レーザ溶接の基礎と溶接欠陥の防止策および高品質溶接・異材接合への展開(2日間)

各種レーザーの特徴と今後の展開、溶接現象ほか
異種材料に応じた溶接・接合技術動向など解説!


開催日時
2020年06月04日(木)11:00~16:30
2020年06月05日(金)10:00~16:00

セミナー講師

大阪大学 名誉教授・工学博士 片山 聖二 氏
(大阪大学 接合科学研究所 客員教授)
(株)ナ・デックス 技術統括フェロー/(株)ナ・デックスプロダクツ ナ・デックスレーザR&Dセンター長 
<関連学協会での活動>
(一社) レーザ加工学会 監事、査読委員会 委員長
(一社) 日本溶接協会 レーザ加工技術研究委員会 委員長
(一社) 軽金属溶接協会 レーザ溶接委員会 委員長
(一社) 溶接学会 溶接法・高エネルギービーム加工研究委員会 委嘱委員

セミナー受講料

69,300円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、63,800円で受講できます。
  備考欄に「会員登録希望」と希望の案内方法【メールまたは郵送】を記入ください。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 2019年10月1日以降に開催されるセミナーの受講料は、お申込みいただく時期に関わらず
  消費税が10%になります。
※ 会員登録とは
  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切掛かりません。

セミナー趣旨

 レーザ溶接について、溶込み深さとそれに及ぼすレーザパワーおよびパワー密度の影響、レーザとレーザ誘起プルームとの相互作用、キーホール挙動と気泡(ポロシティ)またはスパッタの発生、溶融池内湯流れ、溶接欠陥の発生機構などについて、高速度ビデオ観察結果、X線透視観察結果などを用いて詳細に説明し、理解できるようにします。また、最近注目の異材溶接・接合法やモニタリング法について、その注意点も含めて紹介します。レーザ溶接に関するあらゆる質問に回答し、その回答を通じて、さらに理解を深めるようにします。最終的には、レーザ溶接法の完全な理解と今後の展開が見えるようにします。
 1日目は、各種レーザの特徴と今後の展開、レーザ溶接現象、スパッタの低減・防止に及ぼすレーザビームモードの効果、ブレージング現象などについて紹介し、
 2日目は、鉄鋼材料やアルミニウム合金の硬さおよび引張強さの特徴、レーザ溶接時のセンシング、インプロセスモニタリング、OCTによるキーホール深さ計測法、適応制御法の現状と展開、異種金属、金属とプラスチックまたはCFRPとのレーザ接合法などについて解説します。

受講対象・レベル

レーザ溶接・接合・ブレージングを深く勉強・理解したい方
レーザ溶接・接合法を利用・応用展開したい方
レーザ溶接・接合において問題点・不明な点・わからない疑問点を持っておられる方
レーザ溶接・接合をものづくりや設計に生かしたい方

習得できる知識

1) 溶接用レーザの種類と動向、
2) レーザ溶接現象の基本原理、
3) レーザ溶接欠陥の発生機構と防止策、
4) センシング、モニタリングおよび適応制御の基本的な考え方、
5) レーザ異材接合のポイント、
6) レーザ溶接法の実際と応用例、
7) 各種材料の特徴とレーザ溶接における注意点
8)レーザ溶接部の硬さや強度の見方

セミナープログラム

【1日目】
1.レーザの種類・特徴とその溶接性
 1-1.溶接用レーザの種類と特徴
 1-2.各種レーザによる溶接の特徴
 1-3.ブルー半導体レーザとグリーン高調波固体レーザの開発状況

2.レーザ溶接現象
 2-1.レーザスポット溶接現象
  2-1-1.溶込みおよびポロシティの生成に及ぼす溶接条件の影響
  2-1-2.スポット溶接性に及ぼすパルス波形の影響
  2-1-3.割れ発生機構と防止策
 2-2.レーザビード溶接現象
  2-2-1.レーザ誘起プルーム挙動と特徴
  2-2-2.レーザビームとプルームとの相互作用
  2-2-3.金属材料のレーザ吸収特性
  2-2-4.レーザビード溶接現象(溶込み形状と湯流れ)
  2-2-5.溶接時のスパッタ低減・防止に及ぼすレーザビームモードの効果

3.レーザ溶接欠陥の発生機構と防止技術
 3-1.各種溶接欠陥の特徴
 3-2.ポロシティの発生機構と防止策
 3-3.割れの発生機構と防止策
 3-4.アンダフィルの発生機構と防止策

4.レーザブレージング現象と欠陥発生・防止機構
 4-1.良好なブレージング部の作製条件と欠陥の発生条件
 4-2.欠陥発生機構と防止法
 4-3.最近のレーザブレージング法


【2日目】

5.金属材料レーザ溶接部の硬さと強さ
 5-1.鉄鋼材料のレーザ溶接部の硬さ分布 (急冷硬化、HAZ軟化)
 5-2.アルミニウム合金のレーザ溶接部の機械的特性
  5-2-1.レーザ溶接部の硬さ分布
  5-2-2.レーザ溶接部の継手強度・延性に及ぼすポロシティの影響
  5-2-3.時効材料レーザ溶接部の強度特性

6.レーザ溶接時のセンシング、モニタリングおよび適応制御
 6-1.レーザ溶接のためのセンシング
 6-2.レーザ溶接時のインプロセスモニタリング
 6-3.レーザ溶接時のモニタリングと適応制御
 6-4.OCTによるレーザ溶接時のキーホール深さ計測法

7.異種材料に応じた溶接・接合技術動向
 7-1.異種金属材料におけるレーザ溶接・接合法
  7-1-1.異種鉄鋼材料のレーザ溶接
  7-1-2.鉄鋼材料と軽金属とのレーザ異材溶接・接合
  7-1-3.CuとAlなどのレーザ溶接
 7-2.金属とプラスチックのレーザ直接接合
  7-2-1.各種金属と各種プラスチックのレーザ直接接合法
  7-2-2.各種金属とCFRP(炭素繊維強化プラスチック)のレーザ直接接合
 7-3.異種材料でのレーザ接合部の接合機構
 7-4.実用化に向けての溶接・接合の評価結果