ものづくり企業における デジタル技術を活用した業務効率化

工場のデジタル化により生産性UP!競争力UPを目指す

締切日:2024年6月4日(火)

セミナー趣旨

製造業では、「現場」「現物」「現実」を重視する「三現主義」の考え方が、「現場力の維持・強化」として重要な課題となっています。
しかし、人材不足により社内で技術の継承が困難になってきているのが現状です。

慢性的な人材不足状況が続く中、従業員の高齢化も加わり、ものづくりの主役である人材がさらに減少することが予測されています。

本セミナーでは、アナログ中心の作業をデジタル化により自動化し、生産ラインの省人化に伴う生産性向上についてアプローチ例をまじえて、わかりやすく講義致します。

自社での導入に足踏みをされている方やどう進めるのが良いのか、デジタル化する前に何が必要なのか、せっかくお金をかけてDXをしてもその作業そのものがムダな作業だった、と言うようなこともあります。
工場のDXの進め方などの疑問を解決します。

例えば、現場において安全は1番です。
現場における安全対策は、KYT(危険予知トレーニング)の手法がとられますが、これはまさしくアナログであり、担当する人の経験や知見によってレベルの差がでてしまいます。
こんな事例がありました
事故寸前の事例が起きたのは、汎用旋盤のチャックハンドルで、ワークを回転させるまでの正しい手順は以下の通り。

 1.ワークをチャックにセット
 2.チャックハンドル(T型レンチ)でしっかりとワークを固定
 3.チャックハンドルを外す
 4.フットスイッチでモータを起動させワークが回転を始める

事故が起きたのは、3.でチャックハンドルを外さないまま、4.フットスイッチを踏んでしまった為、重さ1キロほどある鉄製の工具が宙を舞ってしまった。
幸い人に当たることもなく、大きな音をたてて床に落ちた。もし、人に当たっていたら。。。。
さぁ、あなたなら、どんなアクションを起こしますか?
注意していたらそんな事故は起きないと考えますか?
人の注意力に頼っていては、安全も品質も確保できません。

答え合わせは、セミナーの中で。

 

<参加者の声>
・手間の掛かる作業は、ロボットに任せて、創造力を使う仕事を人に任せるべきというところが印象的でした。
・無駄を省き、人間は面白い仕事だけ行うというのが印象に残りました
・トヨタの【カイゼン】という考え方にそのままデジタライズを入れていく内容は受け入れやすく楽しかったです。
・日本の製造業が残って行くにはベテランと若手の融合が1つのネックになるというのが印象に残った。
・中小企業(製造業)ではよくあるポカミスをスタート前から無くす考えはFMEAなどで考えはしたのですが、今回の説明はもっと
深い部分で不具合を未然に防ぐ発想(考え方)が根源として無いといけないと思いました。

セミナープログラム

  1. 自己紹介
  2. DXとデジタル化の位置付け
    1. DXとデジタル化の位置付け
    2. 中小企業のスタンスは二極化している
  3. デジタル化の着眼点はTPSにあり!
    1. まずは仕事の整理から
    2. トヨタ生産方式(TPS)
    3. TPSの基盤:改善に終わりなし!
    4. トヨタ生産方式7つのムダをデジタル化の着眼点に!
    5. 7つのムダへのアプローチ例①~⑦
  4. デジタル化に欠かせない人材育成
    1. 仕事の3象限(大きく変化していく仕事)
    2. 経営者に必要なのはDXの本質理解
    3. 設計部門で起きている大問題
    4. 教育は本気で取り組むべし!
    5. 超高速見積・納品実例
  5. 自働化のカギはロボットの活用
    1. 自働化を徹底すれば人間はHappyになる
    2. ロボット制御の変化
  6. もう一つの切り口はイノベーション(DXの本筋)
    • イノベーションとは
    • 現代のプロダクト・イノベーション例
      金属プリンターをどう使う?
    • 在宅ワークはプロセス・イノベーションby DX
    • マーケット・イノベーションby DX
    • サプライチェーン・イノベーション by DX
    • Industrie4.0での仕事とは?
    • サプライチェーン全体をスマート工場にしなければならない
    • オーガニゼーション・イノベーション(by DX?)
    • イノベーション創造には多様性が必須
    • 企業間連携までの歩み
  7. まとめ

セミナー講師

関ものづくり研究所 代表 関 伸一 氏

製造業勤務時には専門である機械工学及び統計学を基盤として、品質向上を切り口に現場の改善を中心とした業務に従事。ローランドDG社では、改善業務の集大成として考案した「デジタル屋台生産システム」で、大型インクジェットプリンタ等の大規模アセンブリの完全一人完結組立を行ない、品質/生産性/作業者のモチベーション向上をすべて実現。多くのものづくり企業やメディアに称賛され、業績向上に貢献。2010年に関ものづくり研究所を設立し企業の現場改善を支援。現在「工場管理」誌に「モノづくりの
本質~品質の根底にあるもの~」を連載中。
㈱Fiot取締役、㈱エコム社外取締役、㈱桜井製作所社外取締役、国立大学法人静岡大学工学部客員教授

セミナー受講料

33,000円(税込)

  • お申込受付後に、ご請求書を発送致します。
  • セミナー参加方法については、お申込受付後、詳細を連絡致します。
  • オンラインセミナー参加条件
    インターネットに接続可能なパソコン、マイク、スピーカー、カメラが必要です。

申込締日:2024/06/04

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

33,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

開催場所

全国

主催者

キーワード

情報マネジメント一般   事業戦略   人財教育・育成

申込締日:2024/06/04

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

33,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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全国

主催者

キーワード

情報マネジメント一般   事業戦略   人財教育・育成

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