★長年公的機関にて断熱材の開発と評価に従事している講師が、その経験を踏まえて、断熱材の基礎知識や導入する上でのポイント解説!
★高性能の断熱材では熱伝導率の評価が難しく、正しい性能を提示していない“怪しい断熱材”が市場に多く出回っている状況にある。本公演では断熱材の基礎知識や汎用断熱材を概要に加え、特に高性能断熱材の性能評価の問題について解説し、断熱材の開発、導入を科学的知見に基づいて行う上で必要な情報を提供!
セミナー趣旨
断熱材は住宅・建物への用途が中心であったが、近年、電子機器、自動車、機械装置、アパレルその他様々な分野での利用が多くなり、より薄い、柔軟、高性能、といった特性が求められるようになっている。 一方、高性能の断熱材では熱伝導率の評価が難しく、正しい性能を提示していない“怪しい断熱材”が市場に多く出回っている状況にある。本公演では断熱材の基礎知識や汎用断熱材を概要に加え、特に高性能断熱材の性能評価の問題について解説し、断熱材の開発、導入を科学的知見に基づいて行う上で必要な情報を提供する。
【講演キーワード】
断熱材、熱伝導率、熱抵抗、熱流、発泡ポリマー、真空断熱材、エアロゲル、性能評価
【講演のポイント】
熱マネジメントに技術の進展とともに、様々な分野での断熱材の利用に関心が高まっている。高性能の断熱材は性能の評価が難しく、またユーザー側の知識が乏しいこともあって、科学的根拠に乏しい材料が市場に数多く出回っているのが実情である。演者は長年公的機関にて断熱材の開発と評価に従事しており、その経験を踏まえて、断熱材の基礎知識や導入する上でのポイント解説する。
習得できる知識
1.断熱材の理論に関する基礎的な知識。
2.各種断熱材の解説と現況
3.断熱材の性能評価
4.新規断熱材の動向
セミナープログラム
第1部 断熱材の基礎知識
1 熱伝達の基本
2 汎用断熱材とその特徴
 2.1 ガラスウール、無機系
 2.2 発泡ポリマー
 2.3 真空断熱材
3 新規断熱材とその特徴
 3.1 シリカエアロゲル
 3.2 フィルム? 塗装?
第2部 断熱材の性能評価
1 断熱材評価の方法と問題点
 1.1熱伝導率測定とその方法
 1.2 断熱材の性能評価における問題
第3部
1.新規断熱材の開発動向
2.断熱材の正しい選択のために
【質疑応答】
セミナー講師
技術士(化学部門、統合技術監理部門) 依田 智 氏
【経歴】
(国研)産業技術総合研究所にて、ナノ多孔質材料の開発に従事。イノアック技術研究所(株)との共同研究で、柔軟で高性能な断熱材“フレキシブルエアロゲル”を実用化。
現在(国研)新エネルギー・材料総合研究開発機構(NEDO)に出向し、研究開発プロジェクトのマネジメントに従事。
セミナー受講料
【1名の場合】39,600円(税込、資料作成費用を含む) 
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
受講料
39,600円(税込)/人
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