Roll To Roll製造におけるクリーンルームの設計や静電気対策など 

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セミナー趣旨

 Roll To Rollで製造されるフィルムの中でも厳しい品質を問われる製品では微小な異物でも問題になるので、近年は高度なクリーンルームでフィルム製造されている。クリーン度を充分に保つためには、仕様、適切な設定や作業方法の理解が必要である。本講演では(1)クリーンルームの基礎知識、(2)静電気対策、(3)現場作業の留意点、(4)超音波除塵の技術、等に関して解説する。

習得できる知識

-Roll To Roll製造におけるクリーンルームの設計方法
-クリーンルーム内の作業留意点
-クリーンルームの条件適正化の指針
-高精細製品の異物対策
-Roll To Roll工程の静電気対策
-除塵を有効化する方法

セミナープログラム

1.はじめに

2.なぜクリーンルームが必要か

3.RollToRoll製品の主なイブツ課題
 3-1.イブツの検出方法(オンライン欠陥検出装置)
 3-2.光学フィルム(輝点・白ヌケ)
 3-3.粘着フィルム(ゲル・硬化不良)
 3-4.離型フィルム(ハジキ)
 3-5.バリアフィルム(ピンホール)
 3-6.バッテリー材料(アルミ電極のエッジ粉と延伸オイル除去)

4.RollToRoll工程のクリーンルーム
 4-1.クリーン度の分類(ISOとUS規格)
 4-2.クリーンルームの歴史(マクロから住み分けへ)
 4-3.最新の技術(旋回流と上昇気流の組合せ)
 4-5.イブツのサイズと種類(人由来・基材・設備由来
 4-6.空調換気の頻度(部屋サイズと風量)
 4-7.半導体工場との違い(作業者の介入)
 4-8.クリーン度診断(有効なパラメターは?)

5.静電気対策
 5-1.なぜ必要か?(静電気で舞うイブツ・表面抵抗の目安)
 5-2.なぜ帯電するのか?(接触帯電と帯電列)
 5-3.帯電を逃す方法(アース・表面抵抗・自己放電)
 5-4.帯電を打ち消す方法(静電印加によるイオン風)
 5-5.巻取りの除電(ニップロールとイオン風)
 5-6.除塵器の配置(基材・周辺金属との距離)
 5-7.巻き出し(ジャンボロール・アキュムレーターでの帯電)
 5-8.パスローラー(ラップ角・テンション・斜行対応の影響)
 5-9.帯電させない方法(基材の素材設計による表面抵抗低減)

6.作業者の無塵衣と装着品
 6-1.クリーンウェア(繊維・除電・着付け)
 6-2.インナーウェア(肌着・靴下)
 6-3.手袋(内・外)
 6-4.保護帽(不織布とインナー保護帽)
 6-5.顔の保護(マスク・眼鏡)
 6-6.靴(静電チェック・靴底汚れ)
 6-7.無塵衣の保管(換気・除菌・洗濯)
 6-8.筆記用具(無塵紙・ペン)
 6-9.通信機器(携帯箇所)

7.着替えフロー
 7-1.脱衣更衣室(外着から無塵インナーウェアへ)
 7-2.クリーン更衣室(無塵衣の装着)
 7-3.洗浄(手袋・靴底)
 7-4.粘着マット(有効な設置箇所・よくある間違い)
 7-5.エアシャワー(ノズル向きと基本姿勢)

8.工程中の発塵
 8-1.保護フィルム貼合せ(ゴムロールの発塵)
 8-2.巻き取り(ターレット時の発塵)

9.オンライン除塵によるクリーン化
 9-1.イブツの付着状態と除去方式
 9-2.除塵方式の分類
 9-3.Wet除塵(浸漬のみ)
 9-4.Wet除塵(回転ブラシ)
 9-5.Wet除塵(超音波洗浄)
 9-6.Wet除塵(循環と更新のシミュレーション)
 9-7.塗工液循環の影響(後計量塗工:グラビア・バー塗工)
 9-8.バー塗工の液循環シミュレーション
 9-9.グラビア塗工の液循環シミュレーション
 9-10.Dry除塵(粘着ローラー)
 9-11.Wet除塵(拭き取りクリーナー)
 9-12.Dry除塵(エアナイフ)
 9-13.Dry除塵(超音波除塵の原理)
 9-14.Dry除塵(超音波除塵【効果1】超音波振動)
 9-15.Dry除塵(超音波除塵【効果2】カルマン渦、乱流【効果3】揚力
 9-16.Dry除塵(超音波除塵のインライン配置)
 9-17.エッジのDry除塵(超音波除塵)
 9-18.エッジのWet除塵(端面クリーナー)

10.オフライン工程のクリーン化
 10-1.作業者スペース(操作盤・PCの設置箇所・床の色)
 10-2.製品・機器の搬入出力(巻出し〜巻取り分離・LGV・梱包作業)

11.まとめ


フィルム,クリーンルーム,静電気対策,帯電,RollToRoll ,セミナー

セミナー講師

AndanTEC 代表 浜本 伸夫 氏

塗工を中心としたRoll To Roll工程開発が専門、2021年から加工技術研究会コンバーテック誌の連載記事や展示会レポ、ウェブセミナー講師などで活躍中。
1968年 札幌生まれ。
1992年 北大 工学部 合成化学工学専攻 修士修了
 同 年 富士写真フィルム、フィルム生産工程業務に従事
2013年 サムスン電子 総合技術院 素材開発センターで新素材開発 
2019年 栗村化学 工程開発チーム長
2021年 米国 Zymergen社でバイオ素材開発 シニア・マネージャー
2022年 AndanTEC https://www.andantecodawara.com/

セミナー受講料

49,500円(税込、資料付)
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  2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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開催日時


13:00

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

全国

主催者

キーワード

クリーンルーム   高分子・樹脂加工/成形   塗装・コーティング

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