5G/6G時代におけるAR/MR用グラス・ヘッドマウントディスプレイ(XR)の技術・部材・市場の最新動向と今後の応用展開

★XR(VR,AR,MR)の市場トレンドおよび関連ハードウェアを中心として、搭載技術と部材の現状と将来に対する見通しについて解説!
★ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の基礎、要件、研究動向および今後の展望まで幅広く解説!
★これまでスマートフォン搭載小型カメラのレンズに代表されるように、プラスチックレンズが小型レンズの発展をけん引してきたが、それらプラスチックが急激に発展しているXR光学系に果たす役割を分かり易く解説!

セミナープログラム

【第1講】 XR(VR,AR,MR)市場の概要・関連技術・主要部材の市場展望
【時間】 10:30-11:45
【講師】株式会社テクノ・システム・リサーチ アシスタントディレクター 木村 準一 氏

【講演主旨】
 本講演では、xR市場のトレンド解説を行います。xRとは、VRゴーグル、AR(スマート)グラス、MRヘッドセットを対象としております。これらxR分野の関連ハードウェアを中心として、搭載技術と部材の現状と将来に対する見通しについて、本講演を通じて、説明します。また、将来市場を想定する為、ハードウェアのみならず各xRの利用シーンやアプリケーション、Webプラットフォームトレンド等、当該市場の拡大契機をもたらす可能性の高い要素とハードウェア技術の採用動機や効果を検証します。

【プログラム】
 はじめに : xRイントロダクション
 xR (VR,AR,MR)の定義と製品区分
 xR市場の現在地
I.市場概要
    1.xRの将来動向の予測 : 市場の立ち上がり時期
    2.各xR市場の主流方式
    3.xR市場 拡大時機の要素と背景
    4.2020年代のウェブトレンド(5G/6G, Metaverse, Web3, Digital Twin, Chat GPTその他)とxR
    5.xRの活用が期待されている市場
    6.xRの付加価値分析
II.xR採用技術、部材
 1.現在の構成部材と製品プラットフォーム
 2.構成部品において、重要な部材
 3.2023年の新製品へ採用されている部材の変化から見る重要視されているポイントの解説
 4.将来のxRトレンドと求められる製品仕様、要求達成の為の重要部材
   5.将来のxR製品への搭載が想定されている部材
   まとめ : サマリー
【質疑応答】

【キーワード】
スマートグラス、AR, MR, VR, Apple, Google, Meta, nReal, Meta Verse, PSVR, HTC Vive, Meta Quest, 5G, Web3, 3D, Holographic Display, 次世代スマートフォン

【講演のポイント】
本講演を通じて、xR市場のトレンドを把握する事が可能になります。ターゲットとされるxR(VR,AR,MR)の各領域に対する自社製品の適切な投入タイミングの設定や開発指針の策定を行う事が容易になります。さらに当該市場の市場規模の想定から自社の将来の事業性分析に対してもお役立て頂く事が出来ます。また、将来の各領域において重要視されている技術や部材を把握頂くことで自社保有技術の流用・適用化の検討をサポートします。

【習得できる知識】
xR(ARVRMR)の現在の状況
xRの将来動向を把握する事による自社取り扱い製品とのマッチング判別
xRの技術トレンドから当該市場への自社開発品最適なタイミング投入スケジュールおよびロードマップ策定
xRに求められるための自社製品の開発方向性検討


【第2講】 AR/MR用ヘッドマウントディスプレイの基礎、 構成要素技術の研究開発動向と今後の展望
【時間】 12:45-14:00
【講師】奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学領域 教授 清川 清  氏

【講演主旨】
 近年さまざまなヘッドマウントディスプレイ(HMD)が登場しています。ウェアラブル用途のものからバーチャルリアリティ用途のものまで多種多様です。一方、拡張現実(AR)と呼ばれる技術が急速に普及しており、AR向けのHMDも多数登場しています。こうしたHMDにはどのような性能が求められ、現在の技術はどこまで進んでいるのでしょうか。また、研究者たちはどのような未来のHMDを思い描いているのでしょうか。
 本講座では、急速に発展するHMDについて、基礎から最新の研究事例、今後の展望までをわかりやすく解説します。

【プログラム】
1.ヘッドマウントディスプレイの基礎
 1.1 歴史(1940年台から2010年代まで)
 1.2 分類(主要な光学系の紹介)
 1.3 視覚(主要な視覚機能の紹介)
2.ヘッドマウントディスプレイの要件
 2.1 クローズドHMDの要件
 2.2 ビデオシースルーHMDの要件
 2.3 光学シースルーHMDの要件
3.広視野・高精細HMD
 3.1 曲面光学系
 3.2 空間分割方式
 3.3 その他の方式
4.調節(焦点距離)に対応するHMD
 4.1 時分割方式
 4.2 多層化方式
 4.3 ライトフィールド方式
 4.4 網膜走査方式
 4.5 その他の方式
5.遮蔽に対応するHMD
 5.1 透過方式
 5.2 反射方式
 5.3 その他の方式
6.HMDの校正
 6.1 光学歪みの校正
 6.2 色調の校正
 6.3 眼球位置の校正
 6.4 その他の校正
7.これからのHMD
 7.1 VR技術ロードマップ
 7.2 視覚補助技術(色盲・色弱,斜視,乱視,白内障,視覚過敏などの矯正)
 7.3 視覚拡張技術(視力,視野,可視波長,視点,動体視力などの拡張)
 7.4 センシング
 7.5 マルチモダリティ
【質疑応答】

【習得できる知識】
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の基礎、要件、研究動向および今後の展望に関する幅広い知識が得られます。


【第3講】 様々な屈折率・低複屈折ポリマーのXR用途への展開
【時間】 14:10-15:25
【講師】三菱ガス化学株式会社 光学材料事業部 開発営業部長 加藤 宣之 氏

【講演主旨】
 スマートフォンなどに搭載される小型精密カメラレンズの材料としては、高屈折率・低複屈折材が不可欠であるが、近年、XR(ARVR)系への適用も始まっている。本講座では、XR光学系に用いられる様々なレンズの実例を基に、XRに必要なレンズ特性に対するポリカーボネートの分子設計を明らかにしつつ、主要光学特性である屈折率と複屈折、それらの波長分散に焦点を当て、またそれらのレンズ加工、その特性評価についても解説する。またXRレンズの適用事例と、さらに進化していくXR光学系へのポリカーボネートの適用についても解説する。

【プログラム】
1.XRの光学系について
 1.1 XR光学系の種類
 1.2 XR光学系の分解事例
 1.3 XR光学系に必要な素材特性
2.特殊ポリカーボネート樹脂の構造について
 2.1 ポリカーボネートの基本構造と物性
 2.2 ポリカーボネートの製造法
 2.3 ポリカーボネートの実用例 
3.分子構造による光学特性コントロールについて
 3.1 屈折率の制御
 3.2 複屈折の制御
 3.3 屈折率、複屈折の波長分散特性の制御
4.射出成形レンズの光学特性コントロールについて
 4.1 レンズ複屈折の評価
 4.2 配向複屈折と固有複屈折、応力複屈折と光弾性係数
 4.3 レンズ面精度の制御と評価
 4.4 XR光学系レンズに必要な加工特性
5.今後のXR光学系における高屈折率材料の展開について
【質疑応答】

【キーワード】
XR向け素材、 プラスチックレンズ、 高屈折、 低複屈折、 特殊ポリカーボネート

【講演のポイント】
これまでスマートフォン搭載小型カメラのレンズに代表されるように、プラスチックレンズが小型レンズの発展をけん引してきた。それらプラスチックが急激に発展しているXR光学系に果たす役割を分かり易く解説する。

【習得できる知識】
・XR光学系の仕組み
・XR光学系に用いられているポリマーとそれらに対する要求特性について
・ポリカーボネートの基本構造と基礎特性について
・ポリカーボネートのモノマー分子構造と、それにより制御できる特性について
・進化するXR光学系に対するポリカーボネートの適用について

セミナー講師

第1部  株式会社テクノ・システム・リサーチ  アシスタントディレクター  木村 準一 氏
第2部  奈良先端科学技術大学院大学  先端科学技術研究科 情報科学領域 教授  清川 清  氏
第3部  三菱ガス化学株式会社  光学材料事業部 開発営業部長  加藤 宣之 氏

セミナー受講料

【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

光学技術   VR(仮想現実)/AR(拡張現実)   電気、電子製品

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

44,000円(税込)/人

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全国

主催者

キーワード

光学技術   VR(仮想現実)/AR(拡張現実)   電気、電子製品

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