固体触媒技術に関する基本的な考え方から、特に注目を集めている二酸化炭素やプラスチックといった原料を高効率に変換できる固体触媒の最新技術について詳細に解説する!
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※本セミナーは開催日が変更になりました 6月10日 → 9月6日
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セミナー趣旨
低炭素社会の実現には高効率な化学変換技術は必要不可欠であり、そのためには触媒技術の開発が重要となる。様々な触媒の中でも固体触媒は耐久性、再利用性、分離の容易さからバルクの化学品合成に適していると考えられ、実際に多くの工業プロセスに用いられており、有効な固体触媒の開発は必要不可欠である。一方、地球温暖化問題やプラスチックごみ問題が近年顕在化してきており、二酸化炭素や廃プラスチックを削減する技術開発は急務となっている。そのための技術の一つとして、触媒を用いた化学変換による二酸化炭素や廃プラスチックからの有用化学品合成が注目されている。
今回の講演では、固体触媒技術に関する基本的な考え方から、現在、特に注目を集めている二酸化炭素やプラスチックといった原料を高効率に変換できる固体触媒の最新技術について詳細に解説する。
受講対象・レベル
・機能性固体触媒、不均一系触媒の研究開発者
・脱炭素やカーボンニュートラルを目指した研究開発を進めたい方
・二酸化炭素変換、プラスチック変換反応に興味を持っている方
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・固体触媒の基本的な考え方
・二酸化炭素からの非還元的変換による化学品合成技術
・プラスチックのケミカルリサイクルに有効な触媒技術
セミナープログラム
1.固体触媒の基礎
2.二酸化炭素変換用固体触媒の開発
2-1 二酸化炭素変換の基本
2-2 二酸化炭素の非還元的変換
2-3 二酸化炭素からのポリマー合成
3.プラスチック変換用固体触媒の開発
3-1 プラスチック変換の基本
3-2 プラスチックの水素化分解技術
4.まとめと展望
キーワード:
固体触媒,化学変換,二酸化炭素,廃プラスチック,セミナー
セミナー講師
公立大学法人大阪 大阪公立大学 大学院工学研究科 物質化学生命系専攻
准教授 博士(工学) 田村 正純 氏
【専門】触媒化学、有機合成化学
【ご経歴】
2003年 京都大学理学部化学教室(丸岡研究室)卒業
2005年 東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻(藤田研究室)修了
2005年~2012年 花王(株) 研究員
2012年 博士(工学)名古屋大学
2012年~2020年 東北大学大学院工学研究科 助教
2015年~2019年 JSTさきがけ研究員(兼任)
2020年~2022年 大阪市立大学 人工光合成研究センター 准教授
2022年10月~ 大阪公立大学 大学院工学研究科 物質化学生命系専攻 准教授
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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受講について
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