発泡成形の基礎とトラブル対策【LIVE配信・WEBセミナー】

★2024年5月31日WEBでオンライン開講
地方独立行政法人京都市産業技術研究所 伊藤先生に発泡成形のトラブル対策について、じっくりと講義いただくまたとない講座です。

■注目ポイント
★特に発泡射出成形、超臨界バッチ発泡成形、プレス加圧発泡成形に関しては、実際の研究開発の経験からのアドバイスも可能です。
★近年のプラスチック発泡成形に関する世界的な研究開発動向についてもご紹介いただくまたとない機会です。

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    本セミナーの主題および状況
    ★モビリティ部品の軽量化による燃費向上やプラスチック使用量削減に伴う排出CO2低減など、SDGs達成に貢献できる有効な手段としても再認識されている発泡成形技術。
    ★しかしながら、発泡体は、元の材料を数倍から数十倍に膨らますため、材料のわずかな不均一さや、条件の違いによって、意図した発泡体が得られないことや安定して成形できないことがしばしばある。

    注目ポイント
    ★経験豊富な講師から、特に発泡射出成形、超臨界バッチ発泡成形、プレス加圧発泡成形に関しては、実際の研究開発の経験からのアドバイスが可能である。
    ★近年のプラスチック発泡成形に関する世界的な研究開発動向についてもご紹介いただくまたとない機会です。

    プラスチック発泡体はプラスチックを無数の気泡で膨らませた材料です。通常のプラスチック製品では、気泡の混入は外観や強度を損なう成形不良であり敬遠されるところですが、うまく気泡構造が制御された発泡体は軽量・剛性・断熱性・絶縁性・柔軟性など優れた特性を発揮します。また、モビリティ部品の軽量化による燃費向上やプラスチック使用量削減に伴う排出CO2低減など、SDGs達成に貢献できる有効な手段としても再認識されています。一方、発泡体は、元の材料を数倍から数十倍に膨らますため、材料のわずかな不均一さや、条件の違いによって、意図した発泡体が得られないことや安定して成形できないことがあります。
    そこで本講座では、初歩的なプラスチック発泡体の原理、製法、評価方法を中心に、具体的な不良原因と対策を交えながら広範囲に解説し、発泡現象の基本的かつ理論的な見方を身に着けていただきたいと思います。特に、発泡射出成形、超臨界バッチ発泡成形、プレス加圧発泡成形に関しては、実際の研究開発の経験からのアドバイスが出来ると思います。また、近年のプラスチック発泡成形に関する世界的な研究開発動向についてもご紹介したいと思います。

    受講対象・レベル

    ・これからプラスチック発泡成形の業務を始める方
    ・プラスチック発泡成形の技術者で基礎知識を広めたい方、トラブルを抱える方

    習得できる知識

    ・プラスチック発泡体の特徴や製法
    ・発泡の原理(理論)と制御方法
    ・発泡体の各種評価方法
    ・トラブル、不良原因と対策

    セミナープログラム

    1.はじめに
     1-1.プラスチック発泡体の市場
     1-2.プラスチック発泡体の特徴と用途

    2.発泡剤
     2-1.物理発泡剤(二酸化炭素、窒素、など)
     2-2.化学発泡剤(炭酸水素ナトリウム、アゾジカルボンアミド、など)
     2-3.その他の発泡剤(熱膨張性マイクロカプセル、など)

    3.成形方法
     3-1.非連続的成形法(プレス加圧発泡、超臨界バッチ発泡、など)
     3-2.連続的成形法(射出発泡、など)

    4.プラスチック発泡体に用いられる樹脂の種類
     4-1.熱可塑性樹脂(ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、など)
     4-2.熱硬化性樹脂(ポリウレタン、エポキシ、など)
     4-3 樹脂の流動性(MFR、動的粘弾性、キャピラリーレオメータ、伸長粘度、など)

    5.プラスチック発泡体の評価方法
     5-1.機械的特性(圧縮、曲げ、耐衝撃性、動的粘弾性、など)
     5-2.熱的特性(熱伝導率、熱収縮率、線熱膨張率、など)
     5-3.その他の特性(密度、独立気泡率、気泡構造観察、など)

    6.発泡に関する原理、理論
     6-1.古典的核生成論
     6-2.気泡成長理論

    7.トラブル対策 ~原因の究明と対策方法~
     7-1.材料由来(色変え不良、異物混入、分散不良、など)
     7-2.成形条件由来(熱劣化、各種成形不良、など)
     7-3.反応条件由来(架橋不足、発泡剤分解不足、など)

    8.近年のプラスチック発泡体に関する世界的な研究開発動向
     8-1.プラスチック発泡分野の研究課題
     8-2.気泡制御に関するテーマ
     8-4.ナノセルラー発泡体
     8-3.発泡体強化、機能付与に関するテーマ

    【質疑応答】

    セミナー講師

    地方独立行政法人京都市産業技術研究所  材料・素材技術グループ  伊藤 彰浩 氏
    略歴
    2007年4月京都市産業技術研究所採用~現在に至る
    専門

    プラスチック成形加工、化学工学
    その他 所属・役職
    プラスチック成形加工学会正会員,化学工学会正会員,
    プラスチック成形加工学会 発泡・超臨界流体利用成形加工専門委員会 幹事
    プラスチック成形加工学会 ナノセルロース・ナノカーボン複合材料専門委員会 事務局

    セミナー受講料

    【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
    2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。


     

    受講料

    45,100円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    45,100円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形

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    キーワード

    高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形

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