化技術の概要
(1) 油化技術の利点
(2) 混合廃プラの対応
(3) 既設設備とのインテグレーション
4. 拡大普及にむけた課題の整理
(1) サプライチェーンの構築
(2) マスバランス方式について
(3) サーマルリカバリーかケミカルリサイクルか
5. 油化ケミカルリサイクル事業の展望
(1) 普及段階の事業モデル
(2) 協創の重要性
セミナー講師
日揮ホールディングス株式会社
廃プラ油化事業チーム 資源循環・バイオ事業化グループ サステナビリティ共創ユニット
プログラムマネージャー
島村 卓宏 氏
2003年 関西大学大学院工学研究科修了、同年 日揮株式会社入社。
2021年までプロセスエンジニアとして国内外のガス/LNGプラントのフィジビリスタディ、基本設計、試運転に従事。本邦初のCCS実証プロジェクトではリードプロセスエンジアを担当。またCCSの国際標準化を進めるISO/TC265 WG1に委員として参画。
2021年から、日揮ホールディングス サステナビリティ協創ユニット 資源循環・バイオ事業化グループにて廃プラ油化事業チームのプログラムマネージャーを担当し、現在に至る。
セミナー受講料
1名:33,300円(税込)2名以降:28,300円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。
<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
受講料
33,300円(税込)/人
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