基礎から考える医薬品の品質と開発段階に応じた規格及びその設定法【アーカイブ配信】

品質・規格設定の考え方、開発段階に応じた取り組み、承認申請書への対応、そして上市後の変更管理などに焦点を当て、医薬品開発における品質について演者の経験を中心に紹介します!

こちらは1/31実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます

セミナー趣旨

 医薬品は、人の健康維持、そして病の治癒に必須の製品である。では、その医薬品に求められる品質とは何であろうか。  
 それをどうやって決めているのであろうか。さらに、医薬品は3年から10年にわたる期間の品質安定性が保証されている。
 こうした長期にわたる品質をどうやって保証するのだろうか、そのプロセス、そして医薬品の品質そのものを理解することは、医薬品開発を円滑に進めるために極めて重要な要素となっている。
 特に、2000年代にはいると医薬品開発は「Quality by Design」に基づいて行われるようになったが、そこではどのようにして品質が作り込まれ、そしてそれが製造現場での品質確保にどのような影響を与えるようになったのか。
 本セミナーでは、医薬品の品質に焦点を当て、その定義から開発段階での取り組み、特に品質・規格設定の考え方、開発段階に応じた取り組み、承認申請書への対応、そして上市後の変更管理などに焦点を当て、医薬品開発における品質について演者の経験を中心に紹介する。

習得できる知識

〇 医薬品品質の定義とその具体的な内容
〇 QbDに基づく品質の作り込みのポイント
〇 品質リスクマネジメントのポイント
〇 開発段階に応じた規格及びその設定の考え方
〇 ライフサイクルを通した品質に係る取り組みのポイント
〇 安定性の評価方法と最新の動向

セミナープログラム

 1.医薬品の品質とは何か
  1.1 規制文書にみる品質の定義
  1.2 原薬・製剤の品質のポイント
   - 合成原薬と製剤の品質
   - バイオ医薬品原薬・製剤の品質
  1.3 Pre-formulationがはたす医薬品品質に対する役割り

 2.QbDに基づく品質の作り込み
  2.1 Quality by Designとは何か‐品質の作り込みを理解する‐
  2.2 品質リスクマネジメントのポイント
  2.3 「従来の方法」、「進んだ方法」で何か違うのか‐そのポイント‐
  2.4 QbDは、製造現場に何をもたらしたか‐製造現場におけるQbDの役割り‐

 3.開発段階に応じた取り組み‐規格項目・規格値設定‐
  3.1 規格及び規格設定にどう対応するか‐事例を基に考える‐
   - 規格設定のポイント‐原薬‐
   - 規格設定のポイント‐製剤‐
   - 規格設定のポイント‐添加剤‐
  3.2 開発段階に応じた規格・規格設定とは
   - 治験薬に求められる品質
   - 承認申請段階における品質
 
 4.品質評価とそのための試験法
  4.1 品質評価に使用される試験法とは
  4.2 試験法に求められるValidationのポイント
   - 開発段階における取り組み
   - 承認申請時に求められるデータ
  4.3 標準物質への対応
  4.4 Stability Indicating Methodとは?

 5.品質の安定性をどう評価するか
  5.1 規制文書が求める品質の安定性
  5.2 安定性評価方法のポイント
   - 測定条件の設定
   - ASAPとは何か
   - 製造現場が求めてる安定性
    ・ Hold Time
    ・ 輸送中の安定性
    ・ 医薬品使用現場での安定性

 6.治験届・承認申請書に見る品質
  6.1 治験届・IND・IMPDと品質
  6.2 承認申請書における品質
   - 承認申請書記載のポイント‐一変・軽微変更・目標値・設定値‐
   - 承認申請書との齟齬はなぜ起こるのか

 7.ライフサイクルを通した品質への取り組み
  7.1 ライフサイクルマネジメントとは何か‐その本質を理解する‐
  7.2 ICH Q12が求めている変更管理とは?
  7.3 品質システムとQuality Culture

 【質疑応答】


バリデーション,品質,規格,QbD,品質リスクマネジメント,CTD,ICH Q12

セミナー講師

ナノキャリア(株) 研究部 取締役(監査等委員) 宮嶋 勝春 氏(元武州製薬㈱ 製造技術部)

【専門】医薬品開発・製造、申請対応等
【職歴】
2000年‐2006年 テルモ㈱ 主任研究員 標的指向型リポソーム製剤の開発を担当
2006年‐2008年 奥羽大学薬学部 准教授 薬剤学・製剤学を担当
2008年‐2016年 武州製薬㈱ 製造技術部 部長 各種製剤の技術移転及びFDA、PMDA、KFDA、ブラジル当局をはじめとする各種査察において、洗浄バリデーション関係の回答者として対応。
【学会活動等】
1999年‐2000年 日本薬学会 評議員.
2002年‐2004年 ISPE日本支部 理事
2011年‐2016年 製剤機械技術学会 理事
2016年‐2021年 日本薬剤学会 評議員

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
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受講について

こちらは1/31実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます

・配信開始日以降に、セミナー資料(PDF)と動画のURLをメールでお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。


申込締日:2023/02/17

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


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受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品・医療機器・化粧品等技術   医薬品・医療機器等規制   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)

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