★リスクアセスメントの難しさ→あなたが品質保証責任者なら?どう対応するか。
☆演習付き
~GMP 概論/品質監査の活用/監査項目/監査チェックシート/指摘事例…etc.~
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:4/17~4/26(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。

セミナー趣旨

・講演者の意図。→How toではなくWhy、Whatを気付くことが大事。有事に備えて仮想体験する。
・化粧品GMPとは→成り立ちと取り組みを知る。具体的な内容はどうなっているのか?要求事項と解釈を理解する。
・化粧品製造販売業者とは→GQPと品質保証の取り組みを知る。品質保証は製販業の業務範囲、しっかり品質保証するにはどうしたらよいか。品質監査の重要性について述べる。
 委託先との関係は様々である。
 1)新規に製造業者を選定して、委託製造をお願いする場合→基本事項の確認とレベル感
 2)現在品質の問題はないが,定期的に監査する場合→問題を炙り出すため(予防)
 3)現在,何らかの問題を抱えている場合→製造品質を改善したい(再発防止,管理水準変更)
 委託先のリスクに応じて監査の基準や着眼点を変えるべきである。実効性の高い品質監査を行うことを目指す。
・品質保証は設計から市場までのライフサイクル全体の「品質」が十分確保されていることを確実にする活動である。
・CAPAを確実にするためには、品質リスクアセスメント(失敗学)の活用が有効である。
セミナーは4部構成となっている.

セミナープログラム

 1.はじめに(日本の製造業と化粧品製造業の実態)
  1-1. 日本の製造業の衰退
  1-2. 化粧品GMPとGQPの関係(守備範囲)
  1-3. 製・販分離の弊害
  1-4. 化粧品GQPの効果的運用
  1-5. まとめ
 化粧品業界ではGMPとGQPの役割分担により、各品質(設計品質,製造品質,市場品質)における
 責任役割が分かれました。

 2.GMP概論
  2-1. GMPの基礎
  2-2. 化粧品GMPの変遷
     粧工連の自主基準である81年版GMP技術指針との関係→02年に改訂版を策定したが、
     ISO化の動きがあった。07年にISO-22716を業界の自主基準とすることが決まった。
     旧化粧品GMPとISOの化粧品GMPの橋渡しが必要になった。「運用留意事項」を発行した.→粧工会のH/Pで紹介
     化粧品GMP全面改訂を受けて。「包装・表示・保管」業者への対応。輸入業者への対応。
  2-3. ISO22716(化粧品GMP)の概要
     要求事項とガイドライン規格について説明する。GMPの3要素.項番構成と条文説明。Shouldの数が要求事項。
     項番とモノの流れの関係を示す。モノの流れと役割の関係を示す。
  2-4. GMPの運営方法
     取り組みの目標は何か?
     *薬機法改正「法令順守体制の確保」責任役員の役割を説明する。
  2-5. 包装・表示・保管、輸入化粧品のバッチ、保管サンプル、製品標準書について
     粧工会のGMP委員会で整理した内容を説明します。

 3.品質監査の活用(製造品質を確保するために)
  3-1. 品質監査の目的
     製造販売する製品が、製造業者において、適正かつ円滑に製造されたものであることを定期的に確認、その記録を作成すること
     (適正な製造管理及び品質管理の確保に関する手順)に基づく。
  3-2. 内部監査と第2者監査の違い
     GQP 省令で求められる「品質監査」がある。製造販売業者が製造業者に対して行う第2 者監査である。
     第2 者監査の目的は「製造品質が今後も安定していること」を確認することである.
  3-3. 品質監査の計画と準備
     チェックリストを選定する基準は、
      - トレンドが含まれているか
      - 対象範囲に漏れは無いか
      - 顧客や認定機関等の指摘事項は反映されているか
        などを基準に行うと良い。
  3-4. 品質監査チェックシート
     添付のチェックシートを説明。SGS第2者監査の結果報告書を参照する。
     粧工連のGMPタスクフォースの検討。輸入、包装・表示事業所のGMP基準。
  3-5. 品質監査の着眼点
     全体のレイアウトから動線を確認する。
  3-6. 各調査ポイントでのチェック項目とチェック内容
  3-7. 衛生管理
     実施の実態を把握することが大事。
  3-8. 書類監査
     生データの取り扱いと記録の整合性を確認する。
  3-9. 異常処理
     深堀することが大事だが、中々参照できないのが問題である。提出してくれるようお願いするしかない。
  3-10. 改善指示
      指示の内容によって是正とリコメンド(推奨)に分けて考える。
  3-11. 品質監査報告
      結果を文書化して管理する。
  3-12. 品質監査の留意点
      お互いの立場を尊重してWin_Winの関係を築く。
  3-13. リスクベースで行う品質監査
      監査の目的は「安定な生産品質確保」である。委託先のリスクに応じて対応するのが良い。
  3-14. 製造所のリスク管理
      製造所ごとのリスク評価を行うとよい。
  3-15. 品質監査での指摘事項
      - 都道府県の指摘事項(添付)朱字は筆者の追記事項
      - 京都府の指摘事項(添付)
      - 埼玉県の指摘事項(画面投影)最初に説明する。
      - 品質監査質問事項(添付)

 4.化粧品の品質保証
  4-1. ICH Qトリオの考え方
  4-2. 製剤開発に関わるガイドライン(ICH Q8)
     Qbdの考え方で開発することが重要
  4-3. 品質リスクマネジメント(ICH Q9)
     リスクへの対応を事前に考えておく。
  演習:リスクマネジメントの難しさ→あなたが品質保証責任者なら?どう対応するか。
  4-4. 品質システム(ICH Q10)
     経営者の関わり方が重要である。
  4-5. リスクへの対応
     リスクアセスメントを活用することが大事。
  4-6. ハインリッヒの法則
     事故の早期発見
  4-7. 変更管理の重要性
     3Hに問題が潜んでいる
  4-8. GMPの限界
     ダブルチェックは万能ではない
  4-9. ヒューマンエラーの防止策
     設計段階での取り組みが重要
  4-10. 技術者の心得と社会の役割
      技術者は謙虚であれ。技術者は真摯であれ。リスク感性を磨け。
  4-11. リスクマネジメントの難しさ
      未然防止(新規,潜在問題)の視点から着目すべきことは、リスク評価の結果で切り捨てられそうになった部分である。
      ここに、従来の知見からでは見えてこない問題が潜んでいる可能性がある。

 【質疑応答】


キーワード:
化粧品,GMP,品質管理,品質保証,製造,バリデーション,プロセス,セミナー,研修,講習

セミナー講師

(株)ウテナ 技術顧問 深澤 宏 氏

【ご専門】タグチメソッド、化粧品GMP、品質管理、技術開発
【ご略歴・ご活躍】
 昭和52年4月 株式会社小林コーセー(現株式会社コーセー)入社
 平成04年7月 株式会社アルビオンに転籍
 平成29年4月 株式会社ウテナへ(現職:常務執行役員 開発統括部長)入社
【資格等】甲種危険物、有機溶剤主任者、品質管理検定1級,公害防止管理者水質4種,技術士(経営工学部門)等
【所属学会】品質工学会(代議員),日本品質管理学会会員,品質工学フォーラム埼玉(顧問),日本技術士会(経営工学)会員

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
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  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
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開催日時


10:30

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全国

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キーワード

化粧品・医薬部外品技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   医薬品・医療機器等規制

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化粧品・医薬部外品技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   医薬品・医療機器等規制

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