
ISOMS(品質/環境/労働安全衛生)の活性化と自己適合宣言の導入・活用
スムーズに審査機関からサヨナラする方法も指導
「規格適合のISO」から「自ら考え発展させるISO」そして,「経営に貢献するISO」へ進化させよう。組織の活性化には「ISO自己適合宣言」が最適で,導入手順と成功・失敗事例を分かり易く解説します。
セミナー趣旨
日本に国際規格ISOマネジメントシステムが導入されて久しく,且つ2015年版改正がされた現在でも,真に経営貢献に役立っている企業よりも,形骸化と経費の掛かり過ぎが目立ちます。国際規格ISOは2004年(JISは2005年)に大幅に改正され,適合の表し方は従来の「認証登録制度」に加えて「自己適合宣言制度」が制定され,企業の選択制になりました。自己適合宣言とは国際規格(JIS)に沿って適切に実行すれば,外部審査を受けなくても国際規格(JIS)として通用する画期的なものです。しかし,ほとんどの企業では活用されておりません。
ISO有効活用の根源は,経営者から全社員まで「自ら考え,行動する」前向きなISOの取組みにあります。「自己適合宣言制度」は自立型人材を伸ばし,積極経営を目指す企業に最適なシステムです。
本研修ではISO自己適合宣言の仕組のわかり易い説明と,有効活用のポイントについて成功/失敗事例を交えて,経験豊富な講師が解説します。
セミナープログラム
- 成熟期を迎えたISOの期待と課題
- ISOを継続しているが品質不良ゼロが実現しない
- ISOの効果が企業決算書(貸借対照表・損益計算書)に現れない
- 審査で不適合指摘はないが,目を見張る効果もない
- ISO9004:2018(持続的成功を達成するための指針)に基づくISOの活性化
- 組織の持続的成功を達成する能力
- 成熟度モデルの自己評価ツール
- 自己評価と改善
- 新開発「ISO9001/14001/45001 経営貢献診断」の活用
- ISO経営貢献診断とは
- ISO経営貢献診断の実施(ケーススタディ演習)
- 改善プログラムの実行
- ISO自己適合宣言を上手に導入・活用法
- ISO認証登録からISO自己適合宣言へ
- 最初からISO自己適合宣言運用
- ISO自己適合宣言の発展活用法
- 成功事例紹介
- トップの先見性と意志の強さ A社
- 人材育成と社内活性化 B社
- 顧客の評価と受注拡大 C社
- 失敗事例紹介
- トップの意思とコミットメントの欠如 D社
- 適合性評価の客観性の欠如 E社
- 継続推進の社内規範の欠如 F社
◎ 質疑応答
セミナー講師
鈴木宣二 氏
技術士(経営工学部門)
中小企業診断士
特定社会保険労務士
ISO9001主任審査員,ISO14001主任審査員
NPO法人SDC検証審査協会会長
経歴:
1949年福岡県生まれ,
1967年日本楽器製造株式会社(現 ヤマハ株式会社)入社し,長年生産技術開発に携わってきた。
金型CAD/CAM開発,ゴルフ生産システム開発,複合リアルウッド部品等の開発に従事
2007年NPO法人SDC検証審査協会 発足時事務局長経て,現在 会長
静岡県中小企業診断士協会 会長
静岡県よろず支援拠点 コーディネーター
資格:
技術士(経営工学部門),中小企業診断士,特定社会保険労務士
ISO9001主任審査員,ISO14001主任審査員
日本生産管理学会会員,標準化研究学会会員
著書:
現場の管理と改善講座「5S」(第2版)共著 日本規格協会
2013年改訂版発刊
現場の管理と改善講座「目で見る管理」(第2版)共著 日本規格協会
2012年改訂版発刊
よくわかる「新QC七つ道具」共著 日刊工業新聞社 2011年発刊
「3Hで学ぶヒューマンエラー対策」共著 日科技連 2020年発刊
セミナー受講料
43,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
受講料
43,000円(税込)/人