事故の前兆"内部ガスの発生とモジュールの膨張"を理解し対策する
リチウムイオン電池内部でどのようにガスが発生するのか? また、どのような成分なのか? ガスによるモジュールの膨張を抑えるための対策は?
★ リチウムイオン電池は充放電を繰り返すことで電解液が劣化し、電池内部にガスが発生することが知られています。ガスの発生がモジュールの異常な膨張や熱暴走の前兆となることがあり、その対策が求められています。
★ 本セミナーでは、リチウムイオン電池内部でガスが発生するメカニズムからガスの組成分析方法と分析例、およびガスによる膨張対策までを解説します。
講師
第1部 泉化研(株) 代表 菅原 秀一 氏
【略歴】
1972-2001 呉羽化学工業(株)機能樹脂部技術担当部長
2001-2006 三井物産(株) 無機化学本部PM
2006-2010 エナックス(株) 米澤研究所PM PM:プロジェクトマネージャー
第2部 (株)東レリサーチセンター 有機分析化学研究部 主任研究員 森脇 博文 氏
受講料
54,000円 ( S&T会員受講料 51,300円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
【キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の27,000円)】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
得られる知識
・リチウムイオン電池内部におけるガス発生のメカニズム
・リチウムイオン電池内部におけるガスの発生のよるモジュール膨張対策と
ガス発生の抑制技術動向
・リチウムイオン電池劣化評価における内部ガス、SEIの分析手法、前処理技術
プログラム
第1部 リチウムイオン電池内部ガスの発生メカニズムと抑制技術動向
(11:00~14:50 ※途中50分の休憩があります)
社会のあらゆる電源インフラとして、リチウムイオン電池はその大中小を問わず、普及している。胸ポケットのスマホの4Ahクラス電池、医療機器の電池、EVの100kWh大型電池…。これらのトラブルの殆どは、発熱や発火の前兆として、電池内部のガス発生と膨張が見られる。現在の有機電解液系のリチウムイオン電池では、この問題を原理的に解消することは出来ない。勿論、電池材料の選定や設計において、相応のリスク対応はなされているが、“想定外”の状況でガス膨張と発火は一定の比率で発生している。
本セミナーでは実用の20Ahクラス大型電池の事例を紹介しつつ、この問題の物理化学的な事項を解説したい。FIT制度の変遷とZEHome制度化による住宅ソーラ発電への蓄電システムの増加。更にはグローバルなZEV化とEVの急増などを背景として、リチウムイオン電池の安全性の強化は待った無しの課題である。
安全性、特に膨張、発火・破裂などは、関連する企業サイドでその詳細を発表することは希であるが、伏せて置いて解決することではないので、改めて安全性向上の技術としての対応を則したい。
1.リチウムイオン電池の基本(電気化学)正・負極材/電解液・電解質
2.リチウムイオン電池の基本(電極構造)部材、構成と種類
3.充・放電の電気化学(1)正常な範囲(サイクル動作)
4.充・放電の電気化学(2)異常な範囲(過充電、過放電)
5.ガス膨張の事例(1); 過充電、過放電など
6.ガス膨張の事例(2); 引火、発火を伴う例
7.ガス成分の成分; GCmas分析例
8.リチウムイオン電池と内外の化学物質法規制
9.安全性規格、同試験方法とガス膨張の関係
10.EVなどの電池システムの事例と冷却方法
11.全固体電池、ポストリチウムイオン電池などとの関係
□ 質疑応答 □
第2部 リチウムイオン電池の内部発生ガス、SEI(Solid Electrolyte Interface)の組成分析
(15:00~16:30)
リチウムイオン電池(LIB)は小型電子機器から電気自動車まで、幅広く活用されており、様々な電池の中で最も注目されている。本講演ではLIBの内部ガス分析とサンプリング、測定手法と分析事例として、安全性試験と試験時おける発生ガス分析などを紹介する。また、電極SEI(電極表面被膜)についても耐久試験セルでの分析事例を中心に説明する。
1.LIB解析フロー
2.LIB内部ガス分析
2.1 ガスのサンプリング、測定手法
2.2 市販品膨れガスの内部ガス分析
2.3 水添加試験セルの内部ガス分析
2.4 高温加熱試験時発生ガス分析
3.電極SEI分析
3.1 SEI分析手法
3.2 耐久試験セルのSEI分析
□ 質疑応答 □
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
11:00 ~
受講料
54,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込 または、当日現金でのお支払い
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
11:00 ~
受講料
54,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込 または、当日現金でのお支払い
類似セミナー
関連セミナー
もっと見る関連記事
もっと見る-
電子機器の熱対策を支える「TIM」の選定と技術動向、熱伝導率と長期信頼性の両立
【目次】 スマートフォンが熱くなって動作が極端に遅くなった経験はありませんか。その熱を逃がし、電子機器の命を守る影の主役が「TIM(... -
ナトリウムイオン電池の技術特性と市場展望、低コスト化と資源リスク軽減の鍵
【目次】 私たちの現代生活は、手のひらサイズのスマートフォンから街を走る電気自動車まで、あらゆる場面で「充電できる電池」に深く支えら... -
導電性接着剤の仕組みと活用事例、IoT・ウェアラブルデバイスの小型化を支える基幹技術
【目次】 私たちの身の回りにあるスマートフォンやパソコン、そして自動車。これらの便利な電化製品を分解すると、内部には緑色の基板に無数... -
機能性フィラーの役割と技術動向、増量材から次世代の機能付与材への進化
【目次】 私たちの身の回りにあるプラスチック製品、その性能を陰で支えているのが「フィラー(充填材)」です。かつてはコスト削減のための...