〜エネルギー転換の前に立ちはだかる難関とは〜 

セミナー趣旨

ドイツの発電量・電力消費量に再エネが占める比率が、2023年に初めて50%を超えた。政府が再エネ助成を始めた2000年に7%足らずだった再エネ比率は、23年間で約7倍に増えた。ドイツは、他の欧州諸国とは異なり、脱原子力と脱石炭を同時に進めてきた。去年4月に最後の3基の原子炉を廃止。早ければ2030年、遅くとも2038年に脱石炭に踏み切る予定だ。

ドイツ政府は2030年の再エネ比率を80%、2035年にはほぼ100%に引き上げ、2045年にカーボンニュートラルを達成することを目指している。その政策は、化石燃料と原子力への依存を続ける日本のエネルギー戦略と対照的だ。さらにドイツ政府は、製造業界の熱源を化石燃料から水素に切り替えるプロジェクトも進めている。なぜドイツは再エネ拡大を重視するのか?野心的な再エネ拡大計画は成功するのか?ドイツの原子力回帰はあり得るのか?

34年間にわたりドイツに住み、欧州経済について記事や本を発表している元NHKワシントン特派員が、ドイツ政府と経済界の脱炭素化政策の最新の状況を報告する。

セミナープログラム

1.ドイツの再エネ比率が初めて50%を超えた
2.ショルツ政権の野心的な再エネ拡大目標
3.「再エネ拡大は社会の最優先の課題」と法律に明記
4.ドイツのCO2削減政策の現状と目標
5.産業界の熱源を化石燃料から水素に
6.再エネ拡大のアキレス腱
7.保守政党が原子力への回帰を提唱
8.質疑応答

※プログラムは最新動向を踏まえ変更する可能性があります。

セミナー講師

在独ジャーナリスト
熊谷 徹(くまがい とおる) 氏

元NHKワシントン特派員。1990年以降はフリージャーナリストとしてドイツを拠点に、政治、経済、社会に関する記事を発表。主な連載媒体は日経ビジネス電子版、新潮社フォーサイト、毎日新聞出版エコノミスト、日刊工業新聞、日経ESG、電気新聞など。

著書に「メルケルはなぜ転向したのか」(日経BP)、「偽りの帝国・VW排ガス不正事件の闇」(文藝春秋)、「日本の製造業はIoT先進国ドイツに学べ」(洋泉社)、「ドイツ人はなぜ、年収アップと環境対策を両立できるのか」、「次に来る日本のエネルギー危機」(青春出版社)など多数。「ドイツは過去とどう向き合ってきたか」(高文研)で2007年度平和・協同ジャーナリズム奨励賞受賞。 

連載中の主なメディア:
日経ビジネス 
https://business.nikkei.com/article/person/20130321/245387/
週刊エコノミスト 
https://weekly-economist.mainichi.jp/%E8%AB%96%E5%A3%87%E3%83%BB%E8%AB%96%E8%AA%BF/
新潮社フォーサイト 
https://www.fsight.jp/search/author/%25%E7%86%8A%E8%B0%B7%E5%BE%B9%25
日経ESG、朝日新聞社 SDGs Action !、日刊工業新聞、保険毎日新聞。

セミナー受講料

1名につき 33,440円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)

受講について

事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。

■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。

※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
 追加料金11,000円(税込)で承ります。
 ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」とご記入ください。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

33,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【港区】SSK セミナールーム

【地下鉄】内幸町駅 【JR・地下鉄・ゆりかもめ】新橋駅

主催者

キーワード

地球温暖化対策技術   政策・行政   電力技術

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