
バイオ医薬品におけるダウンストリーム工程開発と製造のためのバリデーションの注意点
精製法のバリデーションに求められるプロセスパラメータ等の管理条件とは?
mRNAワクチンの製造にも注目が集まっていることから併せてその製造法の概要と注意点なども紹介いたします
バイオ医薬品製造設備及びプロセス開発に必要となる項目と手法を分かりやすく解説!
【アーカイブ配信:3/31~4/21(何度でも受講可能)】の視聴を希望される方は、こちらからお申し込み下さい。
セミナー趣旨
バイオ医薬品は今日の医薬品開発の中心であり、中でも抗体医薬品はその適用範囲が広く、癌や免疫疾患を初め感染症や循環器疾患などへの応用も行われている。
中でも癌治療に対する開発ではインタクト抗体のみならず二官能性抗体や短鎖抗体などを用いたより活性の高いADCなども盛んに開発が進められている。
またCOVID-19の感染予防に関してmRNAワクチンの製造にも注目が集まっていることから併せてその製造法の概要と注意点なども紹介したい。
一方、バイオ医薬品製造における品質管理においても新たな考え方を取り入れたガイドラインが示されており、国内においてもGMPの改正に伴いPIC/Sを初めとした協調が図られて世界的レベルの管理が求められている。
講演の中では新たなGMP規則に従った規制概要とバリデーション要件を紹介し、バイオ医薬品製造工程で用いられる装置や分離機材の適格性の評価方法を紹介する。
また、バイオ医薬品製造に用いる精製法のプロセス開発戦略とその至適化手順を紹介し、製造工程における精製法のバリデーションに求められるプロセスパラメータ等の管理条件の開発法を紹介すると共に製造に用いられる装置等のメンテナンスと洗浄バリデーションに関する対応を紹介する予定である。
習得できる知識
バイオ医薬品製造設備及びプロセス開発に必要となる項目と手法を解説することでバイオ医薬品製造工程開発及び製造システムの導入に際して基礎となる知識を得ることが出来る。
1. GMPとダウンストリームプロセス開発のためのバリデーション戦略
2. バイオ医薬品製造における精製システムの適格性評価
3. バイオ医薬品の分析法と分離剤の適格性評価
5. クロマトグラフィー工程の至適化とバリデーション
6. 精製システムのメンテナンスと洗浄バリデーション
セミナープログラム
1.バイオ医薬品製造のGMPと適格性評価
1-1. バイオ医薬品製造におけるGMP管理と品質保証
1-2. バイオ医薬品製造のためのバリデーション戦略
1-3. PIC/S GMPと品質管理のパラダイムシフト
1-4. バイオ医薬品のプロセス開発とバリデーションプラン
2.クロマトグラフィーシステム&カラムの適格性評価
2-1. 設備・装置の適格性検証と責任範囲の明確化
2-2. バリデーションの文書化
2-3. バイオ医薬品精製システムの適格性評価
2-4. バイオ医薬品精製カラムの適格性評価
2-5. クロマトグラフィープロセスのバリデーション
3.バイオ医薬品の分析法と原材料の適格性
3-1. 分析法バリデーション(ICH Q2 、R2案)と分析法の開発ガイドライン(ICH Q14案)について
3-2. タンパク質医薬品の試験とバリデーション
3-3. バイオ医薬品の試験と工程内試験およびRTRTについて
3-4. 原材料の適格性
4.クロマグラフィーカラムの適格性評価
4-1. クロマトグラフィー担体の適格性評価
4-2. クロマトグラフィーカラムの適格性評価
4-3. クロマトグラフィーカラムの品質管理とメンテナンス
5.クロマトグラフィー工程の至適化とバリデーション
5-1. クロマトグラフィー工程のプロセスバリデーション
5-2. クロマトグラフィー工程におけるプロセスバリデーションの手法
・ 従来のプロセスバリデーション(1987年ガイドライン)
・ 新しいプロセスバリデーション(2011年ガイドライン)
5-3. クロマトグラフィー工程のプロセス設計
・ クオリティ・バイ・デザイン(QbD)とDOE
5-4. クロマトグラフィー工程の適格性検証
5-5. クロマトグラフィー工程の継続的な照査
6.バイオ医薬品製造の特殊性とメンテナンス
6-1. バイオ医薬品製造の特殊性と不純物(タンパク質医薬品とmRNAワクチン)
6-2. バイオ医薬品製造における周辺設備のメンテナンスと洗浄バリデーション
6-3. バイオ医薬品製造におけるアップストリームの洗浄バリデーション
【質疑応答】
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セミナー講師
次世代バイオ医薬品製造技術研究組合 技術開発担当部長 理学博士 河﨑忠好 氏
【専門】高分子化学
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
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